白ロム転売法

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ついにスマホSIMロック解除のガイドライン公開 白ロム転売の未来を考える

いよいよ総務省による2015年5月1日からスタートする「SIMロック解除の義務化」のためのガイドラインが策定・公開されました。

☆「総務省 「SIMロック解除に関するガイドライン」の改正

上記のサイトからPDFファイルで公開文書が読めますので、興味のある方はチェックしておきましょう。現在のキャッシュバック過剰やキャリアの囲い込みについてなどが書かれており、モバイル事業に関する読み物としてもなかなかおもしろかったです(笑)


いろいろなことが書いてあるのですが、その中で気になった点をいくつかピックアップしてみましょう。

1. SIMロック解除の義務は、すべてのモバイル端末に課せられるわけではない

→通常のガラケーやスマホは対象になりますが、「技術的にロック解除が困難なもの」や「特定の周波数・通信方式だけに対応しており、SIMロックが利用者の利益を損なわないと判断されるもの」などは対象外なのだそうです。

ということはauのガラケーやスマホは他キャリアでは使えないと聞きますので、解除されようがどうしようが関係ないのでしょうか。新しい機種なら他の方式でも通信できるみたいなので、「今後」という意味では良いのかな。

あるいはわざと独自の通信網・方式だけでしか使えない端末を作って売れば、SIMロックしたままで売れるってことでもありますね(そんな時代に逆行したことをするキャリアが出てくるのかどうかは別として)。

2. SIMロック解除義務の対象となるのは「2015.5.1」以降に発売されるモデルのみ

→それ以前に発売された端末では、今回の改定前のガイドラインに沿って取り扱われることが適当とされているため、今販売中の機種をSIMロック解除出来るようになる可能性は低いです。iPhone6,6PlusあたりがSIMロック解除できたら便利だな~とも思いましたが、そうはいかないみたいです。

3. SIMロック解除の手続き費用・コストは現状のまま?

→これは上記ページの「別紙4」に書かれていることですが、SIMロック解除は義務化されたとしても、その解除手数料は掛かるっぽいです。ドコモの場合は3000円(税別)が掛かりますね。キャリアの言い分としてはSIMロックをかける、解除するのにもシステム開発費用・対応の人件費などは他の手続きと同じように掛かっているためにSIMロック解除サービス利用者が負担することが適当、ということのようです。

国内の専用端末の場合はまだしも、iPhoneのような共通モデルに勝手にロックを掛けておいてそれはないよ、という気もしなくもない・・・

ガイドラインには「迅速かつ容易な方法で、無料でSIMロックができるようにする」ともあるのですが、電話やネットでの解除や店舗での解除などによっても違う可能性があるので、今後の実際の制度を注意して見ておく必要がありそうです。

また、購入後すぐにSIM解除が出来るというわけでもなく、一定期間(例えば分割払いの期間中とか?)はロック解除を拒否する権利も認められる模様。このあたりもどのように運用・ルールが決められるのか気になります。

4. SIMロック解除後の端末では、機能・サービスの一部またはすべての利用保証はなくなる

→利用者への注意事項として伝える内容の中に、他の事業者のカードでは機能やサービスの利用ができなくなることがある旨を理解させること、というのがガイドラインにあります。それはそうなのでしょうけれど、それでは「SIMロック解除で自由にキャリアを選べる」ってことには繋がらないですよね・・・。


このようにSIMロックの解除はできるようになるとしても、SIMロックを解除した時点でその端末が他の通信キャリアで自由に使えるようになることを保証するものではないというのがポイントですね。

単に制度の問題だけではなく、本当の意味でSIMフリー・キャリアフリーになるのはまだ先のことのようです。


さて、ここまではまだ一般的なお話なので、もう少しディープな白ロム転売に関連しそうなところを考えてみましょう。

まずSIMロック解除の義務化が行われると今のようなキャッシュバックが減ってしまう、利用者の端末購入価格が高くなる、という可能性が前々から言われてきました。

が、意見書の中にはこのキャッシュバックに対する各キャリアの回答もあります。そこでは「SIMロック・ロック解除はキャッシュバックの多寡に関係ない」とソフトバンクの主張が書かれています。そこまで言うのならば、このまま進めば来年もMNPキャッシュバックで稼ぐ方法は安泰か?という感じもします。

