オンライン限定ながら市場価格7千円相当のVRゴーグルプレゼント+クーポン値引きが併用可能なこともあって、機種変更でかなりの数が売れているらしいです(F-01Kを含む2017年秋-冬モデルのハイエンドスマホ用ドコモ機種変更クーポン無料取得方法はこちら)。
一方で、昨年2017年1月-3月時期に行なわれた端末購入サポートによる投げ売りは、2018年3月シーズンには殆ど行われないまま終わりそうです。唯一機種変更で端末購入サポートが使えるハイスペック機種「V20 PRO L-01J」一括648円案件もほぼ在庫が尽きました。
ドコモ向けスマートフォンの白ロム価格は、ドコモ公式価格が変更されるタイミング+年度末のセールシーズンに大幅な価格変動が起こることがあるのですが、2018年は一部の機種を除いて小幅な下落に留まっています。
ただ、それでも最新のドコモスマホ機種の白ロムでも、ある程度までならば買いやすくなっている機種もあります。
このブログでは月に1回くらいのペースでドコモの主要スマホ機種の白ロム価格相場をチェックし続けていますので、過去のデータと2018年3月時点の同メーカー・新旧モデル同士の価格相場比較をしてみましょう。
【2018年3月】:Xperia XZ1 SO-01K (実質 25,704円)→ 76~80k
【2017年3月】:Xperia XZ SO-01J(当時一括25,920円) → 56~60k
【2018年3月】:Galaxy S8 SC-02J (実質 20,520円) → 63~66k
【2017年3月】:Galaxy S7 edge SC-02H (一括31,104円) → 52~60k
【2018年3月】:Xperia XZ1 Compact SO-02K (実質 26,568円) → 70~75k
【2017年3月】:Xperia X Compact SO-02J(一括15,552円) → 44~46k
【2018年3月】:arrows NX F-01K (実質 21,168円) → 流通ほぼ無し
【2017年3月】:arrows NX F-01J (一括25,920円)→ 53~60k
【2018年3月】:AQUOS sense SH-01K(マイナス8,424円) → 16~17k
【2017年3月】:AQUOS EVER SH-02J(一括5,832円)→ 26~30k
*括弧内の価格は「ドコモオンラインショップ」における月サポ・クーポン値引き後の機種変更負担額より。
どうでしょうか。2017年と2018年で、結構面白い対比になっていますね。では少しだけ当時と最近の白ロム価格傾向の解説をしてみましょう。
まず、Xperia XZ → XZ1のモデルチェンジ間には、やや黒歴史感もあるXperia XZs SO-03Jもありますが(苦笑)、3月から配布が始まったクーポンを利用することで公式価格の実質負担額はほぼ去年と同じになっています。
しかし、XZとXZ1の白ロム価格相場は1年差の同時期で2万円も高いまま推移しています(2018年3月直近でやや強い下落傾向もあり)。これが端末購入サポートと月サポの割引方式が白ロム価格相場に与える影響と言ってもいいでしょう。実際、XZ SO-01Jが機種変向けに端末購入サポート入りする前には上記の相場より1万円以上高かったはずです。
XZとXZ1ではCPU・カメラ性能などに結構大きな進歩もありますし、現状のハイエンドモデルが8万円(SIMロック解除済み前提)なら、そこまで高すぎるということはないのですが・・・SO-01Kの白ロムはまだお買い得感が小さめです。
Galaxy S8 SC-02JとGalaxy S7 edge SC-02Hでは、当時の機種変更端末購入サポート価格と、現在の月サポ+クーポン値引き負担額は、むしろ1万円もSC-02Jの方が安くなっています。
さらにGalaxyシリーズにはGalaxy S8+, Galaxy Note8も2017年モデルとして登場しました。昨年はGalaxy Note7が発火問題でスキップされたのに対し、2017年はそれぞれの機種で人気が分散された印象です。新規・MNPなら端末購入サポートで一括1.5万円で買えるため、SC-02Jの白ロムはまずまずの割安感があります。
ただ、あと1~2ヶ月くらいでGalaxy S9, S9+がドコモから2018年夏モデルとして発売される見込みですので、その時期までにもう少しS8シリーズの白ロムは値下がりするかもしれません。
SO-02Kの白ロムは発売直後に10万円近くまで跳ね上がっていた時期もありましたが、SO-02Jのお買い得感の印象が強いだけに、SO-02Kの白ロムはちょっと高く感じます。SO-02Jはミドルスペック・SO-02Kはハイエンドモデルに変更されたので、妥当と言えば妥当な価格なのかもしれませんけれど・・・
富士通の割れないスマホ F-01Kはほとんどオークションでは白ロムが出回っておらず、価格相場は不明です。3月8日までは実質価格が3.8万円と割高だったので、白ロムが安くなるのはまだこれからでしょう。
最後に、AQUOSシリーズのミドルスペックモデルはドコモの「EVER」から「Sense」シリーズに変わりました。SH-02Jは今でも端末購入サポートに入っていますけれど、いまさら買う人はいないでしょう(苦笑)
月額1500円の割引がずっと続く docomo with対象機種になったSH-01Kの白ロムは、今はSIMロック解除済みでも2万円以下で流通しており、非常にお買い得です。スマホに強いこだわりがない人は、とりあえずSH-01Kの白ロムを買っておけば良いと思います。
低スペックモデルに限っては、端末購入サポートで1年間の縛りを強いられるよりも、docomo withによる「ずっと続く安さ」のほうが白ロム相場に与える影響は大きいということが良く判ります。
以上のような感じで、端末購入サポート機種が豊富だった2017年と、月サポのみ+一部クーポンによる値引きがある2018年では、同じ年度末でも白ロム価格の変動傾向が大きく様変わりしていることが明らかです。
ドコモではiPhone 8/8 Plusは新規・MNPに限って2017年末から端末購入サポートによる一括値引きを早々に開始するという驚きの戦略を採ってきましたが、機種変更向けにはまだ解禁していません。
ドコモの白ロムを買うのであれば、docomo withの割引目当てで契約したであろう人たちが放出した、SH-01K, SC-04Jのどちらかをオススメします。ハイエンド機種の白ロムが欲しいのならGalaxy S8 SC-02J、それ以外は相応のコストが掛かると思ったほうが良いでしょう。
年度末シーズンに大きな割引方式変更が行なわれなかったので、次に白ロムが安くなるタイミングがあるとすれば2018年夏モデルの発表・発売時期になると予想されます。それまでどのように動くかは価格相場を見ながら考えなければならなさそうです。
公式の施策ではないですが多くの一次量販店で行われてますから半公式みたいなものでしょう
MNPの乗り換えも含めてiphoneを捌くのに忙しくて泥機安売りまでいかない感じがします
端末割引より学割みたいなサービスで値下げみたいなとこもありますし
今年は各キャリアで8 64GBの投げ売りが激しいですね!今年のドコモは確かに学割やwith割に力を入れた分が大きく、公式の端末価格を下げすぎると国からゴニョゴニョ…という話を聞いたことがあります。この時期に端末購入サポートを期待していた人も多いかと思うのですが、私の知る限りではこのまま年度末は終わりそうなので、機種変時期の回線は今の案件で条件のよいお店を探すのが良さそうですね。
情報有り難うございます!ぺろぺろさんの推測はぴったり当たっており、オンラインの在庫は週末に注文する人が多いので、おもに木・金曜日の午後にストックが反映されるシステムになっているのだそうです(納品のタイミングはメーカーによって例外もあります)。それでも予約ができない在庫は入荷数も限られているので、買えるかどうかは運次第ですね(苦笑)