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ドコモの学割・先得で12月にキャンペーン前倒し 年度末の混雑解消策

先日も有識者様たちの会議で話題になっていたようですけれど、もしかしてこういうことなのでしょうか。

NTTドコモは11月26日に、2018年12月1日から提供を開始する2つのキャンペーンについて情報を公開しました。
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一つは毎年春になると登場する「ドコモの学割」です。

キャンペーンの内容としては昨年のものによく似ています。
新たにXi契約で「カケホーダイ&パケあえる」に加入いただく25歳以下のお客様を対象として、月々のご利用料金から毎月最大1,500円を割引くサービスです。 また、「ドコモの学割」の適用条件を満たしたシェアパック契約中のお客様および同一シェアグループに加入のご家族向け特典として、それぞれdポイント2,500ポイント(2019年2月1日(金曜)までに条件を満たした場合は3,500ポイント)を進呈いたします。
ドコモの学割を使うことでシェアパックの子回線であればdocomo withを使わなくても月額280円から維持できる+同一シェアグループの家族にポイントをバラまくというのも去年と同様です。

この学割は端末購入サポートと併用が可能になるため、例えば先日値下げされたiPhone XR(64GB)の場合だと、

「シンプルプラン980+ spモード300+シェアオプション500-学割1500=月額280円」 + 「iPhone XR 64GB一括 25,920円→ 月額1080円」= 端末代込で1,382円~(1年目)

という計算が成り立ちます。子回線という前提がありますけれど、SIMフリー機の場合本体のみで9万円もしますので、2年間の維持費(端末代コミ総額5.3万円弱)を考慮してもドコモで子回線を追加するほうがファミリーユーザーには有利です。


ドコモの学割はもう2018年の12月から始まってしまうというタイミング以外は、それほど新鮮味のあるものではありません。

今年は学割と同時に「ドコモの先得」という名称だけでは内容が良くわからないキャンペーンが追加されました。
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ドコモの先得キャンペーンは通常の年度末商戦期であるはずの2月・3月契約が不利になる、2018年12月1日~2019年1月31日までの優遇施策です。

対象機種をご購入とともにXi/FOMAサービスを新規にご契約されるご家族を紹介いただくと、紹介いただくご家族おひとりにつきdポイント(期間・用途限定)最大10,000ポイント進呈!
ドコモの先得は、これまで実施されてきたご家族紹介特典に似ていますね(紹介特典も12月以降継続します)。紹介特典はMNPのみが対象になっていますが、先得は純新規です。

12月~1月のうちにエントリーしておき、2018年1月31日までの「早期契約」をすれば10,000dポイント、2月1日~5月31日に契約が遅れた場合は5,000dポイントに減額されます(エントリーは2019年1月31日で打ち切り)。

つまり、これまでは2月や3月に集中していた学生の入学・進級に合わせた買い替え優遇施策を2ヶ月分前倒しにして、混雑を分散させることを狙っているということのようですね。


ドコモの早期成約特典は学割のほうにもあり、2月1日までに条件を満たすと家族へ付与されるポイントが通常より1,000pt上乗せされます(3月以降は2500dポ)。

そう考えると、11月26日に発売からたった1ヶ月でiPhone XRを購入サポ落ちさせたタイミングも納得できます。単に新型iPhoneが売れていないという事情だけでなく、ドコモ的にはどうしても12月からで早期で安売りを強く印象づける目玉の存在が欲しかったのか~と。

同じく12月から2018年夏モデルのスマホが大量に端末購入サポート化されますし、去年とは少し違ったタイミングのセールが2018年度末には実施されるのかもしれませんので、機種変更の準備をしていた方は買い替え時期を微調整したほうが良いかもしれません。



また、最近話題になっている「携帯通信プランと端末販売/割引の完全分離」が2019年中にも実施されるのではないかという話になっていますが、ドコモの現行プランはいずれも機種購入と値引きが関連付いており、もし本当に完全分離をするとなると料金プランを根本的に見直す必要がありそうです。

学割は各社ともに毎年5月末くらいまで実施するのが通例ですので、通信と端末販売を完全分離するにしても、少しでも早めに現行プランのまま契約・機種変更をして欲しいための「先得」なのかな、とか想像してしまいました。

auとソフトバンクはすでにそれぞれ毎月割・月月割を実質的に廃止し始めている(関連記事: ソフトバンク新プラン発表&月月割を終了へ)ので完全分離を総務省が「すぐにやれ」と命令してきても何とかなりそうですが、ドコモの場合は大きな混乱が生まれそうです。

年度末セールシーズンにまさか料金プランの大幅改定が重なるとは思えませんけれど、少なくともドコモ的には2月・3月だけに優遇施策を追加して一極集中させるのではなく、購入時期を分散させるためにキャンペーンや割引の前倒しをしたいというのは間違いなさそうなので、12月・1月に月サポが切れる回線があるのなら案件を探してみる価値があるかもしれません(年度末に投げ売り化されると白ロムの価値も急落しますし)。


