大型の店舗で欧州家具を展示、倉庫みたいな棚から商品をピックアップして購入するという日本では珍しいタイプの家具・インテリアショップとして人気があるIKEA(イケア)は行ったことのある方が多いかと思います。私もあの雰囲気が面白くて何度か行ったことがあります。
そのイケアはこれまで通信販売は行わず、商品は店舗購入のみが原則でしたが、今後数年内にIKEAの販売国すべてで宅配注文、つまりはネット通販を始めると発表したそうです。
☆「ヤフーニュース イケア、ネット注文で宅配サービス開始へ 店舗構える各国で」
今の御時世、ネット通販ナシではどんな分野でも生き残りが難しいのかもしれませんね。
ただ、このニュースは一部の人々にとっては絶望的なニュースにもなりそうです。
というのはタイトルにすでに書いていますが、このIKEAの家具を非公式でネット購入が可能ないわゆる「購入代行業者」というのがあり、そういった業者はもう廃業待ったなしでしょうね。
イケアの購入代行業者はイケアで売っている商品をネット上で注文を受け付け、オーダーのあった商品をIKEAで購入して客に配送するというもののはずです。そこにマージンとしていくらか料金を上乗せして稼ぐのでしょう。
それ自体はたぶん違法性はないのでしょうけれど、一時期勝手にIKEAの商品写真を通販サイト上に使ったとして著作権侵害的な意味で訴えられたところがあったはずです(そのニュースがあったときに代行業者の存在を私は知りましたけども(笑)
ですが、今後公式で通販が始まるとなれば当然店舗価格と同等か、あるいは店舗よりも安くなる可能性すらありますよね(店頭展示ではなく倉庫で保存、人件費も削減できるでしょうし)。そうなれば代行業者は完全に不要ですし、そもそも公式通販ができれば、代行業の存在を本家が許すとは思えません。悉く潰しに来るでしょう。
IKEAの通販が登場しても他の家具ショップがすべて廃業するほどまでの破壊力は無い(もっと安い通販や高級店は競合しませんし)のかもしれませんが、影響は大きそうですよね~。安くてオシャレなものが多いIKEAは、通販をたくさん利用する20~40代くらいには人気があるようです。
代行業者は別の道を探さなくてはいけなくなりそうで大変そうですが、個人的にはIKEAの通販登場は楽しみです。