ソフトバンクは1月18日より、2018年版の学割とともに新しくスマホデビュー割の対象機種に2017年モデルのiPhone 8, iPhone 8 Plusをぶち込んできました。ドコモも昨年末に新規・MNP限定ながら端末購入サポートに入れてきましたが、ソフトバンクは別方向からも攻めてきましたね(SBもiPhone8/8PlusはMNP限定で一括値引き対象。詳しくは「ソフトバンク 一括購入割引対象機種・違約金一覧」参照)。
ドコモの「docomo with」の場合は家族とのデータシェア前提で月額280円~というインパクトのある数字を出していますが、ソフトバンクの場合は1回線だけで月額1,980円の基本料金が実現できますので、異なるターゲット層を狙っています。
スマホデビュー割の1,980円維持の内訳は、
・スマ放題ライト +1,700円
・ウェブ使用料 +300円
・データ定額ミニ 1GB +2900円
・スマホデビュー割 -2,457円
・おうち割光セット -463円
以上の合計1,980円(税別・ユニバ料金別。1月17日以降もデビュー割減・光セット増で合計1,980円のまま)となります。
1GBプランが初めて登場した頃、「月額5000円以下のプランを出せ」という国からの要請の穴を的確に突き、スマホ割引がなくなって結局高くなるのに、それでも上を満足させたというトリッキーかつ無意味なシステムかと思ったものですが、、、
その後は1GB+5分カケホでは月月割を付けない代わりに、特定の型落ち機種を代金自体を安く提供することで上手くライトユーザーを取り込む事に成功していたように思います。
そこにさらに、今度は発売からまだ4ヶ月のiPhone8/8 Plusを入れて選択肢を広げるというのは、「安い維持費かつ最新のiPhoneを使える」という組み合わせはMVNO/格安スマホに対する強力な武器になりそうですね。
スマホデビュー割利用時のiPhone8/8+の価格は、
iPhone 8 64GB 月額+2,500円×24ヶ月分=実質60,000円
iPhone 8 256GB 月額+3,000円×24ヶ月分=実質72,000円
iPhone 8 Plus 64GB 月額+3,000円×24ヶ月分=実質72,000円
iPhone 8 Plus 256GB 月額+3,500円×24ヶ月分=実質84,000円
とのこと。普通に月月割を適用した場合よりはもちろん端末代金の負担表記としては高いのですが、デビュー割分(-2457円)を2年分考慮すれば1GBプランの契約で iPhone 8 64GBがたった600円(2年で60,000円-59,400円)の実質負担と同じです。
ドコモでは単一回線では最小データプランは2GBからですし、auのピタット/フラットプラン・1GBプランでは毎月割が付かないので、スマホデビュー割限定とはいえ「iPhone8は使いたいけどデータ容量は少しでいいからなるべく安くしたい」というユーザーの受け皿になりえそうです。今まではこれはSIMフリースマホ+格安SIMサービスの得意分野でしたけれど、そこに切り込んでいく感じなのでしょうか。
基本料金の1980円~にはおうち割光セットを含んでいます。このおうち割光セットは同時期である1月17日から改悪が予定されていますが、1GBプラン向けでは税別で500円になり、スマホデビュー割の金額が調整されて、結局同額の1980円になります。
おうち割光セット分が463円→500円になる代わりに、スマホデビュー割が2,457円→2,420円になり、数字がキリの良いものに変わります。
おうち割光セットが使えなくてもスマホデビュー割適用時の維持費は500円変わるだけなので、まぁこのあたりは人それぞれの選択次第でしょう。auのスマバリ1000円引き前提・1年限定なピタットプラン1,980円~表記よりマトモに感じます。
スマホデビュー割対象の機種としては、他にも
・DIGNO G 月額+1,000円
・AQUOS Xx3 mini 月額+1,000円
・シンプルスマホ3 月額+1,500円
・iPhone SE 32GB 月額+2,000円
・Xperia XZs 月額+2,000円
・AQUOS R 月額+2,000円
といった機種もあります。今まではiPhoneとしてはSEしかありませんでしたが、SEと8ではCPUで2年分(A9→A11)・その他は4年分(iPhone 5sの2013年→2017年)の進化がありますので、+月額500円ならばPhone 8を選ぶ人のほうが断然多くなりそうです。
スマホのデビュー割引はauでもドコモでもありますが、ソフトバンクのデビュー割+iPhone8シリーズの投入は、少しずつ購入者のターゲットが違っていて、各社の戦略方針の探り合いがプラン・割引対象として現れているのかな、と見ていて面白いです。
ソフトバンクの学割・スマホデビュー割は1月17日から受付が始まりますので、ソフトバンクへ回線を移そうと考えているのなら対象機種やプラン・セットにするネット回線契約を今のうちに検討しておきましょう。
☆「SoftBank Air」
☆「ソフトバンク ホワイトBB」
☆「ソフトバンク光」
なるほど、確かに良くわからないですね~。
と思いましたが、たぶんNGですね。スマホデビュー割のMNP利用時には「ドコモ ケータイ、 au ケータイ」のいずれかであることが条件に入っているので、提供条件通りに判定するのなら厳しそうです。番号移行を機種変更とみなす場合にも、「ソフトバンクのケータイ」であることがやはり条件なので・・・。一応問合せてみましたので、また結果が判ったらお伝えしますね^^
最低維持費について、各キャンペーンを駆使したらいくらまでできるかを調べてました。各キャリアの提供条件から「穴」が無いかを探すのが面白かったのですが、今は固定回線セットが必要だったり、家族複数人利用が前提だったりと、難解になってますね~。『コ○キに、イチキュッパやイチヨンパを下回る運用をさせるものか』という、キャリアの強い意志を感じます(笑)。
問い合わせた結果、併用可能との答えが返ってきました!提供条件を読む限りではダメっぽくみますので、実際に出来るかどうかはやっぱり良くわからないのですが(笑)、出来そうな回線があるのなら試してみる価値はあるかもですね。
最近は成績が上がってイセンティブが増えたのか、下手なショップよりも好条件なこともあるので、どう動くか見ものですね~