Commented by うめ at 2018-11-28 18:04 x
総務省やめてくださいって感じ。
有識者ってなんの知識があるのか意味不明。

とりあえず、月サポある内に入手したp20pro 2台をmate20proと変えるか悩むことします。
Commented by ke-onblog at 2018-11-28 18:13
> 凍死さん

では”凍死”さんからニックネームを変えなければですね!(笑)

LINEモバイルでは招待URLを経由して申し込むと事務手数料が最大無料になるキャンペーンがあるのですが、残念ながら購入後の適用は出来ません。

また、音声契約であれば購入時にコード「TMTM0404」を入力していると新規で5000LINEポイント、MNPなら10,000LINEポイントが貰えます(2019年1月14日までに利用開始日を迎えることなどが条件。詳細は公式HPを参照ください)が、やはりこちらも購入手続前の入力が必須です。

招待URL(発行から24時間以内しか使えない)と音声契約のLINEポイントキャンペーンは重複出来ませんので、データSIMによるiPhone SE狩りの際はアマゾン等で買えるエントリーパッケージを使うのが最もお手軽ですね。
Commented by ke-onblog at 2018-11-28 18:24
> うめさん

知識は分かりませんが権力はありそうですねぇ。

Mate20 Pro悩ましいですね!私もお昼にアマゾンでカートに入れてアマギフの残高が足りないことに気付いたところで我に返りました。P20 Proもカメラとして以外は全く使っていないのに、Mateを買ってしまったらいよいよP20 Proの出番が皆無になりそうですよねぇ(´∀`;)
Commented by にぱいあーる at 2018-11-28 20:47 x
どこぞのモバイル情報系サイトで、この有識者という人たちの中に自分でキャリア端末にMVNOのSIMカードを刺して使った人が一人でもいるのか?その使い勝手を知っているのか?という問題提起していましたが、全くその通りだと思いますね。キャリア端末には消しづらい余計なアプリが山盛りにしてあって一般の人がそのキャリア以外で使うには障壁になってると思います。
それよりも、端末価格を分離して端末負担を大きくしてハイエンドを買いづらくした上に中古流通を増す方向で、来たる5Gの普及を促進する気は全くなさそうなのが気になります。電波の有効利用のためにも新技術の普及を促進するべきだろうと思いますが。買い替えも遅くなれば旧世代の電波の停波もやりづらいでしょうに。
Commented by 凍死 at 2018-11-28 20:54 x
ご教示をありがとうございます。
まだ正式注文までは至っていないのですが、その理由は「さて、これを4万円で購入して、どんだけ美味しいのだろうか?」ということ。
でも、をっとびっくり。高くて8万円でヤフオク(笑)。
はい、これから正式注文をします(大汗)。
Commented by ke-onblog at 2018-11-28 22:33
> にぱいあーるさん

要素がありすぎて複雑になり、簡単には解決しない・結論が出せないのは仕方ないとは思いますけれど、いろんな利権が絡んで面倒臭そうになっており一般消費者がおいてけぼりになっているような感じが気持ち悪いですね~。Pixel3みたいにキャリアカスタマイズ禁止にでもすれば少しはマシになるのでしょうか(´∀`;)
Commented by ke-onblog at 2018-11-28 22:35
> 凍死さん

転売が相次いだので流石に異常な高値は減ってきている印象もありますが、普通にLINEモバイルはSB回線もそこそこ安定して使えるのでいいですね。
Commented by キリヒトハ at 2018-12-03 12:23 x
石川温氏が、ラジオの冒頭であの有識者会議の内容に触れ、「docomo withも無くなるかも」と話してました。

学割スタートに、他のiPhoneシリーズのdocomo with追加あるかもと期待してただけに、ちゃんとした有識者()による「docomo with廃止の可能性」発言はショックでした。今のうちに、全部の回線をdocomo withにしておくべきかと、思案中です。

2019学割から察するに、期間用途限定ポイントが〇〇サポートにとって代わるのではないかと危惧しております。
Commented by ke-onblog at 2018-12-03 12:42
> キリヒトハさん

料金との完全分離をするにはwithも廃止しないと辻褄が合わなくなるので、やっぱりそういうことになっちゃうかもしれませんね~。過去にドコモが料金プランの改定(今のカケホシステム導入)をしたときも6月だった気がしますので、来年の学割がちょうど終わるそのあたりが怪しいですねぇ。
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by ke-onblog | 2018-11-28 14:41 | 白ロム節約情報 | Comments(9)

使い終わったスマホを高く売ったり、安く買ったりして節約します


by モバハン