格安SIM・格安スマホサービスでは一般的にはドコモ・au・ソフトバンクの親回線よりは速度が遅くなりがちで、特にお昼の12時15分~45分頃、夕方の帰宅時間帯はどうしても利用者が増えて速度が遅くなります。サービスによっては動画の閲覧は到底無理で、テキストサイトや地図表示なども何だか遅いな~と体感できるくらいまで速度が低下するものです。
それでも「料金が安い」という圧倒的なコスト的メリットによって妥協は出来るところもありますが、世の中には「格安SIMなのに混雑時も快適な回線」が無いこともないのです。
私はLINEモバイルが一般受付される前(初めは先着限定での受付だった)の2016年9月から使っているのですけれど、契約当初はドコモ系MVNOの中で比べれば圧倒的な速度・安定度を見せていました。
それが最近、体感で遅いと感じるほどではないにしろ、かつての快適さは私の環境では失われつつあります。
4ヶ月ほど前には10Mbpsを切ることなんてめったに無かったLINEモバイルも、今は混雑時間帯を中心に5~6Mbpsまで落ちることが増えてきました。まだこれだけ出ていればLINEでのスタンプ送信やら画像送受信も余裕で出来るレベルなので、2017年2月時点でも「LINEモバイルは遅い」というわけでは全く無く、むしろ他のドコモ系MVNOに比べればこれでも安定して速い、と言ってもいいくらいです。
でも、明らかに昨年に比べれば速度は低下しています。ユーザーが増えれば速度が低下するのはどこのMVNOでも同じですが、LINEモバイルでは料金プランが若干他社よりも高いかわりにLINEサービス・コミュニケーションプランではSNS、MUSICプランではLINE MUSICのデータ受信がカウントフリーになるというメリットがあるわけですから、その利用に支障をきたすレベルで遅くなってもらっては困ります。
LINEモバイルにはせめて現状レベルの混雑時でも5Mbps前後を保てるように頑張っていただきたい。
いちおうLINEモバイルでは現状でも回線設備予定・投資は行っているみたいです。
回線については常に注視しています。増速工事については、月2-3回程度実施しています(今月はあと10日以内に実施予定)。事業スケジュール上、増速工事予定をたてるのと実際の工事までに1カ月程度タイムラグがありますが、一切増速工事対策をしないということは(続く
— LINEモバイル (@LINEMOBILE_JP) 2017年2月7日
丁度こんなツイートも出ていました。
今回一緒に測定を行ったmineoのd回線もサービス開始直後はLINEモバイルの昨年の状況のように快適な時代もあったのですが、回線増強は「いつでも快適」と評価出来るレベルには全く追いついていないという印象です^^; mineoは有料オプションを追加(抽選)するとお昼でも10Mbpsくらい出るようになるサービスも始めるそうですが、、、まぁ、それは人それぞれで使い方に合わせて選べば良いと思います。
現在無料で何度でも2ヶ月間5GBプランを使えてしまうUモバイル。大変お得なのでたくさんの方がトライアルをしている影響なのか、回線速度はmineo並に遅いですね~(´∀`;)
U-mobileとmineo Dプランの速度は本当によく似ていて、平日12時台は1Mbpsを切ってしまうほどに低速化が顕著な一方、非混雑時間帯(深夜2時とか)になると100Mbpsを超えたりします。
料金は安いですし無料トライアルキャンペーンでばら撒きまくっているので仕方がないところですが、安定性で言えばキャリア回線はもちろん、低速化しつつあるLINEモバイルにも遠く及ばないというのが現状のようですね。
月間5GBまでたっぷりと使える点においては非混雑時間帯にガッツリと使えるため仕事などでPCにテザリング接続扠せたりする場合には有用だと思います。1人で複数枚申し込みも出来るのでデュアルSIMモデルのスマホやルーターに入れておいて、混雑しない時間帯に大量通信をさせたいというときに切り替えながら使うのなら便利そうです。
私は今はZenFone3 UltraにUモバとIIJ(aプラン)を入れて、切り替えながら使っています。au VoLTEとdocomoのLTEデータ通信のDSDSは不可ですが、IIJはお昼にも強い(今でも12時台で10Mbps弱を保っている)のでなかなか良い組み合わせだと思っています。