一方では、ショップでのスマートフォン販売価格、スマホの月額料金/維持費をシミュレーションする際に、スマホの下取りを前提として「一括0円(下取り込み)」や、最近流行りの「アップグレードプログラム・半額サポート」では初めから一定期間後に端末を返却することが、価格に組み込まれるケースも増えてきました。
一概にあの「スマホレンタル」のような仕組みがダメだとは言いませんが、キャリアとしてはあの売り方を拡大したいようで、最近は相対的に下取りプログラムが残念なことになっているような気がします。
ドコモの機種変更応援プログラムはちょっと他社の半額販売商法とは意味合いが違うのですけれど(端末の販売価格が安くなるわけではないため。詳しくは「ドコモの機種変更応援プログラムプラスをデメリットゼロで活用する考え方」のあたりを参照)、ドコモの下取りプログラムも最近価格がどんどん渋くなっていますね。3キャリアのなかでは、今は一番iPhoneの査定が低いですし。
例えば、2018年6月時点のiPhoneシリーズの下取り額は、docomo/au/SBの順番で
・iPhone 6s Plus 19000/23760/24000
・iPhone 6s 14000/17280/17280
・iPhone 6 Plus 12000/15120/17280
・iPhone 6 7000/11340/11400
・iPhone 5s 3000/4320/4800
このような価格になっています。(いずれも画面割れ・故障なし、MNPの場合)
iPhone 6sもすでに発売から2年以上が経過していますので、この程度の下取り査定が低すぎるというわけでもないと言えるのかもしれません。実際、iPhone 6sの白ロム相場もかなり下がっており、「ノジマオンライン 中古コーナー」だと1万円ちょっと出せばSB・auモデルならばそれなりの中古品が買えるわけですし。
さて、このような状況になると「MNPする場合に白ロムを仕入れて下取りプログラムを活用して節約する」という常套手段も、なかなか高価値の端末を安く手に入れ、大きな割引として活用できるチャンスが少なくなってきたと感じる人も多いはず。掘り出し物の安売り品を見つけることができる・本当に不要になった端末を処分することができればそれで良いのですが、、、
3キャリアの中で比較的まだ下取りプログラム節約術が使いやすいのはソフトバンクでしょう。SBには「他業者のAndroid・その他のAndroid機種」といった大雑把なグループがあり、どんなに古い端末でもちゃんと動作すれば1万円~の割引代わりになります。
それぞれ同じグループのなかにもかなり格差があるようですが・・・Galaxy S8+とGalaxy S5が同額って(苦笑)
(Aグループ)Xperia™ XZs、Xperia™ XZ Premium、Xperia™ XZ 、Xperia™ X Compact、Galaxy S8、Galaxy S8+、HTC U11、Nexus 6、Nexus 6P、Galaxy S5、Galaxy Note Edge、Galaxy S6 edge、Galaxy S6、Galaxy S7 edge、Galaxy Active neo、Galaxy A8、Nexus 5X、HTC 10- (Bグループ)Xperia™ ZL2、Xperia™ Z2、Xperia™ Z3、Xperia™ Z4、Xperia™ Z5、Xperia™ X Performance
Nexus 6は2年半前に私も買いました。当時はあの大きさに感動したものですが、さすがに今となっては最新機種に見劣りするようになりましたので、がっつり使い込んで2万円割引なら悪くない感じです。
Bグループの場合は、2014年発売のXperia Z2シリーズからスナドラ820搭載機種のXperia X Performanceまでが同額です。au版のSOL25の白ロムは1万円はしません。この機種はバッテリーに問題を抱えている端末が多い可能性が高い(ユーザーにより非公式交換されている可能性もあり)ので、本体がちゃんと動作するかどうかをよく確認する必要がありますけれど、流通数はまだそれなりにあるので、相場より多少安く手に入れられば、下取りプログラムとの価格差がいい感じに。
それ以外は、10,800円相当の割引に使える「Androidその他」端末を用意するのが最も簡単です。通常4~5年くらい前のスマホなら二束三文の価値しかありませんので、手持ちの古い在庫処分に使うのが良いでしょう。安い白ロムを探せば1~2千円くらいで買えるものでも十分です(もちろん画面割れや故障がなく、ちゃんと動作する必要はありますので目利き力は求められますが)
白ロムの入手先はヤフオクやフリマ、あるいは高いポイント倍率を狙えそうならヤフーショッピングや楽天市場の白ロム在庫からTポイントや楽天ポイントを消費して仕入れるのもありでしょう。どの機種がどこで安く買えるかはタイミング次第です。大手の中古携帯取扱店舗・リサイクルショップ店頭でも買えないことはありませんが、激安品を探すのはちょっと難易度が上がります(下取りとの価格差が大きい特売品はすぐになくなるでしょうし)。
今は2018年夏モデルが発売されるタイミングに合わせてドコモではいくつかの機種の査定が下がったので、状態の良い在庫を下取りではなく白ロムショップに売却したほうがマシなケースもあります。
キャリアの下取りプログラムを普通に使う・白ロムを仕入れて使う・下取りプログラムを使わず白ロムとして売る、この選択は機種とタイミング次第で使い分ける必要があるので、対象機種の査定額・白ロム相場をよく調べてから挑戦する必要がありそうです。昔のようにとりあえずiPhoneを買って下取りプログラムに使えば良いという時代からは変わってきています。
☆「ドコモ 下取りプログラム」
差額が大きい機種を上手く仕入れ・すぐに下取りに出せるのなら良いですが、下取り改定で価格が急に下がるリスクもあるので、その他の全般端末だとずっと安定した割引に使えるのが良いですよね~。ドコモだと一覧に無い機種は100ptですものね(´∀`;)
SoftBankは、ホワイト&2段階データでの運用やスマホデビュー割が、今後PIする回線では使えなくなる予定で、改悪以降はデータシェアなどでしのぐしかなそうなので、その際は子回線では割引額が子回線基本料を上回って引ききれない場面も出てくるかと思うので、商品券などで対応してくれるショップは、今よりも重宝する事となりそうですね。
S5が5kとはまた格安ですね!!通常の利用としては難ありレベルでも下取り満額に出来るのは嬉しいところですね~。
ホワイトプラン・スマホデビュー割の両方が一気に終わってしまうとSBが一気に使いにくくなりそうですね・・・せめて下取りだけは今のレベルを維持して欲しいものですね(´∀`;)
下取り基準も変更ですか~。店舗や担当にもよるのかもですが、確かにこれまでSBの下取り審査は緩かった印象がありますね(笑) 総務省も中古端末の国内流通がどうのこうのと騒いでいますし、今後下取りや中古買取相場がどうなっていくのか気になりますねぇ。