これまでauとdocomo系ネットワークの両方を使えるMVNOと言えば、ケイ・オプティコムのmineoが主流になっていましたが、ユーザー数はマイネオの3倍近くを獲得している大手MVNO・インターネットイニシアティブ社のIIJmioがこの秋からauプランをさせるというニュースリリースが出ています。
☆「IIJ、個人向けモバイルサービスにおいてマルチキャリアに対応し、auの4G LTE回線を利用した「IIJmioモバイルサービス タイプA」を提供開始」
料金プランも発表されています。
プラン自体には特に面白みはありません。ですが、fiimoがmineoをMVNEとして?登場した時には直後から大した速度は出ていなかったのに対し、IIJmioはおそらく直接のMVNOとしてネットワークを提供するはずなのでサービス開始直後はかなり快適に使えるのではないかと期待できます。
mineoは始めにauプラン、その後にdプランを追加したのが昨年の夏頃のことでしたが、サービス開始直後のmineo dプランは爆速でした。今はもう見る影もありませんけど、確か当時は平日お昼時でも5Mbpsくらい出てました。
ただ、mineoとは違って提供されるSIMはVoLTE専用のみとされており、au端末を使う場合はSIMロック解除が必須です。SIMロック解除が出来ない旧モデルの白ロムではIIJmioのAプランは使えないので気をつけて下さい。
技術力に定評のあるIIJの新プランということで、安定したサービスが期待できそうです。
IIJmioでは2016年9月1日から音声プランの契約で事務手数料を2000円還元する施策や、音声定額オプションの1ヶ月無料化が適用される「お得な音声Wキャンペーン」というのもやるそうなので、Appleの新製品買い替えシーズンを狙い撃ちということのようです。
ドコモ系MVNOに比べて選択肢の少なかったau系ネットワークが使えるようになるのは業界にとっても大きな変化になりそうなので楽しみですね。