格安SIM(MVNO)

8月29日最新格安SIMスピード・動画再生テスト結果 mineoがちょっぴり復調

今週末から始まる楽天モバイルのスーパーセールではSIMのセット販売によるスマホの安売りが行われますので、最新の楽天回線がどの程度使えるのか改めて確認するために、他のMVNOと一緒にスピードテストおよびYouTubeの再生テストをやってみました。

今回は6種類のMVNO回線を使い、朝・昼・夕方で測定しています。利用端末はすべてバラバラ、測定は同時に行っています。

・楽天モバイル
・DMMモバイル
・ラインモバイル
・イオンモバイル
・mineo (ドコモ)
・IIJ (au)


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まずは時間別の傾向について。

8時・12時・13時15分・20時はサービスによっては混雑せずキャリア回線並の高速になります。今回の個別最速はmineoのドコモ回線で、お昼12時ジャストの測定で70Mbpsを超えました。

朝8時は普段なら通勤・通学ラッシュでエリアによっては遅くなることもある時間帯。一番遅いイオンモバイルでも3.8Mbps出ており、Youtubeなら中~高画質の動画再生がスムーズに可能です。

13時15分のポイントはお昼休みの混雑解消がされているかどうかを確かめるために測りました。最速はDMMの60Mbps、最も遅かったIIJでも5Mbpsほど出ており、スマホの動画再生ならどの回線でも利用可能なレベルです。

19時30分~20時は帰宅中~帰宅後の利用者が集中する時間帯です。ここでも最も遅い結果となったイオンモバイルで1Mbpsほどになり、中程度の画質であれば動画再生が可能でした(1080pにすると読み込み遅延があるが、見れないことはない)。

ここでお昼の混雑時間帯(12時15分~12時45分)の部分を抜き出して、棒グラフに変えてみましょう。
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今日の測定ではイオンモバイルがダメダメでした・・・。0.5Mbpsを切ると動画は最低画質(144p)ならなんとか再生できますが、スマホの5インチサイズでも粗すぎるレベル。ウェブサイトの閲覧も反応が遅く、じれったいレベルです。

ちなみにYoutubeの最低画質144pは、10分程度の動画で5~6MBの容量 ≒ 80kbps(0.08Mbps)でも見られる計算です。

IIJのau回線もここ数ヶ月は遅いまま。15分の測定では1番ですけれど、昨年はお昼時でも余裕で5Mbpsを超えていた快適さは戻ってきません。

6回線の中で唯一1Mbpsを切らなかったのはmineoのdocomo回線でした。まだ快適とは言い難いレベルながら、Youtube動画は360p~480pなら止まらず再生が可能でした。


12時の混雑時間帯は今回測定した6サービスともどんぐりの背比べであり、キャリア回線の品質には遠く及びません。混雑時間帯さえ避ければいずれの回線でも快適に使えるのですけどね・・・。この遅さを許容できない人はこのあたりのMVNOをメインには使わない方が良いと私は思います。

かつてはLINEモバイルはお昼時もいい感じのスピードが出ていましたが、お昼時・夕方も微妙なスピード。LINEやSNSのカウントフリー機能を活用するという目的なら良いですが、「他のMVNOより快適」という過去の評判を真に受けてメイン回線にするとがっかりするかも。


なお、今月はワイモバ回線はデータをほぼ使い切ったので不参戦です。契約してからかれこれ1年、はじめて1GB使い切りました(笑) 

ワイモバイルの500円*データSIM(ヤフープレミアム会員限定の価格→ 500円キャンペーンは6月末で終了しており、現在は980円だそうです。すでに契約中の場合はそのまま500円で利用可能)のスターターキットは当時3240円でしたが、今は1069円に値下げされていてオトクです(さらに9月1日まで、ワイモバヤフー店の1周年記念で同ショッピングサイト内で合計5,000円以上の買い物に使える1000円引きクーポンがありますので、複数購入するなら安いです)。


楽天モバイルはスピードテストの結果より体感速度が遅めな傾向です。これはスピードテストだけ速度を速くしているのではなく(もしそうなら、それはそれで混雑時の結果は遅すぎる)、混雑時間帯のみ画像やアプリなどの大きめのデータ通信が必要な種別に制限を掛けている可能性が高いです。

楽天モバイルでは12時台でもYoutubeの再生は比較的スムーズなのに、アプリのダウンロード・更新が全く進みません(200kbpくらいに制限を掛けていると推測してます)。ウェブサイトの閲覧は普通です。

楽天モバイルのデータSIMプランはベーシック(200kbps制限)で月額525円、次が3.1GBで900円(税別)になるため、非混雑時間帯にある程度使うことを想定するのなら3.1GBプランの方がオトクです。

低速でも出来ることにしか使わない・常に200kbpsでもイライラしない自信があるのならベーシックでも良いかもですが、せっかく+375円で3GB使えるのですからDSDS機種を持っている人ならキャリア回線+楽天モバイルのSIMを挿しておき、いざという時だけキャリア回線(およびUQやワイモバの快適なサブブランド回線)を使うようにすればキャリア回線の契約容量を減らしてパケット代の節約をすることも出来るでしょう。

9月2日からの楽天モバイルセールでは全セット商品に最低利用期間がありますので、このあたりをよく考えて維持費優先で低速コースを選ぶか、ある程度のデータ通信利用を想定して3~30GBプランを選ぶのか検討しておきましょう。

楽天スーパーセールで購入した分のデータ容量・パケット容量選択は商品の購入後に送られてくるメールで回線契約手続き時に行います。プラン選択には購入から1週間の猶予がありますので、とりあえず何を買うか・どのプランを選べるのかだけは事前に予習しておくことをオススメします。

☆「楽天モバイル楽天市場店 楽天スーパーセール(9/2 19時~)


Commented at 2017-08-29 21:33 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ke-onblog at 2017-08-29 21:43
> oさん

うわ、本当ですね(゚д゚)!いつの間に・・・500円ならサブ回線用に良かったのですが、980円じゃ高いですね~。情報ありがとうございますm(_ _)m
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by ke-onblog | 2017-08-29 21:14 | 格安SIM(MVNO) | Comments(2)

使い終わったスマホを高く売ったり、安く買ったりして節約します


by モバハン