2016年6月発売なので新製品というわけではないのですが、サンワダイレクトが販売している「リングマウス2 400-MA077」というアイテムです。
パワポのページ送りだけならレーザーポインターにボタンが付いている製品もあります。立って使うという目的ならトラックボール型のマウスもありかな~と思ったのですが、コンパクトさではリングマウスに勝てるものは無いでしょう。
リングマウス2の重さはたった10グラム。作りは正直言ってかなりチープな感じです。でもこの軽さのためだと思えば妥協出来ます。
専用のドライバーを使うとそれぞれのボタンに色んな機能を割り振ることが出来ますが、デフォルトでは
・上:ドラッグ(左クリックを押しっぱなしの状態)
・下:戻る
・左:スクロールモードの切り替え
・右:右クリック
・中央:マウス移動と左クリック(押し込み)
このような設定になっています。かなり特殊な設定のように見えますが、日常利用をするのなら確かにこの組み合わせが頻度高く使う機能ですね。
普通のマウスであれば「ドラッグしてファイルを移動させる」という操作を「左クリックをしながらマウスを移動」という1つの指で出来るところでも、リングマウスの場合「クリックしながらマウスを動かす」というのが1本の指では絶対に出来ませんので「ドラッグで固定」というボタン(もう一度押すとドラッグ解除)が必要になるわけです。
左ボタンは「スクロールモードの切り替え(長押しで移動スピードの変更)」が出来るのですが、これもリングマウスならではの必要な機能です。画面スクロールも「上・下」ボタンそれぞれに割り当てられれば良いのですが、それでは5ボタンでは足りなくなります(欲を言えば上下移動用に7ボタンくらい欲しいです)。
あぁ、この操作性を文章で説明するのはひどく難しいですね(´∀`;) 使ってみればきっとわかると思うのですが、普通のマウスとはやっぱり違う操作に慣れる必要がありますね~
中央のマウス操作部分はスマホのような静電容量方式のタッチパネルではない・・・と思います。非電導性の素材で出来たもので触ってもマウスが動くので。
通常のマウスほど精細な移動はもちろん出来ません。しかしながらたった直径1センチほどのスペースで指を動かすだけでカーソルが動くのは面白いです。マウスの移動速度(カウント)設定は500・1000・1500・2000dpiが選べますけれど、1000dpiの設定でも一撫でするだけでフルHDのノーパソで画面の半分くらいは移動できます。
無線の距離は障害物がなければ10mくらい届くそうです。家庭用のパソコンでは5mも離れればディスプレイが小さすぎて画面のカーソルがどこにあるのだか分からなくなりますけど(笑)、会議・講義室などで大きなスクリーンを使って操作するのならアリです。
近くのパソコンを操作する場合でも、例えばポケットに手を突っ込んだままリングマウスで操作することもある程度は可能でした。
このマウスの定価は5480円とパソコン用マウスにしては高価な製品です。楽天市場のショップ・オブ・ザ・イヤーを受賞したサンワダイレクトの市場店で1月31日9時59分まで4,980円(税込み)で買えます。
☆「楽天市場 サンワダイレクト リングマウス2」
はっきり言ってセール価格でも普通のマウスと比べれば高いですね。
作りも安っぽいですけれど、ユニークな製品(類似商品がないわけでもない)なので普通のワイヤレスマウス・ページ送り機能リモコンでは出来ないちょっと複雑な操作をしたいという欲求に応えてくれる面白いアイテムだな~とは思いました。
普段使い用としてもパソコンから離れてソファに寝転がったまま操作したり、腕をだらりと下げたままでも操作できるのは結構面白い体験です。普段腕をデスクの高さまで挙げたままキーボードを打ったりマウスを操作し続けるのは思いのほか肩が緊張した状態になっているのだなと気付かされました。腕を下げて操作するのって、すごく楽です(´∀`)
リングマウス2はWindowsでもMacでも使えるはずですが標準サイズのUSBを一つ占領するので、インターフェイスが少ないモバイル端末で使う場合は注意が必要かも。Windows10では差し込むだけですぐに使えました(認識しない場合はドライバーをインストール・PC再起動でたぶん使えるようになります)。
ちなみに、持ち運びに拘らないのなら冒頭でも書いたようにトラックボール型のワイヤレスマウスで同じようなことが出来ます。操作性を重視するのならこちらのほうが良いです(スペースの関係でマウスを置くことができない・デスクでの操作がしにくい特殊な場所でこういうタイプのマウスが活躍します)。
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