Xiaomiはスマホ機種もいっぱい出していますが、スマホ関連アクセサリー・タブレット・ノートパソコン本体から掃除ロボットまで、かなりの幅広いジャンルの製品を扱っています。
今回代理店になったという「TJC」という会社がどんな製品を扱う予定なのかは現段階では発表されていないみたいですが、スマホ機種が発売される可能性もありそうです。
Xiaomi製のスマホは現在はいずれも日本の技適を通していないので、国内で使うと一般的には電波法違反になっちゃいますが(関連記事: 技適マークのないスマホはWi-Fi運用でも違法?海外SIMフリー端末の利用と電波法 )、既存の機種でも対応周波数的にはそこそこそのままでも日本で繋がります。
昨年はグローバルローミングさせて使うために中国移動の回線を用意して、ソフトバンクのネットワークに繋げたりもしました。
Mi5/5sは国内のバンドと合致するものはそこまでは多くないものの、グローバルモデルが用意されているMi Note2は非常に多くのバンドに対応しています。
FDD-LTE (频段 B1,B2,B3,B4,B5,B7,B8,B12,B13,B17, B18,B19,B20,B25,B26,B28,B29,B30)Note2のグローバルモデルではauで使われているB18,26もCDMAのBC0もあります。
TDD-LTE (频段 B38,B39,B40,B41)
TD-SCDMA (频段 B34,B39)
WCDMA (频段 B1,B2,B4,B5,B8)
GSM (频段 B2,B3,B5,B8)
CDMA (频段 BC0,B1,B10,B15) -http://www.mi.com/minote2/specs/
技適の問題は複雑すぎるのでここで論じるのはやめておきますけれど、こうしたモデルを日本で正式に取り扱えれば、iPhoneレベルに汎用性の高いSIMフリースマホになれる可能性もあります。
Note2は中国の現地価格でもグローバルモデルはそこそこなお値段なので、そう簡単に代理店が取り扱えるかな・・・という疑念もあります。そもそも「TJCってどんな会社?」という人の方が多いでしょう。私もなんとなく聞いたことがあるような・・・という程度しか、最初は思い出せませんでしたし(苦笑)
☆「http://www.tjc-jp.com/」
TJCの本社は六本木、東京ミッドタウンの近くにあるのですね。
TJCといえば・・・、どこかで見たことがある名前だと思ったら、過去にはSIMフリースマホの「STAR Q」という機種を扱っていたことがあります。STAR Qは一般量販店でも売られていたはず。そして、不良在庫はイオシスへ・・・
TJCは少し前に話題になったWIKO TOMMYも扱っています。このように過去にかなり広くSIMフリースマホを国内向けに卸していた実績もありますので、Xiaomiのスマホシリーズを扱える手腕もありそう・・・でしょうか。
Xiaomiではスマホ以外にも比較的取り扱いが容易いであろうイヤホンやモバイルバッテリーなどの雑貨も多くありますので、そちらだけの取り扱いにならないと良いですね。
そして何よりも気になるのは、値段です。Xiaomiのスマホはとても良い出来なのは実際に私も持っていますので疑いはないのですけれど、それはあくまで「安いから高評価」なのであって、代理店価格が高くなってしまうのでは魅力は半減しますから。
上記の写真で掲載したMi5の場合、個人輸入をすれば確かに2万円台で買えちゃうわけですが、アマゾンで並行輸入品を買うだけでは3万円半ばが今の相場。それでもMi5の能力を考えれば全然お買い得ですけれど、代理店が間に入ったときにどれくらいのマージンが価格に反映させられるのかが気になりますねぇ。
スマホやタブレット・パソコンなどを扱うのであれば先述の技適の問題もあり、それ相応のコストも掛かるはず。大量に販売すれば1台あたりの取扱いコストは下げられるのかもしれませんが、そこまでTJCが大規模なマーケティングを出来るのかはわかりませんね~。STAR Qの前例を先に出しましたが、イオシスに1000台単位で在庫が流れちゃうくらいなので・・・
