すでにそれほど価値のあるものではありませんし、3年後のことではありますが・・・
KDDIは先日11月7日にCDMA 1X WINの新規受付を終了させましたが、ついに3G通信を使った接続サービスそのものを2022年3月末までで終了させることを発表しました。
2022年4月以降はau VoLTE・4G LTEでの接続しか出来なくなるため(その頃には5Gもあるのかもですが)、古いスマートフォン・ケータイだけでなく、旧型のiPhoneもauでは使えなくなる日が確定したということなります。
上記が2022年3月で使えなくなる機種リストです。
すでに2018年冬時点でも上記にあるモデルを現役で使っているユーザーは限られているとは思いますけれども、今でもスマホの初心者向けやサブ機種用に持っているという人もいそうな機種も混じっています。
XperiaシリーズだとXperia Z Ultra SOL24, Xperia ZL2 SOL25, Xperia Z3 SOL26、GalaxyならGalaxy S5 SCL23, Galaxy Note Edge SCL24も使えなくなります。このあたりならギリギリ使っている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
そして、iPhoneは4s, 5, 5c, 5sまでが使えなくなります。iPhone 5sは現行のiOS 12までアップデート出来るほどに長期のサポートが続けられてきました。あと3年OSの更新が続くこともないかもですが、先にauでは通信自体が使えなくなる日が決まってしまったわけですね。
このあたりのスマホ・ケータイはまだSIMロック解除義務化が始まる前に発売されたモデルばかりですので、通常の方法ではSIMフリー化(およびMVNOで)して他社回線で使うというわけにも行きません。よって、上記「ご利用いただけなくなる機種」リストに入ってしまったモデルは、2022年3月末以降は携帯電話機能としての役割を終えて、ミュージックプレイヤーやWi-Fi接続専用のゲーム機・目覚まし・デジタルフォトフレーム・計算機・デジタルメモ帳といった用途で使うくらいがせいぜいです。
Wi-Fi接続が出来ればそれはそれで上記のようにおもちゃ代わり程度には使いみちはいろいろとあるのですけれど、あと3年後にau版iPhone 5sにどれだけの市場価値が残っているのか、という話ですねぇ(苦笑)
すでにiPhone 5s 16GBの中古白ロムは美品でも5~7千円前後くらいが相場です。64GBモデルの新品同様級なら1万円を超えるかもしれません。しかしCDMA 1X WIN終了頃に向けて、徐々にiPhone 5sの白ロム需要が減り、価格も下がると予想されます(CDMAの終了が無くとも、今からさらに3年も経てば骨董品のようになってしまうかもですが)。
auユーザーがコンパクトなiPhoneを使い続けたいのなら5sとは違ってVoLTEに対応するiPhone SEもありますので、そちらへの乗り換えをするしかないでしょう。
逆に言えばまだ3年間は上記の古いスマホ・ケータイも使えることにはなりますので、もう使わない白ロム・中古品を持っているのなら、価値のあるうちに売却してしまうのが良いでしょう。3Gプランの新規契約は出来ませんが、SIMを入れ替えてサービス終了まで使い続けたい人へ届けたほうがエコですし。
auでは比較的早くからVoLTE専用スマホ・ケータイに販売が切り替わってきていましたし、すでに大半のユーザーには実質的に3Gサービスが終了したところで影響はなくなっているはずですけれども、ドコモでもFOMAサービスを2020年代に終了させる予定に言及していますし、また一つ携帯電話の歴史が変わっていくのだな~と、しみじみと感じちゃいますね。