一方で2月26日にスタートした、DMM mobileと同じくIIJをMVNEとしてスタートさせたイオンモバイルでは、豊富なプランとDMMを上回る格安プランを提供してきました。
全プランでDMMよりイオンの方が安いというわけではないですが、あのプランを見た時には「DMM 終わったな」と思ったものです(´∀`;)
でも、どうやらDMMの存在価値がすぐに無くなるということも無さそうですね。ちょっとユーザーとして贔屓目がはいっているかもですが(笑)
イオンモバイルはインパクト絶大なプランとサービスイン記念キャンペーンによって受付初日から申し込みが殺到し、現在も新規受付は停止中。
「格安スマホの不安、全て無くします」
by イオンモバイル
この状況をみて、誰が真に受けるのでしょう。格安スマホは情弱ビジネスっぽい側面もあるので契約さえ取ってしまえばこちらのもの、というサービスもあるようですがイオンの場合は店頭でのサポート対応を謳っていましたので、サービスの質が低ければ窓口はクレーマーに埋め尽くされるのでは・・・と心配になってしまいます。
一方、現在の申込状況は想定外の大混雑だったとしても、ここで一気に人材・システム増強を行える資金的バックボーンをイオンならひねり出せるでしょう。今はもう仕方がないですが、ここからすぐに状況が改善されれば一時的な問題としてスルー出来なくもありません。
イオンがこのあとどう動くのか気になりますね。お金を渋って状況が改善しないようなら、イオンの言う「安心のサポート」もたかが知れるでしょう。普通の格安SIMなら自分自身で問題を解決できるユーザーも多いでしょうけれど、自分で調べることが出来ない・調べることをしないユーザーをかき集める作戦が吉と出るか凶と出るかは、これから判断していかなければならない問題です。
イオンモバイルとDMMの料金プランを比べてみると、いくつかのプランでイオンの方が安く設定されました(2月29日時点)。
データプラン:DMM / イオンモバイル
1GB : 590円 / 480円
2GB:770円 / 780円
8GB:2140円 / 1980円
20GB:6090円 / 4980円
2GBはDMMの方が通常価格は安いですが、これがキャンペーンでイオンだと1年間(17年3月分まで)480円なんですよね。大容量でも小容量でも、DMMの方が現状で高いのです。
DMMは10GBプラン2190円は業界最強クラスなのですが、他のプランはもう「業界最安値クラス」どまりです。決してNo.1ではありません。
しかし、逆に最近はそのキャンペーンの少なさ・他社の料金値下げによってDMMの魅力が相対的に減ってきたことからユーザーの増加が抑えられて、速度面での安定性が良くなっている気がします。
2月29日はfiimoのスピードテストをするのに合わせてDMMのテストもやりました。
12時台が測れなかったのですが、夕方~夜間の安定感が良い感じです。爆速ではないものの、測定した全時間帯で5Mbps以上出ていますので、スマホでの動画視聴くらいなら余裕です。pingも40-80ms程度で、速くもないですが大きな遅延もありません。
同時にmineoのau,docomo回線も測っているのですが、ほぼ全ての時間帯でDMMの方が速いのですよね。昔はmineoのdプランが超快適だった時期もあったのですが、今月の回線増強後でも私の環境では以前の快適さには戻りませんでした。
DMMにはパケットギフトもないし、フリータンクもありません。料金プランも圧倒的な業界最安値とは言いがたい現状ですが、逆にその中途半端なサービスのおかげで回線が空いているのかなと(笑)
DMMはキャンペーンはやっていませんが、パッケージはアマゾンで安く買える時期もあるようです(今は定価ですね)。
DMMには通信容量の残量確認・高速通信のオン・オフが出来る専用アプリもちゃんとあります(iOS版もあります)。高速オフ時のバースト機能もあります。
お昼の混雑時間帯はやっぱり速度は落ちますが、それは一部の他社を除いてどこのMVNOも似たようなものです。
DMM mobileは料金値下げ対抗が行き過ぎて安かろう悪かろうの典型になるかと思われましたが、昨今のキャンペーン競争に乗らず、かと言って料金値下げ対抗でも目立った動きをしないことが既存ユーザーにとっては却ってありがたい状況になっているのかな、と感じています。
今後イオンモバイルが本気を出してくればどうなるか判りませんが、もし不満が多く出てしまうようなサービスになれば、DMM mobileが再度脚光を浴びる日が・・・別に来なくてもいいので安定したサービスを提供して生き残ってほしいものです。
パケットギフトやフリータンクを考えるとメインにするならmineoが良いかな~と思うのですが、解約を予定していたDMMも思ったより悪くないな、と思う2016年2月末の状況でした。
☆「DMM mobile」
新品価格 |
イオンニューコムは基本的に一次店もしくはキャリアからヘルパーを要請します。基本的にはイオンが「売ってやるからスタッフ常駐させろ」という感じですが。じゃあパートのおばさんたちはというとレジと万が一ヘルパーが休みの時に適当な案内をするだけです。こんなことでイオンモバイルが成功するとは思いません。おそらくマスコミが来そうな大型店は専門のスタッフを雇う可能性がありますが地方のニューコムは期待できません。
上と下で方針に齟齬があるとトラブルが増えそうですね(´Д`;) イオンモバイルが成功しようが失敗しようが知ったことではないですが、大きなライバルがいれば他社が発奮して業界サービス全体の向上が期待できるかな?というところでイオンにも頑張ってほしいな、とは勝手に思っています。イオンの経営手腕、統率力が如何程のものなのか、興味はありますね~
格安スマホの信用をメッタ切りにして沈没するので、(これから使用しようとする)心配は全て無くしますっ! っていうことでわ?(汗)
目の付け所は良かったの思うのです。格安SIMのネックは対面販売ではないということで、対面販売なら、すそ野をシニア層にまで広げられますから、パイはほぼ、有形の無限大だったと思うのです。
誤算は、ネトオタの大群w。
最寄りのイオン店には、以前からびーもばを販売していたりして、相当知っている店員さんがいるので、早く再開して欲しいです。