楽天モバイルは7月1日より「コミコミプラン」という新しいセット販売を始めます。
プランには2GB,4GB(arrows M03は7月1日が受け付け開始)のデータ通信を選べ、5分間のかけ放題オプション+3種類のSIMフリースマホがすべてセットになった料金コースとなります。
☆「楽天モバイル 」
プランLは富士通の新型, arrows M03を用意してきましたか~。端末価格は32808円(税抜き)ですね。
コミコミプランにすると最初の一年は毎月1000円(ZTE BLADE E01は1100円)分、通常料金から安くなるようですね。
ただしセットに組み込まれている5分のかけ放題オプションが2年縛りになり、24ヶ月未満に回線解約・オプションを外すだけでも12000円の違約金が発生して割引分がすべて帳消しになるというシステムも周到に備えられています。
指定プランに加入して料金を割り引くという体系はそのままMNOの月サポと同じですが、割引期間は1年&縛りは2年という複雑なものになっています。
MVNO・格安SIMは縛りが少ない、料金プランが明快というのが一つのウリになっていたはずですが、端末セット・オプションセットを始めるとどうしてもキャリアのスマホ販売に似てきますねぇ。。。
いや、このコミコミプランが悪いとは言いません。だって、これはユーザーが「選べる選択肢の一つ」でしかなく、音声オプション・カケホ・端末も、他のプランを選べば自由に楽天モバイルの契約が可能なので。
個人的な感想としてプランの「S/M/L」という区分はどうかなと思いますけど(苦笑)これだとデータ通信量が3つで大きくなっていくように感じません?ワイモバなら2GB,6GB,14GB(2倍時)がSMLに割り当てられているからその印象ががあるせいでしょうけれど、楽天は料金の支払いがS/M/Lになるという意味で付けたのでしょうか。
「2年間サービスを利用することを前提に割引」というのは利益を確保する上で合理的な戦略なのでしょう。キャリアで2年縛りの習性が染み付いたユーザーなら今更コミコミプランの縛りにも違和感は持たないかもしれませんし(´∀`)
格安SIM業者のプランがすべてこの「コミコミプラン」みたいになってしまうような状況は最悪ですが、豊富なプランの組み合わせができる・縛りも自分で選べるという自由度はMVNOならではでしょう。
問題はMVNOのことをよく知りもせずに縛りのあるプランで契約してしまい、MNOと全然速度が違う・品質が違う状態でも解約出来ない(違約金が発生)ことすら気づかずに、「セットプランのほうがお得ですよ」という甘いフレーズに乗ってしまうフワフワした人がトラブルを引き起こさなければ良いなと言うところですね。
25ヶ月目から違約金はかからないのか、新たな二年縛りが発生するのか、サービスインまで明らかにならないみたいですね。これまたイヤらしい。
でも、MVNOの中では出色のプランの一つだと思います。
ちょっと気になるのは、こういう売り方をすると将来半額セールをやらなくなってしまうのではという点に記事を書いてから思い至りました。
P9 liteは2年分で12000円くらい安くなる契約ですが、もし半年後にP9 liteが普通に半額セール(約1万5千円引き)になったら、2年縛りのコミコミプランを契約した人が残念なことになってしまうような気がします。販売時期によって価格が変わるのは通常ではありますが、2年縛りを更新するのならもっと3年目以降の割安感が欲しいところですね。