これまでau回線のiPhone利用には不遇の時代がありましたが、UQ mobileのSIMを使うとSIMフリーのiPhone6s, 6s Plus, SEにおいてAPNプロファイルのインストール不要で、テザリングも利用できるようになりました。
iPhone5sやiPhone7/7 Plusなどは対応表には入っていませんが、これは動作が不安定だからだとしており、全く使えないというわけでも無いようです。このあたりも今後のアップデートで対象が拡張される可能性もあり、期待できますね。
他のau系MVNOではmineo, IIJmioなどがありますが、この対応はUQ mobileのみで実現された特別措置とのことです。
すでにUQで利用中の場合でもiPhoneをアップデートすることで利用可能になるので、SIMの交換などは不要です。UQのSIMを使うと「au」ではなく「UQ mobile」というアンテナ表示になることは有名ですが、キャリアアップデートとしてUQ mobileの専用プロファイルが提供されているということみたいですね。
IIJmioのaプランはまだサービスが始まって日数が浅いので利用者数が少なくお昼時も10Mbps以上をキープしており(今日11月11日でも12時15分に15Mbps出ています。)超快適なのですが、iPhoneでテザリングは出来ません。MVNOをメイン端末に利用する場合は私もテザリングは必須な利用方法をしているので、UQ mobile+iPhoneテザリングの組み合わせは羨ましい・・・さすがに他のMVNOとはサービス能力が違いますね~。
☆「UQ mobile」
UQのau回線は一般的なドコモ系MVNOに比べて速度の安定性も上。月額料金こそライバルが少ないためあまり価格競争は起きていませんが、安定した速度でテザリングが確実に出来るのなら悪くないですね~。au系MVNOの弱点であったiPhoneでのテザリングに対応させると、一気にユーザーが増得る可能性もありそうですけれど。
UQ mobileではiPhone5s, 品薄なZenfone3 Deluxe ZS570KLの在庫もあり、端末の提供力も本当にキャリア並になってきています。ワイモバイルはソフトバンクの低価格プラン担当になっているように、UQ mobileは単なるMVNOではなくauの格安プラン担当として今後特別な立場のサービスになっていくのでしょうか。
端末アシスト・ぴったり/たっぷりプランによる「毎月割」的な販売方法も他のMVNOではなかなかマネ出来ないものになっており、他社との差別化が見られます。
速度でau系MVNOを選ぶなら今はIIJmioかUQ mobileの二択になると思いますので、このiPhone対応はIIJにとっては厳しいところかもしれませんね~。テザリングが出来る回線なら大容量プランを契約してPC接続にも使いたくなるのですが、スマホオンリーでの利用なら小容量プランで十分だと考える人が多く、収益率が上がらないでしょうし。
他社でもテザリング・APNプロファイル導入不要で利用できるようになる日が来るのか、それともUQ mobileが独占して勢力を拡大出来るのか、iPhone大好きな国内のMVNO業界にとっては大きな変換点になるのかもしれませんね。