MNPをしたとしても結局端末は買い換えなければならないようなシステム(現状のMNPによるサポート優遇など)を継続するなら、SIMの解除があってもなくても新しい端末が売買されることになるわけですし、そこでお金の流れがあればキャリアやメーカーとしては良いのでしょう。

2年縛り(最近3年縛りも出てきましたが)のシステムは今後も続くみたいですし、長期間契約と引き換えにキャッシュバックを増やすという状況は今後も変わらないのでしょう。この状況が変わらない限り、白ロム転売の余地がありそうです。

あとはソフトバンクの端末をSIMロック解除すると、どこか他のキャリアで使えるのでしょうか?もし使えるなら今後はソフトバンクの白ロムの価値が少し上がりそうです。現状ではMVNOによる格安サービスが不在のソフトバンクですので白ロムが割安ですが、これが他の事業体SIMで使えるようになれば需要が増えそうです(古い機種で解除できるようになるわけではないので、旧端末は今のままの相場でしょう)。

SIMロック解除義務化になるとまるで大きくスマホの契約状況が変わるような印象でしたが、義務化後も実情は今のままなのかも知れません。

*ガイドラインはあくまでガイドラインであり、今後必要に応じて変わることもあるそうです。




by ke-onblog | 2014-12-22 22:48 | 白ロム転売法 | Comments(4)
Commented by にぱいあーる at 2014-12-22 23:41 x
こんばんは。
これはもう、完全に間違った方向だと思います。
電波の周波数帯のキャリアへの割当が違うのですから、ロック解除したところで、違うキャリアで端末をそのまま使ってもエリアも速さも充分でない場合が大いにあり得ます。消費者が混乱するだけです。
私のようなマニアは承知でやってますからいいですが、一般の人はまず理解することすら大変なはず。
結果、キャリアショップの窓口が混乱し混雑するばかりで消費者にとっては利益どころか害になると思われます。

その前に、現状は同じキャリアを使い続けるよりも乗り換えた方が、端末は安くなる上にキャッシュバックまであるのですから、SIMロックが障害になってるとも思えないんですよねえ。
キャッシュバックもらえて端末もタダなんて状況を横目に同じキャリアを使ってる人が、SIMロック解除できるからと言って乗り換えるようになるなんて、どう考えてもあり得ないでしょう。
Commented by ke-onblog at 2014-12-23 01:11
にぱいあーるさん、こんばんわ~

本当におっしゃる通りですね。私もこのSIMロック解除義務化が目指すところがよく判りません・・・。
ロックが解除できるようになる事自体は良いと思うのですが、問題はそこから先ですよね。

キャリアの窓口、大変なことになりそうですねぇ(苦笑)。この端末を解除したらどのバンドが使え、どのキャリアで、どのようなエリアで使えるのか、というのがハッキリと判らないと一般人(私も含む)には移動先すら決められ無さそうです。

制度を先に整えるのが良いのか、実際のサービス・システムを根本から改変することを優先すべきなのか判りませんが、このままでは何も変わらないどころか無用な混乱ばかりを引き起こしそうですね。今後の対応に期待・・・できるのでしょうか?? (´Д`)
Commented by にぱいあーる at 2014-12-23 12:54 x
昨夜は、善良な目線からの意見をしました。
ここで、ちょっと下衆な目線から。
キャリアとしては、混乱を招く他社端末の使用は控えてもらいたい、となれば、乗り換えの際には自社端末を買いやすくするという手段が考えられます。
となればすぐに思い付くのは、現状同様かそれ以上の乗り換え時の端末購入優遇措置。具体的には大幅割引やキャッシュバックです。
ということで、キャッシュバック戦線は激化する、と読みます。
総務省としてみれば皮肉でしょうが、自分のまいた種ですね。
Commented by ke-onblog at 2014-12-23 13:28
なるほど、SIMロック解除義務化でキャッシュバックは増える可能性すらありそうとのことですね。本当に本末転倒なルールになってしまいそうですね。

SIMロック解除義務化の話題が登場した初期にはスマホ転売、携帯乞食は終了かと覚悟したものですが、どうやら過剰に心配する必要はなさそうですね(公平性という意味では決して良いことではないのでしょうけれど)。
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