今回の注目ポイントは2015年5月以降に発売された機種ではなく、ソフトバンクで5月以前に発売されていた機種のSIMロック解除条件についてです(新機種のロック解除条件も比較として後半に書きます)。
SIMロック解除義務化のガイダンスに準拠した機種は「2015年5月1日以降に発売日が設定されているもの」となっていますので、それ以前の機種の場合は別のルールがあります。ソフトバンクでは基本的に旧機種のSIMロック解除には対応していませんが、一部の機種だけSIMロックが外せるようになっています。
その対応機種は、以下の5モデルのみです。
・シンプルスタイル用4Gスマホ BLADE Q+ (402ZT)
・2013年冬モデル 4Gスマホ ARROWS A (301F)
・2012年秋モデル 3Gスマホ STREAM (201HW)
・2011年冬モデル 3Gスマホ STAR7 (009Z)
・2011年夏モデル 3Gスマホ シンプルスマートフォン(008Z)
301F以外はすべてプリモバイル(プリスマ)として発売していたこともあるモデルですね。海外の方が一時的にプリペイド式で契約して利用し、その後海外でも使えるように、という配慮だったのでしょう。
この中で4G(AXGP)および4G LTE(FDD-LTE)に対応するのはBlade Q+と301Fだけです。Blade Q+は今もソフトバンクで販売中の機種ですが、301Fはたぶんもう通常販売しているショップは無いでしょう(よく考えるとSBで富士通製端末が販売されたのは301Fが最後でしたね・・・。ぶっちゃけ人気が無かったのでしょう^^;)
301Fは中古ならオークションに安い在庫が出ることもあるようです。
価格の相場は程度の低い中古で1万円弱、美品クラスで15000円~、未使用レベルで2万円台前半くらいです。
301FはCPUにスナドラ800搭載 2.2GHzクアッドコア、RAM 2GB, ROM 64GB, バッテリー2600mAh, 5インチフルHDディスプレイ、ワンセグ・フルセグ対応、防水・おサイフ機能対応といった全部入りの高性能機種。これまではソフトバンク用の白ロムということでMVNO需要もなく、価格相場は比較的安価と言って良いレベルかと思います。
Blade Q+は1万円のプリペイドチャージ込みで22140円、MNPなら11340円で買える格安機種です。発売は2015年4月24日だったはずですが、すでに白ロムがちらほらと出てます。
中古品なら7千円前後、未使用レベルで12000円~15000円くらい。ちょうど新規価格からプリチャージの1万円を抜いてトントンになるくらいの価格設定ですね(笑)
回線がパンパンなら白ロムで未使用品を買ってもいいのですが、Blade Q+の場合は普通に新規でシンプル回線ごと買ったほうが今はお得だと思います。新規購入で先着順300名に4000円分のアマゾンギフト券を配っているキャンペーンが継続中なので、MNPなら実質本体は0円以下です。
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ソフトバンクのSIMロック解除義務化後の機種は、契約した本人でなければロック解除できなくなってしまったのですが(白ロム持ち込み解除不可とのこと)、旧機種には「解約済み製品のロック解除は本来の契約者本人」という縛りは無く、白ロム購入品も解除可能です。
2015年5月以降のモデルでは購入後半年を経過後、本人がロック解除をする必要があります。ウェブからのロック解除は無料で出来ます。解約済み製品の場合は、解約後90日以内のみロック解除手続きが可能で、それを過ぎると永遠にロック解除が出来なくなります。
中古で良いなら1万円以下でも買えるBlade Q+なのですが、この機種は白ロム購入でもソフトバンクショップに持っていけばSIMロックが外せます。
なお、契約者本人の場合はMy Softbankからでも外せますが、白ロムの場合はSBショップへの持ち込み対応だけです。解除料金は3000円です。
プリペイドスマホであるBlade Q+は高性能機種ではありませんが、発売からまだ3ヶ月程度なので中古品でもバッテリーの劣化などは少ないでしょう。
状態の良い中古品を7000円くらいで仕入れ、3000円でSIMロック解除出来れば1万円程度でソフトバンクネットワークおよびドコモ系ネットワークで使えるSIMフリースマホが手に入る、ということになりますよね。これはなかなか面白いのでは?と思ったわけでして。
1~2万円くらいで買えるSIMフリースマホはアジア系メーカーの格安スマホでもあるのですが、ソフトバンク回線をメインに、プラチナバンドにも対応する機種は少ないでしょう。
ソフトバンクでは今後格安SIMとしてMVNOが登場することもほぼ確定ですし、今のうちに4G対応の白ロムを手に入れておくのもアリでしょう。その候補として、SIMロック解除可能な301FとBlade Q+は面白そうです。
301Fで状態の良い物が安く手に入れば最高ですが、とりあえずネットが出来れば良いレベルならBlade Q+のスペックでも我慢できるでしょう。
Blade Q+の主なスペックは4.5インチフルワイドVGAディスプレイ、 1.2GHzクアッドコアCPU, RAM 1GB, ROM8GB, バッテリー2000mAh。防水・ワンセグ・おさいふ機能はありません。
・・・こうしてみると普通に使うなら301Fの方が良いですかね(笑) 301Fはもともと7万円弱の一括価格の機種ですので、1年半前のモデルとは言え性能はBlade Q+の比ではありませんね~。通話やメールメインならBladeでも良さそうです。
SBとドコモのSIMが余っている方で、価格重視な方はBlade Q+を、性能重視の方は301Fを手に入れてSIMロック解除をして活用してみるのも面白いかと思います。
この店全く売れないのであまりまくってるのでしょう
しかしソフトバンクユーザーには名機らしいですよ
301Fまだあるんですねw 安く買えないか交渉してみてはいかがでしょうか(笑) ドコモならF-01Fに近い性能なので、+1万くらいが相場になるのでSB版はやっぱり割安ですよね。
今まで気にも留めていませんでしたが、安い在庫がどこかに無いか漁っています。なかなかみつかりませんけども^^;
あまりカッコよくないですけど防水でメインのsimフリー機と考えると納得できます。
なぜか愛着がありましてね、手放せません。
301Fを現役利用中でしたかw 結構本体が大きくて丸みがあるのでクールなデザインでは無いかもですが、その他の性能は悪く無いですよね。
2013年だとまだ「ARROWS」というだけで嫌厭されていた頃ですので、汚名返上が間に合わずに消えていった機種というわけですか(´∀`;)
SBのMVNOが始まるとさらに価値が上がるかもしれませんので、そのまま手放さずに愛でるのが良さそうですね(笑)