スマホ慣れしている方なら格安SIMを購入後はどんなメーカーの機種であっても容易く設定出来ると思いますが、「細かい設定画面は開いたこともない」といったユーザー層でも格安SIMを使ってみたいという方も増えています。
格安SIMはスマホ上級者だけでなく、誰もが簡単に使えるものになってほしいとは思いますが、店頭購入が可能な一部のMVNO以外は自分で設定しなければなりません。何をしているのか判らずとも、「何も考えないで手順どおりに進めてネット接続出来る」ことを目標にして紹介してみたいと思います。
第1弾はドコモの大画面スマートフォン「GALAXY Note SC-05D」です。2012年4月に発売された「元祖ファブレット」ですね。ドコモのXi(LTE)でBand1に対応しており、大画面モデルのドコモスマホとしては少し古いために安い価格で入手が可能です。
なおこの記事では「SIMカードの購入」~「契約」までは完了しているものとします。その段階で躓いてしまった場合は購入・注文した格安SIM会社に問い合わせて下さい。まだ持っていないよ~という方は先に手に入れてきてください。このページと同じものを使いたいならば、下記のOCNのサイトから注文出来ます。
☆「OCN モバイル ONE」/月額972円~
SC-05D本体の外観はこんなのです。
GALAXY Note(ギャラクシーノート)という機種は他にも似た機種がいっぱいありますのでお持ちの機種の型番が「SC-05D」であるかどうか確認して下さい(他の型番・機種の場合は似た方法で設定は出来るはずですが、全く同じ操作で出来るとは限りません)。本体の裏側に「SC-05D」という型番が書いてありますね。
手元にSIMパッケージがあると思いますので(写真はOCNモバイルONEのもの)、このカード台紙からSIMカードを切り離して下さい。
SC-05Dで利用するには「microSIM」サイズのSIMカードを用意して下さい(サイズが違っていた場合には通信会社に有料で交換してもらうか、自分自身でカットしたりするしかありません)。
SC-05DのSIMカード挿入場所は写真のように本体を裏返してカバーを外した中にあります。カメラレンズのすぐ下がSIMカード差込口です。右側にあるのはデータ保存用のカードを入れるところですので間違えないようにして下さい。
SIMカードを差し込むときは本体の電源を切っておいたほうが安全です。カードをセットしたらカバーを戻し、スマホの電源を入れて下さい。
電源を入れると初期状態では下記の画面が表示されます。右下にある「アプリ」をタッチしてください。
*メニュー画面が違う!という方はAndroidのバージョンが異なっているかもしれません。本機は最新のAndroid 4.1.2になっているようですが、発売直後のままになっている機種では「2.3.6」となっています。旧バージョンのまま該当の設定メニューを探すか、Wi-Fi接続などでデータ更新する必要があります。
続いて現れたページで歯車のイラスト「設定」をタッチします(本体画面左下にあるメニューキーから開いても同じです)。
「設定」の中から「無線とネットワーク」というメニューを探してタッチします。
表示された中から「モバイルネットワーク設定」という項目をタッチします。
モバイルネットワーク設定画面が開いたら、「データ通信(データネットワークを有効にする)」という項目にチェックが付いていることを確認して下さい。チェックが外れている場合はタッチすることで有効になります。有効になっていることを確認したら、「APN(アクセスポイントネームの略)」をタッチします。
続いて本体のメニューキー(本体の物理キーの左側に浮き出る【=】みたいなキーです)を押して「+新規APN」というメニューを表示させてタップします。すると以下の様な「アクセスポイントを編集」という画面が現れます。
今回はOCNモバイルONEのSIMカードを利用しますが、他社の場合は指定された別のアクセスポイント情報を入力して下さい(たとえばDMM mobileの場合はこちらのページで入力方法を解説しています)
名前:OCN(単なる表示名なので違う名前でも良いです)
APN: lte-d.ocn.ne.jp
ユーザー名:mobileid@ocn
パスワード:mobile
認証タイプ:CHAP(PAPまたはCHAPでも繋がるはずです)
あとは空欄でOKです。再びメニューキーを押してフロッピーアイコンの「保存」をタップします。
これでAPNの設定画面に「OCN(先ほど決めた表示名):lte-d.ocn.ne.jp」という選択肢が出てきますので、これをタップして緑色の○印をつければ準備完了です。
ここまでの操作でLTE圏内であればアンテナが立ち、インターネットに接続できるようになるはずです。アプリやブラウザなどのネット接続を行って確認をして下さい。
この設定は通常1度設定すれば毎回起動時に設定し直す必要はありません。別のMVNOに乗り換える時には上記の操作で別のAPNの設定を追加することになります。
GALAXY Note SC-05Dは新品の本体は2015年現在ではほとんど見かけませんが、中古の白ロムなら専門店や通販、ヤフオクなどで安く買うことが可能です。
白ロムのアウトレットサイト「ケータイアウトレット」では中古最安値で11600円~、未使用品だと2万円ちょっとします。
なお、今回のスマホは埼玉にある白ロム買取・販売、iPhone修理の専門店「Pure mobile one 春日部店」さんでお借り致しました。きっと今頃はこのギャラクシーノートもどなたかの元へ旅立っていったことでしょう。
動作テスト後は再び清掃して出荷されているそうなのでご安心下さい(笑)
大画面でゲームを楽しんだり、電子書籍を読んだり動画をみたりするのにSC-05Dは向いています。長時間ネットワーク接続をする場合には2GBプランでは物足りないかも知れませんので、Wi-Fiとの併用やもう少し大きなデータプランを選ぶと良さそうです。
どうもです^^ 慣れれば簡単なんですが、興味のない人にはなかなか難しく見えてしまうものですよね。
有料でならサポートしてくれるショップもありますが、ボッタクリみたいな価格でとてもじゃないですがオススメ出来ません。無料でサービスしてくれる親切なショップが見つかると良いですね。