au,docomoの両回線を格安SIMプランとして提供しているケイ・オプティコムの「mineo」。私もかれこれ1年以上mineoのプランを使っていますが、正直通信速度的な面ではさほど快適とは感じていません(全く使い物にならないというわけではないのですが)。
昼間や夕方の利用者数が多い時間帯は通信速度が遅くなるのは格安SIMの宿命的なものだと割り切って利用している人ならそれでも良いと考えるかもしれませんけれど、mineoはそうではないユーザーのために「プレミアムコース」を2017年2月より提供するそうです。
確実に通信速度が保証されるというものではないはずですが、昼間の混雑時でも下り10Mbps程度が出るように調整するということです。
10Mbpsも出れば通常の動画サイトも快適に見れそうです。これは素晴らしいです。
プレミアムコースは月額800円の追加オプション料金が必要ですので、データSIMの場合は基本料金と合わせて月額2,380円~。音声SIMなら3,080円~ということになり、「格安SIM」という次元からはやや割高になります。
デュアル(音声SIM)プランだと月額が3000円を超えてきます。キャリア回線通常価格よりは確かに絶対的な価格は安いです。安いのですけれど、これに合わせて端末料金は全くの別途で負担することを考えると、やはり「プレミアム」なプランと言う感じになっています。
VoLTE SIMしかありませんが、IIJのaプランは今でもお昼でも900円で15Mbpsくらい出ます。
☆「IIJmioの新サービス auプランのスピードテスト結果 お昼の混雑時も安定度抜群」
11月29日に都心部で測定したところでは、12時27分で13.91Mbps, 12時42分で15.21Mbpsと傾向は全く変わっていません。
SIMフリースマホを使うのならワイモバイルのS/Mプランでも10Mbpsどころではない速度がいつでも出ます。auの白ロムはまず使えませんけれど、ドコモのSIMロック解除端末ならワイモバ公式で動作確認も行われています。
上記の記事には10月時点のスピードテスト結果を掲載していますが、今もこの傾向はほぼ変わっていません。明日にでも久しぶりにスピードテストをやってみようかな?
MVNOに何を求めるのかによってこのプレミアムコースに見出す価値も異なってくるのかもしれませんが、ワイモバ・IIJmio・Lineモバイルは現状ではmineoのプレミアムコースより安定した速度が出ていると思います。
mineoの良さはパケットギフトを使ってどこまでもデータ容量の有効期限を伸ばし続けたり、各種キャンペーンでデータ容量の付与や値引があるところにあると思いますので、「快適に格安SIMを使いたい」ではなく「”mineoで”快適に使いたい」という人ならプレミアムコースに応募してみるのも良いかもしれません。
抽選に外れたらワイモバ・LINEモバイル・IIJのauプランをオススメしておきます^^; あるいは通話をよく使うならもう素直にキャリアで契約した方が良いでしょう。
私自身が加入したいかどうかと言われれば確実に「NO」ですけれども(他にいくらでもお昼に快適なネット接続方法を確保しているので)、通信速度をある程度まで保証するオプションというのは他社には無いサービス点ではユニークで面白くはありますね。そういう選択肢がある、ということに意味があると思います。
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