先日から祭り状態となっているドコモの投げ売り案件 JOJO L-02Kの一括648円化によって、白ロム価格が急落しています。
もともと12.5万円という超高額なJOJO L-02Kの白ロムが「
メルカリ」では3万円台で取引されていることすらあるようです。ヤフオクでも4万円台前半まで相場が下がっています(1月23日確認時点)。
JOJO L-02KのベースV30+のスペックを考えると新品の白ロムが4万円に達した時点ですでにかなりのお得感・高コスパなハイスペックスマートフォンになったな~という印象を受けますが、一方では「白ロムがちっとも安くないスマホ」というのもあります。
これからのスマートフォン買い替えシーズンを迎えるにあたり、「安いスマホが欲しい」というのであれば1月18日にJOJOスマホと一緒に値下げされた2018年夏モデルも選べますけれど、まだ他の人があまり持っていない・新しい端末が使いたい!・白ロムとして高い価値のある端末が欲しいというのなら、あえて白ロム価格が高い・流通数が少ないモデルを購入するという方針もありでしょう。
あるいは将来値引き増額・公式で値下げされたときのために、それぞれの特徴・狙い目の機種を覚えておく価値はあるかと思います。
では、2019年1月下旬時点で価値の高い=白ロムでの入手が格安購入は難しい機種をピックアップしていきましょう。
【Galaxy Note9(2018年冬モデル)】
トップ画像に使ったので、まずはこれ。
2018年冬モデルとしてドコモ・auから発売中のGalaxy Note9 SC-01LおよびSCV40は、発売日(18年10月25日)からすでに2ヶ月以上が経過しているにもかかわらず、ドコモ版だと10万円を優に超えます。
旧モデルのGalaxy Note8も発売当時は10万円をしばらく超えていましたが、今回のNote9はそれを上回っていますね。
SIMロック解除済み状態ではSC-01Lが120,000円前後、SCV40は92,000円前後でヤフオクにて売買歴が見られます。
Note9はSDM845・RAM6GB/ROM 128GB、可変絞りのデュアルカメラ、Bluetooth対応の内蔵Sペン、4000mAhバッテリーなど、確かに最高クラスの仕様・旧機種からのパワーアップをしていますので、高値で推移すること自体は不思議ではありません。
ただ、ドコモの定価だとNote8もNote9も全く同じ価格に設定されていたので、もう少し下がっても良さそうなものですが、これはドコモ公式価格がNote8に比べてNote9はMNP時もあまり安くない設定であるからでしょう。
現時点でSC-01L白ロム供給はまだまだ少なく、今の価格がお買い得とは言い難いです。新品で買いたいのなら、かなりの予算を用意しなければならないでしょう。au版 SCV40でも9万円以上が相場です。
ドコモ定価 126,360円:機種変更80,352円、MNP 63,504円
*ドコモの各契約種別価格は2019年1月23日、「
ドコモオンラインショップ」の各割引適用時。詳しくは公式HPでチェックしてください。
【Xperia XZ3 (2018年冬モデル)】
続いて、ソニーの最新フラッグシップモデル Xperia XZ3も高値を保っています。
XZ3はドコモ・au・ソフトバンクそれぞれから発売されているためNote9ほどの高値ではありませんが、ドコモ版はかなり高めの印象があります。
ドコモ版SO-01L SIMロック解除済み白ロムの相場は90,000円~95,000円程度。最近はXperiaスマホもすぐ安くなるモデルも多い中では、比較的よく頑張っている印象です。
値段の高さもあるのですが、まだまだ白ロムの流通量自体が少ないために新品・未使用品の入手は難しいでしょう。2018年夏モデルであるXperia XZ2シリーズよりもXZ3のほうが人気自体はあるらしいですが、先日のXZ2シリーズ値下げによって今後需要と供給のバランスが変わってくるかもしれません。
ドコモ定価 98,496円:機種変更51,840円、MNP 34,992円
【カードケータイ KY-01L (2018年冬モデル)】
私はこういう変わった端末(およびガラケー機種)も好きなのですが・・・白ロム流通量はまだ増えてきません。
発売時点において4Gストレートケータイで最軽量・最薄のドコモケータイとなったKY-01L。話題性は抜群でしたが実際に使ってみると単品利用を考えてしまうとちょっとストイックすぎる機能しかないな~という感じでしたが(苦笑)、白ロムでサブ機に欲しいという人も多そうなカードケータイ。
おそらく「買ってみたけど目的に合わなかった・イメージと違った」というユーザーにより中古売却ならばオークションにもある程度見られます。KY-01Lの新品在庫になると流通は少なく、未使用品は30,000円~35,000円くらいの高値となっています。
ドコモのXiケータイはこのKY-01Lの発売と合わせるようにパケットプランを外しても月サポが適用できるようになったため、通話専用で使えるドコモ回線を1本だけでも保持しておきたい、というユーザーには向いていると思います。
白ロムでの購入は中古品ならばそれなりに安く買えるチャンスもあるかもしれません。
ドコモ定価 31,752円:機種変更10,368円、MNP 10,368円
【AQUOS zero (2018年冬モデル)】
個人的に白ロムで安くなったら買いたいな~と思っている、AQUOS zero。SBモデルでも白ロムはまだまだ高めです。
性能自体も高いのでそう簡単には安くはならないだろうとは思っていましたが、
AQUOS zeroを新品・未使用で入手しようとすると9~10万円程度のコストが必要です。
AQUOS zeroは2018年12月21日に発売されてまだ1ヶ月しか経過していないという事情もありますが、白ロムの流通数は本当に少ないです。安く買えるかという問題以前に、白ロムの在庫自体を見つけるのが困難です。
【INFOBAR xv (2018年冬モデル)】
最近auのガラホ案件を全然チェックしていないので安く買えるチャンスがあるのかどうか把握していませんが、INFOBAR xvの白ロムがauのガラホとしてはかなりの高値で推移しています。
インフォバーブランドの15周年記念として発売されたINFOBAR xvは、ある種のファンアイテムとしての価値があるのでしょうか。
LINEや+メッセージに対応する一方で、防水にもおサイフケータイにも非対応なガラホということで一般需要は高くはなさそうですが、白ロムが4万円以上で売れているところをみると、それなりに欲しい人もいらっしゃるのでしょう。
上記に挙げた機種はいずれもまだ発売から日が浅く、安売りされていない・流通数が少ない機種ばかりです。値下げ販売もあまり行われていないはずなので、白ロムが安くならないのは当然です。
他にもGoogle Pixel 3/XL、Mate20 Pro, AQUOS R2 Compactあたりも発売されたばかりなので白ロムを安く買うのは難しいでしょう。
この2019年1月~3月の時期で、2018年冬~2019年春モデルがすぐに価格改定される可能性は低いかもしれません。しかし投げ売りされて安くなった機種の白ロムではつまらないという人は、上記のような入手困難な新機種が掘り出し物価格になっている在庫を探してみるのも面白いかもしれません。