デジイチ

2000円強64GBの激安microSDXCカードで容量偽装チェックの方法を試す

およそ1年半前にカメラ用として購入した64GBのSDカードの容量がいっぱいになってしまいました。

デジタル一眼レフカメラに使っていたもので、大きなファイルサイズの写真(RAWデータだと20MBくらい)を連写するためには転送速度がそれなりに速いSDカードでないとビジー状態になってしまうかと思い、80MB/sに対応したSDカードをこれまで使ってきました。
もちろんこのSDカードのデータを他に移してそのまま使っても良かったのですが、1万枚近いデータを整理すること自体が面倒だったのでとりあえずもう一枚用意することに。

上記のカードがノーマルサイズのSDカードで64GBを3,780円で購入しています。これでも当時はそこそこ安く・性能が高そうなものを選んだつもりだったのですけれども、今回はテキトーにアマゾンで安いものを選びました。

キングストン Kingston microSDXCカード 64GB クラス 10 UHS-I 対応 アダプタ付 SDC10G2/64GB 永久保証

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私が購入したときは上記のKingston製のmicro SDXCカードが2,149円でした。今は64GBサイズで2000円台のSDカードはいくらでもありますが2000円台前半となるとかなり安い部類だと思います。

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アマゾンに出ている写真と少し印字された内容が違いますが(実物は一番下に台湾製との記載)、パッケージには標準サイズへの変換アダプター1点が付いています。
2000円強64GBの激安microSDXCカードで容量偽装チェックの方法を試す_d0262326_17572930.png
システムで見ると、使用可能領域は58.2GB分と表示されています。

普通にアマゾンで購入したので偽物の可能性はそれほど高くはないだろうと思いながらも、価格相場よりちょっと安かったので容量偽装もありえなくはないかと思い、表示データの偽装を見破るためのツールを使ってみました。

☆「H2testw

このツールは実際にSDカードに書き込みを実行することで利用可能容量・書き込み速度を調べることが出来るソフトウェアです。ダウンロードサイトはドイツ語になってますが、実行時言語は英語も選べます。

exeファイルを起動すると全容量をチェックするか、指定した容量をチェックするかを選択出来ます。今回は全容量のチェックを走らせてみました。
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書き込み測定推定時間が30分超え・・・仕方がないので約50分(書き込み35分+読み込み15分)待ちました(´∀`;) 書き込み中の速度はほぼ27.5MB/s・読み込み64.5MB/sで安定していたようです。
Test finished without errors.
You can now delete the test files *.h2w or verify them again.
診断の結果、58.2GB分は問題なく書き込み・読み込みともに正常に行えることが判りました。ちなみに測定後はそのまま書き込みに使われた超巨大なファイルが残っているので、これを手動で削除しておかないと容量が占有されてしまうので忘れずけしておきましょう。

続いて「Crystal Disk Mark」で書き込み・読み込みのベンチマークテストもやってみました。
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パッケージには読み込み速度は45MB/sと書かれていたのですが、測定結果は77MB/sまで出ており、前回購入した80M/s対応のSDカードと比べて若干遅いですが、一眼レフ用でも普通に使えました。

↓こっちが80MB/sのSDカードです。
2000円強64GBの激安microSDXCカードで容量偽装チェックの方法を試す_d0262326_16583138.png
H2testwとCrystal Disk Markでは少し異なるデータが出ましたが、書き込み速度はキングストンの方が速いくらいです。これでお値段が4割以上安いとは。

kingstonは米国のメモリーメーカーであり、パソコン用のメモリーでは世界シェアトップクラスの有名企業です。耐久度はまだこれから使っていかなければ判りませんけれど、購入時の値段があまりにも安かったので偽物の可能性も疑っていたのですがとりあえず問題なさそうで良かったです(´∀`)  

このくらいの値段ならいちいちデータ整理をして容量を空けるために時間を費やすより追加で買ってしまったほうが効率的ですね(笑)

今回は容量・読み込み・書き込みスピートともに問題なさそうでしたが、海外から激安のSDカードなどを輸入すると偽物が混じっていることも多いと聞きます。ただパッケージが違うくらいならいいですが、容量偽装・速度表示の改ざんなどもありえるため、価格の安さに釣られて変なものを買ってしまわないように気を付けたいところです。

購入後に書き込みにやたら失敗する・速度が遅い気がするという人はH2testwやCrystal Disk Markなどのツールを試してみると良いでしょう。

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by ke-onblog | 2017-02-02 20:07 | デジイチ | Comments(0)

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