UMIシリーズは前回フラッグシップ機の「UMI Super」を取り上げましたけれど、こちらのUMI Touchも同時期、2016年の春モデルとしてリリースされたスマホのはずです。
過去記事:UMI Super 4GB RAM+4000mAhのスマホが2万円
UMI Touchの特徴は機種名が表す通り、iPhoneシリーズ同様に指紋認証がフロントホームボタンに組み込まれていることです。
ホームボタンにセンサーを内蔵したスマホも珍しくはありませんが、1万円台で買える格安中華スマホとしては結構珍しいのかも。安価なモデルだとまだ背面センサー型の機種も多いですからね。
全体のデザインは曲面の多いアークデザインで、ボディはメタル素材、表面はCorning Gorilla Glass 3の2.5D。最近のツルっとした指触りのよいスマホはミドルクラスからハイエンドモデルまでだいたいコレですね。
主なスペックは、5.5インチフルHDディスプレイ・CPUはMediaTekのMTK6753、RAM 3GB, ROM16GB, バッテリーは大容量4000mAh。
RAM 3GBは良いのですけどCPUはやっぱり低価格スマホ用です。ウェブサイト閲覧や簡単なゲームアプリくらいなら動くと思いますが、3Dゲームはちょっと辛そうですかね。
でも、この機種の面白いところはバッテリー容量の大きさです。この価格で4000mAh。
4000mAhのバッテリーといえばフリーテルのPriori 3S LTEがありますけども、連続待機は13~15日・ウェブブラウジングなら24時間持つとされています。バッテリーはソニー製。
Prioriが5インチのHDディスプレイなのに対し、UMI Touchは5.5インチのフルHD仕様です。重量も190グラムとかなり重めになってしまいますが、綺麗な画面で長時間動画を見たいというピンポイントな要求には答えてくれるのではないでしょうか。
SIMはmicroサイズのDual SIM, Dual Standbyとされています。対応バンドは以下のとおり。
GSM 850/ 900/ 1800/1900 (B5, B8, B3, B2) WCDMA 900/ 2100 (B8, B1) LTE FDD 1800/ 2600/ 800 (B20, B3, B7)-UMI Touch
う~ん、もとより日本で使うことはアレですけど、バンドも完全に中国向けです。国内のネットワークとは相性がかなり悪いと思われますので、やっぱりおもちゃです。
自宅や旅行先での動画閲覧や音楽再生専用機としての利用がせいぜいでしょう。小型のWi-Fiタブレットだと思って使うのならアリかもしれません。安いですし。
現在UMI Touchが安いショップだとセール中のTOMTOPあたりです。
☆「TOMTOP UMI TOUCH 4G FDD-LTE MTK6753」
現在の価格は129ドル=およそ13500円。すでに大幅に値引きされているので各種クーポンは使えませんでした。
ということで、UMI Touchは「5.5インチ大画面フルHD」+「4000mAh大容量」+「1万円台前半の低価格」がウリの機種でした。CPU/LTEバンドは期待しないほうが良いでしょう。
海外で長時間移動する際のお供にUMI Touchがあると便利かもしれませんね。