格安SIM(MVNO)

新型iPhoneを快適に使える回線は? 2017年9月28日スマホネット速度比較

今月もいっぱいデータ容量が余りそうなので、恒例のスピードテストを実施しました。

今月は新しいiPhone発売に合わせてMVNO各社がキャンペーンを強化しています。iPhone 8/8 Plusの販売数は低調っぽいですが(苦笑)、9月・10月というタイミングで携帯会社の変更を考えている人もそれなりに多いことでしょう。

iPhone 8/8 Plusでは理論値で下り最大800Mbpsまで対応する超高速ネットワークに対応していますが、その実力を活かすことが出来るかどうかは契約する回線次第。

ということで、今回のスピードテストはiPhone 8 Plusも使って以下の7回線分の速度を平日の混雑時間帯を中心に測定してみました。

・ドコモ(本家)- Xperia X Compact SO-04J
・ワイモバイル - Galaxy Feel SC-04J
・mineo (docomo回線)- iPhone 8 Plus
・IIJmio (au回線) - iPhone 7
・イオンモバイル - Nexus 6
・LINEモバイル - honor 8
・DMMモバイル - ZenFone3


使った端末はすべてSIMフリー、国内正規品です。全社iPhone 8/8 Plusでの動作確認がすでに行われていますので、接続自体はどこでも出来ます。

まずは全回線の結果をざっくりとご覧ください。
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12時ちょうどの測定では各社そこそこの速度が出ていますが、格安SIMが大混雑する12時15分~12時45分の間では快適回線と低速回線に格差がありすぎて、同一のスケールでは比較にならないですね~

ドコモの本家回線は12時台でも100Mbps前後で安定しています。測定に使ったSO-02Jはキャリアアグリゲーション(CA)には対応していますが、262.5Mbpsまでが最大速度です。夏モデルのXperia XZ Premuimなどは最大500MbpsまでのCAに対応しているはずなので、使う機種によってはさらに速い速度が出るでしょう。

よく広告で「ドコモから格安SIMに買えると料金が1/3の料金に!」なんて威勢のよいフレーズを見かけますが、平日混雑時の快適性にお金を払っていると思えばそれも悪くない、と私は思います。

ワイモバイルの回線はかつてヤフープレミアム会員だと月額500円で契約出来たデータ通信専用SIMです。今は500円SIMキャンペーンは終わってしまったみたいですが、現在契約中の場合は今後も使えます。

SIMロック解除をしたdocomo with対応のGalaxy Feelは私の今のお気に入り機種でもあるのですが、ワイモバ回線でも十分使えます。周波数の対応を考えると別の機種に入れればもっと速くなるのかもですけれど、これだけ出ていればアプリのダウンロードも動画再生も何でもござれです。


さて、ではここからは格安SIMのみで、混雑しやすい時間帯のデータだけを抜き出して比較してみましょう。
新型iPhoneを快適に使える回線は? 2017年9月28日スマホネット速度比較_d0262326_09203385.png
今回利用した5つの回線では、12時台はいずれも厳しい状況です。0.5Mbpsを下回るタイミングもあり、どれも似たりよたり。

お昼休みに快適に使えないと困るのであれば、上記5社のMVNOはオススメ出来かねます。「快適」という主観的な判断自体が曖昧なので、人によっては問題無く使えるケースもあっても良いとは思いますが・・・そういうことをいい始めるとキリがないので今は省略しましょう。

夕方~夜の時間帯ではDMM・mineo・イオンモバイルはそこそこ安定して使えます。2Mbps出ていれば標準画質のYoutube再生がスムーズに可能なレベルだと言えるでしょう。

実はこの夜にWi-Fi接続に切り替えるのを忘れてイオンモバイルでアマゾンプライムビデオを再生してしまい、700MBくらい一気に消費していました(´∀`;) スマホの画面で見るくらいなら2Mbps出ていれば全く気にならないということを身をもって改めて体験したということに。

かつてはドコモ系MVNOの中では比較的快適だったLINEモバイルは完全に没個性的な速度に。他社MVNOに比べて著しく遅いというわけではないですが、カウントフリーサービスに魅力を感じる場合以外は契約するメリットが小さくなってきました。LINEモバイルは契約しているとポイントが貰えるので、そういったメリットもありますけど・・・

上記は3ヶ月前の2017年6月時点のスピードテスト結果ですが、今月も特に速度傾向に違いはなかった、という結論です。

MVNO関連のキャンペーンだけが目的で契約するほどのメリットを感じるのであればOKですが(mineoの「mineo新規音声回線が410円で維持可能なキャンペーン開始」とか)、メイン回線をMVNOに移すのなら甘いエサだけに釣られて契約を急がず、良く回線の実力を理解してから選ぶべきでしょう。

iPhone 8/ 8 Plusが何百Mbpsまで対応していても、格安SIMではお昼の混雑時間帯だけに使うのなら10Mbpsを超える数字すら見ることがないかもしれません。

高速の数字が見たいなら、真夜中や早朝にスピードテストをしてみましょう。
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朝4時に早起きして測定するとmineoのドコモプランで177Mbpsまで出ました(∩´∀`)∩ 私がこれまでmineo回線で測定したデータでは最高値です。これが新型iPhoneの効果・・・だといいですね。

ドコモのiPhone8/8 Plusでは500Mpsまでのキャリアアグリゲーションに対応するらしいので地域によってはもっと速度が出るかもしれません。

しかし、スマホが快適に使えるかどうかは最高速よりも安定性でしょう。どれだけハイパフォーマンスなiPhoneでも、ネットに繋がる速度が遅ければストレスを感じてしまうかもなので、よ~く考えて回線を選ぶことをオススメします。


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by ke-onblog | 2017-09-29 11:15 | 格安SIM(MVNO) | Comments(0)

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by モバハン