今巷で話題のSamsungの新型スマホGalaxy S8, S8+の輸入価格は発売直後だけあってかなり高額です。eBayを使って輸入したとしても10万円を切るのは難しく、ネタ用に買うにはちょっとハードルが高いなと思っていました。
そこで最近私がチェックし始めた中華通販サイトの一つ、「Sunsky」というショップの新着商品にこんなものがあったので、つい衝動買いしていまいました。
外側だけの模型、いわゆるモックアップ。まだ正式発表されてからそれほど時間が経っていないのに、もう作られているのですね~
お値段は1個あたり6.74ドル~。このショップは業者用にたくさん買うと単価が安くなるというシステムを標準搭載しています。
この商品だけなら、たぶん普通に買えたと思うのですが、SunskyにはGalaxy S8以外にもたくさんのモックが売られており、ついそちらにも目移りしてしまって・・・
送料が15ドルもするのですが、それでもモック1個あたりなら1000円以下のコストで買えるのなら良いか、と思って注文してしまいました。支払いにはPaypalが使えます。
意気揚々と注文したまでは良かったのですが、そういえばモックの輸入には何か色々と問題があったような・・・と支払いまで完全に済ませた後、過去にチラリと見た情報を思い出しました。
そこでググってみると、
☆「Ready For 海外スマホのサンプル(モックアップ)を輸入したい!」
そうでした、去年このクラウドファウンディングを見かけていたのでした。
上記の企画では「保土ヶ谷モックセンター」さんという業者がモックの直接買い付けをするためにお金を集めたという話(残念ながら失敗されたようですが)なのですが、この関連サイトに「過去にモックを輸入しようとして没収された」とあるのです。
そう、モックは税関に引っかかることがあるのですよね。。。
更に調べると、こんな情報もありました。
☆「LH MAGAZINE 税関に没収!?悲惨なる個人輸入体験記」
こちらの方も、やはりiPhoneのモックを中国から輸入しようとして失敗されています。没収までの流れは詳しくサイトに書かれているので、モック輸入に興味のある方は必読です。
上記体験記の中にも出てくるように、日本の税関では海外から輸入できない商品があると、それを国内に入ってきたところでチェックして、止められてしまいます。
よく聞くのは日本の薬事法で引っかかる海外の製品や、ブランドのコピー品です。昔は日本でもブランドの偽物・パクリ商品はたくさんあったような気がしますが、今はいろいろと規制で厳しいようで。私が関わったことのある輸入だと、バッテリー・電池が輸送できないので、電池だけ外して輸入したということなら過去にもありました(これは税関の問題より、輸送業者の問題かもですが)。
モック輸入の場合に引っかかる原因は商標権侵害でしょうね。これが特にアップルの製品では厳しそうですね~。
Sunskyで扱っているGalaxy S8には目立つロゴがなさそうなので多分大丈夫かな~とは思うのですが、レッドバージョンのiPhone7 Plusは完全にアウトかな、と(苦笑)
iPhoneのモックアップは1個5ドルちょいだったのでそれが届かないだけなら、まぁそれはそれで構わないとも思ったのですが、上記の体験談に書かれているようにDHLを使って輸入した場合には倉庫での保管料金や廃棄のためのさまざまな手続きなど煩雑な厄介事に巻き込まれる可能性があり、それは精神衛生上よくなさそうなので、間に合うならキャンセルしようと思い、Sunskyに問い合わせました。
中華通販サイトでは注文のキャンセルではけっこうトラブルが多いと聞くので戦々恐々としてコンタクトを取ったのですが、すぐに注文を取り消してくれました。
送った内容は以下のような感じ。
私「注文をキャンセルしたい。アップル製品の偽物は日本に輸入できないと聞いたので、注文を全てキャンセルするかアップル製品を除いたものだけを買いたいので、何とかして」
Sunsky担当「あなたの注文に、ダミーの模造品があることが確認できました」 「これは偽物ではなく「模型」であり、これまでに客に発送したけど問題はなかった」「もう箱詰めされているので、送らせて欲しい」「でも、キャンセルしたいのであれば出来る。どうする?」
私「模造品であることはわかっているのですが、それは「アップルの正規品」ではないでしょう?アップルのロゴ付きの非正規製品は日本では商標権侵害により税関で止められたケースを聞いています。問題がなければ買いたいのはやまやまだが、リスクが高すぎるのでやっぱりキャンセルで」
Sunsky担当「わかりました。問題はありません。ではオーダーはキャンセルし、返金します」
私「サポートありがとう。また別の商品を注文するのでそのときは宜しくね」
最初のメッセージ返信まで3時間くらい掛かりましたが、その後のやりとりはリアルタイムですぐに返ってきました。その数時間後には上記スクショの通り、マイページに進むと「Paid」から「Cancelled」に変わっていました。返金についてはまだ完了していませんけれど、Paypalを使っているのでちょっと時間は掛かるかもですがそのうち処理されるでしょう。
ということで、時間と手間はロスしましたが先駆者のおかげで金銭的な損失は回避出来そうです。スムーズで明確な問い合わせが出来たのでSunskyの担当さんの対応は好印象でした。
Sunskyはスマホ用のパーツがすごく豊富なので、修理用の部品輸入などには使えると思います。送料がやや高めなので、少量を扱う個人よりは業者向き。
中華通販の利用に慣れていればスマホのモックを輸入注文すること自体は簡単なのですが、商標権侵害はどうにもならないっぽいのでApple製品のモック個人輸入はどうやらやめたほうが無難そうです。運良く税関に止められなければ買えちゃうかもですが、引っかかった場合に購入価格以上のコスト・手間が掛かるのはいただけません。
今回もしキャンセルが間に合わなかったらそれはそれでネタにはなるかなと思いつつ、先人の貴重な体験談があるのに同じ轍を踏む必要もないと判断して注文キャンセルに至った、というお話でした。
モックを買うならすでに日本に入ってきたものか、メーカーロゴの無いものにしたほうが良さそうです。モック輸入は面白そうなのですが、クラウドファウンディングでは上手くいかないくらいなのでビジネス的には需要不足ですかね(苦笑)
モックが買えないのならやっぱり実機を買うか・・・。でも1台に10万円出すくらいなら、貧乏性な私は型落ちした3万円くらいの機種を3台買いたいと思ってしまうので悩ましいです(´∀`;)
S6edge、S7edgeと使ってきた感覚で、あの造形、さらに誤タッチを誘発する形にしか見えないんですよね。
エッジスクリーンの機種そのものも、もうやめたいと思っているところです。(だからMiNote2も今のところ見送り)
対応周波数マニアとしては、例年Galaxyのフラッグシップはとても魅力的ではあるんですが。
S8はにぱいあーるさんの御眼鏡には適いませんでしたか~。私も雰囲気だけモックで味わえれば良いかなと思ったのですが甘かったです(苦笑)
急激に詐欺被害が増えているのは、しばらく情報取得を続けて一気に騙しにかかっているという手法なんですかねぇ。アマゾンのセール情報は拡散されやすいので、被害も広がっているみたいで・・・。それにしてもよくブラックサンダルさんは踏みとどまりましたね~。ナイス回避です(´∀`)b
個人輸入する時はリスクがあるので、いろいろ調べますよね(笑)。自分もそれで読んだ記憶あります。
ボッシュート、超怖いですね~(((n;‘Д‘))η 漫画やゲームのキャラクターモノは普段から避けるようにしていたのですが、モックも没収対象であることをすっかり忘れて衝動買いしてしまいました。先人の知恵を借りられるネット様様です^^;