日本で使うと一部条件を除いて違法になる技適未取得の海外端末・メーカー品を除いても、日本国内でSIMフリースマホを出しているメーカー・ブランドが結構な数があります。
・Apple (iPhoneシリーズ)
・シャープ(AQUOSのミドル/コンパクト機,ケータイ機)
・富士通 (arrows M0xシリーズ)
・ソニー (Xperia XZ Premiumを「nuro mobile」で投入)
・Trinity (NuAnsシリーズ)
・ONKYO (GRANBEAT)
・京セラ(DIGNOシリーズ)
・Huawei (Pシリーズ、novaシリーズ、Mateシリーズなど)
・ASUS(ZenFoneシリーズ)
・ZTE(Axonシリーズ、Bladeシリーズなど)
・HTC(Desireシリーズ、U11など)
・レノボ(Motorola/PHABシリーズ)
・TLC (ALCATELシリーズ)
・BlackBerry
・Wiko
・フリーテル
今はもうほぼ撤退状態や単発でしか機種を出していない業者もありますけれど、ぱっと思いつくだけでも上記のようなメーカーが正規に国内でSIMフリースマホを出しています。いくつかの端末は「格安」ではない上位モデルのスマートフォンもありますが、多くは性能・機能を抑えて価格を安くした機種を投入しています。
こうしてみると国内メーカー(製造や開発は海外依存のところもありますけど)の格安スマホもそれなりの数がありますね。
格安SIMサービスが登場した初期頃の印象で、「格安SIM=格安スマホ(=低価格なSIMフリースマホ)」というようなイメージが一般に広まり、定着してしまうほどになりましたが、ドコモの「docomo with」対象機種は「対格安スマホ/SIM」として、1年足らずでずいぶんと広がってきた印象です。
ドコモウィズの毎月1,500円をずっと値引き出来る月額料金の安さもひとつの魅力ですが、これまでキャリアではなかなか扱われてこなかった端末価格自体が安いスマホ・白ロムを市場に普及させる効果としても、docomo withは大きなインパクトがありました。
2018年5月4日現在docomo with対象になっているのは以下の5種のみですが、いずれも新品・未使用の白ロム在庫が多数流通しており、ドコモの回線を持っていないユーザーにとっても非常にお買い得な水準です。
・AQUOS sense SH-01K
・Galaxy Feel SC-04J
・MONO MO-01K
・らくらくスマートフォン me F-03K
・arrows Be F-05J(販売終了済み)
どの機種も安いのですが、今回はSH-01Kをピックアップしましょう。AQUOS sense SH-01Kは、ドコモウィズ機種の中で最も売れ筋の機種になっています。
ドコモの公式ランキングでも現在2位(iPhoneを除く、2018年3月の月間販売数)。
SH-01Kは、ドコモの通常価格は3万円です。
docomo with割引は月額980円のシンプルプラン(スマホ)、シェアオプションでのプラン契約でも適用され続けるため、最安回線維持費は月額280円/回線(税別・子回線の場合)です。
☆「NTTドコモ-長く使うとずっとお得「docomo with」」
docomo withを一度適用開始すれば、あとはドコモの契約上で対象外機種へ機種変更をしない限りは、SIMカードをiPhoneや他のスマホに差し替えても指定外デバイス料金は掛からず、割引も継続します。
この割引目的でdocomo withを契約する人は端末が不要になり、結果としてショップ・オークションやフリマサイトなどで多数docomo with対象スマホの白ロム流通が増え、価格下落を引き起こしてくれました。
2018年5月時点で、AQUOS sense SH-01Kは新品未使用+SIMロック解除済み状態でも価格相場は完全に2万円を切りました。
個人間取引で白ロムが安いのは普通ですが、ドコモウィズの端末は白ロムショップサイトでも価格が下がりきっているのが特徴です。
☆「白ロム専門サイト/ムスビー」最安17,500円(送料・税込、mineo/OCNのエントリーコード付き)
☆「Amazon AQUOS sense SH-01K ブラック 」最安17,700円
☆「Yahooショッピング AQUOS sense SH-01K」最安17,300円
*価格・在庫は5/4時点のもの。
シャープのSIMフリースマホだと過去にもAQUOS SH-0xM(AQUOS sense liteはSH-05M)という型番でMVNO向けに販売されてきましたが、ファーウェイやASUSなどの海外系スマホメーカーに一步も二歩も突き放されている印象でしたけれど、AQUOS sense SH-01KもSIMフリー状態でありながら防水・防塵、おサイフケータイ対応、フルHD IGZOディスプレイ搭載モデルがこの程度のコストで買える時代になりました。
新品、SIMロック解除済みに拘らないのならさらに2~3割安い白ロムもあります。もう少しお金を出せば処理性能自体が高い海外メーカー製SIMフリースマホを買うことも出来ますが、防水防塵対応は比較的上位の機種に限られますし、おサイフケータイに対応したSIMフリーモデルはさらに限られます。
型落ちモデルのキャリア白ロムでも中古ならば安い在庫もありますが、新品未使用にこだわるのならAQUOS sense SH-01Kのコスパに敵う機種は多くないはず。
格安SIMで使うためのスマホを探しているのであれば「SIMフリースマホ」として売っている端末だけでなく、docomo with対象のAQUOS sense SH-01K, Galaxy Feel SC-04Jも比較検討してみることをオススメします。
Galaxy Feel SC-04Jの白ロムはAQUOS senseより4~5千円ほど高い価格相場。処理性能は似たようなものですが、SC-04Jのほうが電池の持ちは良いです。私も一時期SC-04Jを仕事用のメイン機種として使っていた時期がありましたが、ドコモスマホでは確か最長の実利用可能170時間は伊達ではなく、スタンバイ時の電池は本当によく保ちます。