Uモバではワイモバイル回線を使った「U-mobile Super」というのもありますが、U-mobile MAXは普通のドコモ回線を借りたサービスです。
月間25GBまで利用できて、データSIMなら月額2380円。SMSはオプション+150円、音声SIMだと2,880円となっており、キャリアの20GB/30GBプランはもちろんのこと、他のMVNOと比べても半額くらいの設定です。
U-mobile MAXがどのくらいの速度が出るのか評判も全く知らないのですけれど、現在私も無料トライアルを試しているところではありますが、通常プランでさえあの速度ならMAXも速くはないでしょうね(´∀`;) 無料回線の場合でも、閑散時間帯はそれなりに使えますが、お昼時は1Mbps以下への低速化は避けられません。夕方も。
今、2月17日19時20分時点でU-mobileトライアル回線の速度は【下り0.4Mbps, 上り10.63Mbps, ping 75ms】でした。
でも、深夜帯や閑散時間帯にそれなりに速度が出てくれれば人によっては使い道があるのかもしれません。25GB使えて2380円は、もうライバルはWiMAXサービスです。
MVNOの大容量プランは、キャリアのように通常容量(3~8GBくらい)のプランに比べて圧倒的に安いわけではありません。ドコモなら2GBプラン:3500円→20GBプラン:6000円のように単価は1/5以下に激下がりしますが、上記の画像のようにMVNOでは1GBあたり200円くらいまでは下がっているものの、せいぜい標準的プランの2/3~1/2程度です。
たぶん料金のシステム的にMVNOで大容量プランを割安に提供しすぎるとキャリアから借り受ける帯域のコストに見合わないために安くなりすぎない設定になっているのかな~と思っていましたが、U-mobile MAXはまさに価格破壊的設定。他社がこの価格に揃えてくるのは無理でしょう。
といっても、LTEの使い放題プランだっていくらでもあるのですから、大容量プランの場合には問題は料金よりも安定した速度の重要さが大きいとは思います。速度を犠牲にしてユーザーを詰め込めば料金は相当安くても一応サービスとして成り立つのでしょう(需要があるかどうか、事業としてサービスを維持できるかどうかは別として)。
MAXプランの月額2380円という設定は、Uモバの使い放題プランであるU-mobile Premium(データSIM 2480円)よりも100円安くなっています。わざわざ「Premium」と「MAX」を分ける意味はあったのでしょうか(´∀`;)・・・ Premiumの方は数値の明記はありませんけれど短期間制限を付けていて、MAXではそれがない(25GBまでは容量による低速化無し。低速利用時は3日で360MB制限あり)ということですかね。
データSIMならU-mobile MAXプランも最低利用期間・短期解約違約金は設定されていないので、速度の低速化はある程度許容できて・WiMAXを契約するほどじゃないけど普通のMVNOの容量では足りない・かつお金は3千円以下が絶対条件、といったなかなかニッチなところを狙ったプランという感じでしょうか。
普通の格安SIM回線の大容量プランとも、WiMAXとも少し違う需要に対応したサービスなのでしょう。
なお、このMAXプランの契約はU-mobileの無料トライアルコースからのアップグレード(プラン変更による継続)には対応していません。トライアルの5GBプランからは1GBプラン・使い放題・ダブルフィックスの3種類にのみ変更でき、音声SIMや別のコースを契約する場合は一旦解約してから再契約ということになるはずです。
ルーターとして使いたいならたぶんWiMAX2+のギガ放題の方が快適でしょうし、この料金で提供するということは速度も普通のMVNOと比べても全体的に遅い可能性が高く、利用者をかなり選ぶプランだと思いますので、価格の安さよりも自分の使い方にあっているかどうか良くサービス内容と比べて検討したほうが良さそうです。
☆「U-mobile」