一方、すでにTJCでは一部のXiaomi製品をヤフーショッピングやアマゾンで売ってます。
☆「小米 (xiaomi) [最新]インナーイヤー 高音質、音量コントロール可能、マイク付き、ハンズフリー通話対応」
このイヤホンは中華通販を使えば16ドルで買えます。
☆「Gearbest Original Xiaomi Mi IV Hybrid Dual Drivers Earphones」
輸入代理店なのですから、個人輸入より値段高くなるのは当たり前です。でも、個人で取り扱っているのとは違い、メーカーと企業が本気を出せば、技適を取得して国内へ販路を作ることだって出来るはず。そういう意味で今回のニュースは本当に日本市場に大きな影響を与える可能性があるニュースです。
今TJCが運用しているアマゾン・ヤフショ・楽天市場などの価格を見る限り、ボッタクリ価格ということは全くありませんけれど、直接のECにはそこまで力を入れている感じではないですね。B to CだけでなくB to Bもやっているので、そちらの販路を大きく広げられればXiaomi製品が日本のショップで簡単に買えるようになるのかもしれませんね。
技適が関係ない上記のイヤホンのような雑貨だけを扱うということであればそれほど面白みはありませんので、今後のTJCの動きには期待したいですね。今の個人輸入価格と同等というわけにはいかないでしょうけれど、アマゾンのマケプレにある並行輸入品レベルの価格で技適取得モデルを出せば、きっと売れます。
Xiaomiのスマホはローエンドからハイエンドモデルまで幅広い機種があります。スマホを扱うにしても、どの機種を国内で売るのかもビジネス的には重要でしょう。ぜひぜひTJCには日本のSIMフリースマホ相場をさらに引き下げられるような価格破壊級の端末を持ってきてほしいですね~。
昔からりんごの頃から続く神話あるですし:日本を制すれば、世界を制する。
是非xiaomiとか日本で本気出して欲しいですね
元々PCパーツでメジャーだったASUSやキャリアや大手量販と組んで認知に勤めたHaweiの次ですから厳しそうな気もしますが
個人的に国内第一位のアジア系メーカーに就くのはHTCだと思ったんですけどね…庭が林檎に媚を売らなければ!
中国ではファーウェイのほうがXiaomiよりかなり高い値段で売られている印象なのですが、高級志向のある富裕層にはMate9も人気なのですね!ファーウェイは本当にうまくブランディングを成立させている印象があるので、後手に回ったXiaomiがどこまで食い込めるか見ものですね。
Mi Note2のLTE B18/19対応がかなり謎だったのですが、ある程度日本も織り込んでいたのか?とも思えて来ました。
日本で売りそうなスマホ機種予想。
・わざわざ技適取る以上、それなりに生産続ける見込みの新しめの機種
・周波数対応が比較的楽
・香港台湾で発売済(海外展開する意志のあるモデル)
といった線で考えると、最有力はやはりMi Note2でしょうね。
あとは元々対応周波数少なくてローカライズ前提仕様のRedMi Note4xでしょうか。これが2万円前後で出たらそれだけでかなりの線で行けそう。
穴としては、香港台湾版があるMiMaxとMi5sあたり。MiMaxのサイズは競合が価格高いので一部にはウケそう。ただこの辺は今年前半に後継が出る可能性が高いので、そちらの投入もあるかも。
楽しみに待ってます。
HTCはその他の国では頑張っているのかもですが、ドコモとソフトバンクに見限られ、SIMフリー端末もDesireシリーズが最初のうちはそこそこ話題になっていましたが、最近は全然見かけなくなりましたね^^; スマホ事業で赤字も出しているようですし、本当に競争の激しい業界ですよねぇ。
Redmi 4Aくらいの低スペック機種のみだとちょっと物足りないですが、Note 4Xを2万円台くらいで持ってこられれば十分売れそうですね!どの機種を持ってくるのか、本当に楽しみですよね~。(そしてにぱいあーるさんの予想が的中するかどうかも楽しみなりました(笑)