時代の流れなので仕方がないことなのかもしれませんが、一部界隈の人にとっては衝撃的なニュースでしょう。
KDDIは2018年7月20日、auにて提供している3G携帯/スマホ向けのサービス「CDMA 1X WINサービス」の新規受付を2018年11月7日を以って終了させることを発表しました。
これに伴い、いわゆるスマホ回線の持ち込み機種変更による「シンプル化」が完全に出来なくなる見込みです。
「4G LTE」サービスから「CDMA 1X WIN」サービスへの変更も本終了の対象です
これは3Gサービスの新規受付を終了させると同時に以下のプランへの加入ができなくなるためです。
カケホ (3Gケータイ・データ付) ・ カケホ (3Gケータイ) ・プランZシンプル ・ プランSSシンプル ・プランEシンプル ・ プランSシンプル ・WINシングルフラット・WiMAX (シンプル) ・ WINシングル定額 (シンプル)・ PHOTO-Uプラン ・ PHOTO-U TVプラン・ あんしんGPSプラン ・ オフィスケータイプラン・ WIN ぷりペイド
シンプルEプランは月額743円~で利用できる、低価格プランとしていろいろと活用の方法がある時代もありました。。。
すでにドコモやソフトバンクでも新型のケータイは4G(LTE)通信に対応していますが、auの場合は3G接続をしない、4G/VoLTEのみを利用するケータイ・スマホが主流になってきています。昨年3G回線にも対応したGRATINA 4G KYF34という機種発売もありましたけれど、一般用途向けとしてはもう3Gの時代ではないということでしょう。
あまり技術的なことについて詳しくは私も知りませんけれど、auの3G接続規格であるCDMA2000/1Xは世界的に見ても珍しいらしく、国内においてもドコモ・ソフトバンクとは規格が異なり、その性質上からいろいろと端末の周波数対応が面倒なことになっていたため、KDDIとしても早めに完全4G以降を目指していたというのはあったかと思います。それがついに、という感じですね。
2016年11月1日をもって携帯電話購入を伴う「ぷりペイド専用電話」の加入申し込み受付を終了しました。 なお、お客さまご自身がお持ちの3Gケータイをauショップに持ち込まれて、「ぷりペイド専用電話」の加入申し込みをされる場合については引き続きお手続きが可能ですが、2018年11月7日をもって受付を終了しますのでご注意ください。
auのプリペイド通話プラン「ぷりペイド」も終了ですね・・・。プリペイド回線については、これにより3キャリアのうちソフトバンクのみが実質的にサービスを継続しているということになるのでしょうか。
ドコモにはPlaystation Vita用に「プリペイドデータプラン」というものが存在しましたが、2017年3月末に提供を終了しています。
3G回線の停波(サービスの停止)自体はまだ案内されておらず、すでに3Gプランで契約中の回線であれば、同サービス内のプラン変更自体は11月8日以降も可能としています(ただしプリペイドプランとその他CDMA 1X WINサービス間での変更は不可)。
auの3Gサービスがどうしても必要なユーザーというのはごく限られているのだと思われますが、白ロム業界としては、3G専用の白ロム端末の価値が激減する恐れがあります(現時点で旧端末にそこまで価値があるのか?という話は別として)。
サービスが継続している間はSIMカードの入れ替えによる機種変更需要があるのですぐに無価値になるということはないはずですが、次第に3G端末の需要はなくなっていくのでしょう。
なんだか寂しい感じもしますが、かなり前からauの3Gサービス終了は噂されていましたし、昨今では割引にauピタット・フラットプランの契約がほぼ必須の状態になっていることを鑑みると、このタイミングでのアナウンスは妥当なところなのかもですね。
auのシンプルプランがどうしても必要な人は、受付終了前に契約しておきましょう。