Xiaomi、という名前はスマホ業界に興味のある方ならニュース等で聞いたことがあるかと思いますが、実機を見たことがある人は少ないのではないでしょうか。Xiaomiは中国国内向けのモデルがほとんどで、使っている通信周波数が日本とは異なるので国内への端末輸入はほとんどされていないようです(band1に対応しているモデルもあるにはあるようですが。3Gモデルなら一部使えるようです)。かく言う私も見たことがありません。
中国国内で最大のシェアを持つXiaomiのスマホはハイスペックモデルからミドルクラスのモデルが多く、デザインもある程度。まさに「中国のiPhone」として人気があるのだとか。
今回発表されたMi4iはインド向けのようですが、16GBモデルで12,999Rs.1インドルピーは今およそ1.88円なので、2万5千円弱ということですね。
スペックは5インチのフルHD IPSディスプレイ、カメラは13メガ/5メガ、RAM2GB、CPUは64ビットのSnapdragon 615 1.7GHzオクタコアプロセッサーです。3万円以下でこのスペックは十分ですね~。
ベンチマーク結果が書かれており、Antutuで40253だそうです。さすがオクタコア。4万超えとなると2014年モデルのハイスペック機種並。Zenfone2の上位モデルだと48000くらいまで出ていましたのでそれには及ばないにしても、十分すぎる処理性能と言えそうです。
Quadrant 25686,3D Mark Ice Storm Extreme 5606, CFBench 57216という結果も掲載されています。
ディスプレイは「JDI」とありますが、これはあのソニーや東芝の子会社の?Xperiaシリーズもここのディスプレイを使っていると聞いたことがありますので、質は悪くなさそうです。中国製だからといって安かろう・悪かろうということは少なくなりましたからね(国内メーカーのスマホだって製造はほとんど海外でしょうし)。
バッテリーも大きく3120mAh。電池の持ちも普通の最新5インチ級スマホに劣らなさそうです。
今出ているインド版の4GではFDD-LTEでB3 / B7、TD-LTEはB38 / B39 / B40 / B41に対応。このバンドだと日本ではちょっと使えないですかね~。ドコモの東名阪バンドがB3ですが、日本で使いたいならもっと別の国向けのモデルが出てから検討した方が良さそう。
デザインは普通。格安機種なのでこんなものでしょう。
バンドは最大で16種類に対応するとホームページに記載がありますので、販売地域によって異なるのでしょう。日本で直接発売されることは無いかもですが、エクスパンシス経由ならそのうち買えるようになるかもですね~。
国内に入ってきても価格は3万円程度でしょう。3万円でこのクラスの性能となると、やっぱりZenfone2くらいしか対応できる機種はなさそう。
アジア勢が日本のスマホ市場に本格参入してくると元気のない国内メーカーは・・・。まだまだトータルでは日本の大手メーカーの伝統と信頼度を上回るほどの魅力にはならないかもですが、将来的な脅威にはなりそうです。
Lenovoも今年は日本でスマホを投入すると宣言していますし、今年のブレイク機種はZenfone2だけではないのかも知れません。
☆「Xiaomi Mi 4i India」