特にiPhoneシリーズのフィルムは多くの業者が取り扱い、販売数が多いため価格破壊が起きやすく、他のスマホに比べても低価格で入手が容易なところが良いですよね。マイナーな機種だと製造メーカーが限られ、いつまで経っても高いのですよね・・・
本日発売されたiPhone7/7 Plusでは背面のカメラ周りのデザインは変更されているのですが、正面のディスプレイ側のデザイン・ボタン配置等は全く変わっていないため、「iPhone6/6s」および「iPhone6 Plus/6s Plus」用に販売された保護フィルム・ガラスフィルム類が利用可能です。これは非常に良いです。
今回レビュー用に購入した2枚のガラスフィルムも、もともと「iPhone6/6s用」として販売されたものです。
低価格なフィルムとして購入したのは「神業」と書かれた強化ガラスフィルム。購入時の価格は498円です。
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では、500円という普通のフィルムの中でもかなり安めの製品と、元は4千円(?)で売ろうとしていたというちょっといい感じ風のフィルムに違いがあるのか見ていきましょう。
まずはパッケージに含まれる同梱品の確認から。
ガイドステッカーの使い方などは一切書いてないですが、フィルムを貼るだけならこの説明でも良いでしょう。日本語に不自然なところも見当たりません。
続いてNEWロジのパッケージ内容です。
フィルムの貼り方説明もとても詳しく書かれており、見やすさは断然神業よりNEWロジの製品の方が上だと感じました。こちらはガイドステッカーはありません(そもそも神業のガイドステッカーも使いみちがよく分かりませんし)。
ただ、クロスやゴミ除去シールは必要といえば必要ですが、上等なクロスは1枚持っていれば何度でも使えますので、毎回セットで買う必要があるわけでもないでしょう。問題は「ガラスフィルム自体の品質」です。いくら説明が丁寧でも、肝心のフィルムが使いづらいのでは話になりません。
ではフィルムを比べていきましょう。
この「フィルムのフィルム」が付いた状態で、重さはどちらも7グラムでした。
でも、よ~く重ねてみるとほんの少しだけ外周の「曲率」が違います。
2枚とも「iPhone7本体」に比べてやや小さく作ってありますので、面積が広い神業でも、実際の本体前面をすべてきっちりと覆う事はできません。これはAppleが公式で販売しているフィルムでも同じことが言えます。iPhone6シリーズ以降はエッジ部分が曲がっているので、平滑なガラスフィルムを隅まで覆うようなサイズにしてしまうと絶対に周辺部分が浮いてしまいますから。
両製品ともにフィルムの外周は「2.5D」というか、指が引っかからないように滑らかなエッジ処理が施されています。処理の程度は似たようなもの。フィルムの透明度も見た目には差は全く判りませんね。
販売価格は2倍の差がある2製品ですが、ガラスフィルムの質に関しては「ほぼ同等」であると言えると思います。2枚がラベルなく置かれていたら、どちらがどちらなのか判りません(苦笑)
まずは安物の「神業」を貼ってみました。
タッチ操作・指触りは特に問題ありません。隅の浮き以外はゴミや気泡も入ること無く綺麗に貼れたつもりです。指紋はまぁ、それなりについてしまいますがガラスなのでクロスで拭けばすぐに綺麗になるのは普通ですね。
うむむ、どうしようかな。「貼り比べ」なんていっておいて、現時点では今1枚目を貼ったところで止めています。まるっきりダメだったらすぐにでも剥がして次に行くところですが、画面を点けていれば気になりませんし、浮きと言ってもツメや指が引っかかるほどではありません。一応耐久度的なものを見るために2~3日様子を見ようかなと。一度剥がしてしまったらやっぱりゴミが付きますからねぇ。
サイズは低価格な神業もNEW LOGICのフィルムもほとんど変わらないので、たぶん貼ったら同じように浮きがでます(NEWロジの方がほんの僅かに小さいですが、この浮きの幅より小さな差です)。浮きをなくそうと思ったら、多分もっと保護する部分が小さいデザインにするか、フィルムが柔らかくカーブするように覆うタイプじゃないと難しいでしょう。
このくらいの浮きは仕方ないだろう、と思える方には500円のガラスフィルムでも十分使えるとは思います。
で、1000円のフィルム(まだ実際には貼ってないですけど)は何が違うのかというと、パッケージに同封される説明が丁寧なだけでなく、決定的な違いがひとつありました。
もちろん落として割っただとか、貼り付け時に上手く行かなかったなどの理由で交換することは出来ないと思いますが、簡単に欠けてしまった・粘着力が落ちてずれたり・隅が大きく剥がれたりしたら交換してくれるかもですね。
そういう意味では、1000円のフィルムは「修理分含めて2枚分」の料金だと思えば「1枚500円保証なし」の製品とフィルム自体は同質でも、1000円の価値があると言えなくもない・・・でしょうか。500円のフィルムを2枚買った方がオトクと考えるかどうかはひとそれぞれかと。
とりあえず、現時点では神業ガラスフィルムも使って使えなくはない、くらいの評価にしておきます。今の浮き状態から悪化したり・剥がれてきたりしないかチェックするほうが有意義でしょうから、このまま試用を続けてみます。また後日問題が起きるかどうか追加レポートを書きたいと思います。
ちょっと決定打に欠く、中途半端なレビューになってしまいました。500円なら試しに買ってみても良いか、という方にはとりあえずで買ってみても悪くはない品質ではあるでしょう。サイズ・操作はiPhone6s/6で実績のあるものであれば普通にiPhone7でも使えますので、わざわざ「iPhone7専用」という高いものを買う必要は無さそうです。
貼り比べと書きつつ、貼り惜しんでるのが面白かったです。
神業、私が近所の100円ショップで購入したガラスフィルムに形状と端の浮きっぷりがソックリです。
貼ってから2ヶ月くらい経ちますが、浮いてるところにゴミが入るでも剥がれるでもなく。
一昔前はガラスフィルムなんて数千円したのに100均で買えるとか耐久性?はともかく不思議な気持ちです。
たかが500円、されど500円で剥がし難く思えてきました^^; 神業も今のところ写真以上の剥がれ・浮きは発生せず、そこを気にしなければ普通に使えています。
100円ショップで購入されたもの≒神業ということは、100円レベル≒1000円のNEW LOGICも同じですね(苦笑)パッケージ(と保証)だけの違いで、ガラスフィルムはどれも同じに見えてきました。
本当にガラスフィルムが手軽になりましたよね~。安物でもPET系の柔らかいフィルムより断然指すべりが良いので、長く持たなくてもダメになったら買い換えれば良いか、と気楽に使えるいい時代ですね(´∀`)