流通量がごく限られているため「相場」というほどまだ決まった価格はありませんけれど、超高額のスタートを切っています。
iPhone XRより1日先に、Galaxyシリーズの最新作「Galaxy Note9」はドコモ SC-01L, au版 SCV40が10月25日に発売開始となり、さっそく白ロムが種々のルートで売買されています。
SIM契約無しのスマートフォン=白ロムの価格は、特に発売直後においては「機種に対する期待度」+「初期購入時の割引・価格設定」+「需要と供給のバランス」によってキャリアの販売定価より高くなったり、安くなったりします。
今回のNote9 SC-01LはNote8 SC-01Kと販売価格の定価は同額に設定されていましたが、MNP価格が高め(月々サポートが小さい)でしたので、発売直後の白ロム流通量は限定的になるか、あるいは発売記念の予約キャンペーンは強め(ドコモは9,999dポ、auはネックスピーカー)であったので発売日入手組もそれなりにいるのか、バランスの予想が難しい状況でした。
また、Note9に期待度はおそらくそれなりに高いものの、Note8時に比べると低いのかな?という分析をしていました。
事前予想の答え合わせはどうなったのか、Galaxy Note9 SC-01Kの白ロム価格・売買価格をチェックして確認してみましょう。
まずはスマホのフリマサイト大手「
ムスビー」。ムスビーにはドコモ版・au版ともにたくさん出品がありますが・・・実在庫を持っているのかどうかよく分からない出品(IMEIの記載・特定商取引法に関わる記載がない)のほうが多いです。
取引中になっている在庫はSC-01Lで150,000円~170,000円ほどとなっており、ドコモの定価を大幅に超えています。
続いてヤフオク。
ヤフオクに出ているSC-01Lは非常に少数です。26日までの時点で落札歴は3件しかなく、しかもそれぞれ入札数も極めて少ないことから、供給だけでなく需要も少ないのかな・・・という感じ。
個人売買サイトには上記のとおりまだ流通数が少ないので、続いて買取店の評価(査定)も見ていきましょう。
「
イオシス」ではドコモ版
SC-01Lは最大87000円、au版 SCV40は最大80,000円という評価。SIMロック解除済みの場合は+5kです(2018年10月27日時点)。
じゃんぱらはSIMフリーならばSC-01L 上限95,000円、SCV40で88,000円となっているので、じゃんぱらのほうがやや有利。
他の有名買取店では、SIMロック解除済みの場合は
・L社 110k
・C社 93k
・R社 115k
・F社 95k
・A社 110k
・J社 113k
私がいつもチェックしている買取店の中でもまだ査定情報を更新していないショップもありますけれど、110-115kくらいが最大でしょうか。
ドコモの公式価格では、MNPの場合(オンライン限定割引適用後) Note 9 SC-01Lが63,504円、Note 8 SC-01Kが10,368円(端末購入サポート)ですので、Note9の方が5万円以上も入手コストが高くなります(予約特典ポイント9999円分を除く)。
ドコモ版 Galaxy Note8 SC-01Kの現在の価格相場は6万円台後半~7万円前後となっていますので、SC-01Lの価格相場は12・13万円~になるのは妥当なところです。
予約特典が無くなったあと、今後安くなるまでNote9を買う人・流入数は急激に減ることも予想されます。まだ発売日から3日しか経っていないので売買数が限られていますが、今後もしばらくしても在庫が増えない場合には高値での推移しやすい状況でもあるでしょう。
今は白ロムの流通量が少ないので若干高めでも入手したいというケースはありえるかもしれません。しかしGalaxy Note9はドコモでもauでも全く品薄にはなっていませんので、13万円(キャリアの定価)を大きく超える価格が長く継続することは無いでしょう。
すでに予約済みであれば、キャンペーン期間中に購入・応募をすればau,docomo 版それぞれでまだ予約特典を貰えるはずですが、予約特典無しでの購入は微妙かもしれません(店頭でよほど安く買える案件でもあれば別ですけれど)。
ということで、Galaxy Note9 SC-01Lの発売直後の白ロム流通量・価格は、
・白ロムの流通量はかなり少なめな印象
・少ない流通に対して、需要も低そう
・品薄になっていないため、プレミアム化が続くことは無い
・買取店では当然定価割れ
こんなところでした。特に驚くようなところはなく、想定範囲内の動きです。
予約特典を入手し、流通数が少ない初期で売りぬくことが出来ればそれなりですが、売れ残ってしまうと他のセール機種を買ったほうがお手軽だったかも・・・というような展開でしたので、「可もなく不可もなく」といった状況のようです。
次の注目機種はGoogle Pixel 3/ Pixel 3 XL。こちらもまたさまざまな要素が含まれるためにNote9よりさらに予想が難しいです。どのような人気・流通量・価格のバランスになるのか興味深いです。
ちなみにGalaxy Note9 SC-01Lの実機レビューは後日モバイルびよりにて公開予定ですので、端末自体にも興味がある方はぜひチェックしてみてください。