想定される範囲では、十分に納得できる結果だったと思います。
本日2019年2月20日より、事前案内のとおりドコモは中古端末(家族や知人から譲り受けたもの、ショップ等で中古購入したもの)のSIMロック解除手続きの受付を開始しました。
ドコモでは従来よりウェブ手続き(My docomo)を行えば自分で購入した端末(購入履歴があるもの)ならば無料でSIMロック解除をすることが出来ましたが、今後は購入履歴が無くてもSIMフリー化をして使うことが出来るようになります。
ただし、もちろん何でもかんでも、無条件でSIMロック解除が出来るわけではありません。
まず、SIMロック解除の対象機種は、
・2015年5月以降に発売された機種(SIMロック解除対応義務化が始まった時期)
・2011年4月~2015年4月に発売機種
2011年3月以前に発売された機種はSIMロック解除非対応です。まぁ、そこまで古い機種をSIMフリー化して使いたいというユーザーは滅多にいないでしょう。
中古SIMロック解除対応に、個別モデルごとの制限はありません。iPhoneでも、Google Pixelでも、ガラケー機種でも、SIMロック解除に対応した端末ならいずれのモデルでも解除出来ます。
ただし、以下の条件を満たす必要があります。
既存のドコモ契約者のSIM解除条件から予想されたとおり、分割残債あり・端末購入サポート適用で購入された端末の場合、購入日から100日未満の場合はSIMロック解除不可です。
購入日から100日未満かどうかを調べる手段は無さそう(?もしかしたら手続き画面で「○日後に解除可能」とか出るのかも)なので、購入証明・保証書記入がない白ロム購入時はちょっと気をつけたほうが良いかもしれません。
ちょっと今は対象となる端末の手持ちがないのでどのようなエラーが出るのかは未確認ですが、たぶんウェブ手続きに何らかのエラー・警告が出て、解除コード発行までたどり着けないはずです(→2019年2月21日時点エラーコード44693が出て、解除可能日までの日数表示無しを確認)。
また、SIMロック解除の手続きはオンライン(My docomo)およびドコモショップ店頭で行う事が出来ますが、ここに
「2015年5月以降/以前」の発売時期が関わってきます。
2015年5月以降に発売されたモデルの場合、
パソコン(My docomo)からの手続きならばSIMロック解除手数料は無料で、何台でもSIMフリー化手続きを実行する事が出来ます。
店頭の場合は1回あたり2台まで、1台につき3000円の手数料が掛かります。1回で2台まで、という制限は何百台も持ち込む業者からの依頼で業務が滞るのを避けるためでしょう。
一方で、2011年4月~2015年4月までに発売された機種区分の場合、オンラインでは手続きすることが出来ず、店頭で有料解除しか出来ません。
店頭解除の場合、以下のガラケー・ルータ端末などのモデルは無料で解除できるとの但し書きもあります。
ドコモ ケータイ(iモード)/ドコモ らくらくホン/ドコモ キッズ・ジュニア(スマートフォン for ジュニア、キッズケータイF-03Jを除く)/データ通信商品(データカード・Wi-Fiルータ)は、手数料は無料
私も先程すでに1台オンラインでSIMフリー化してみましたが、二段階認証を含み、サクっとやれば1~2分/台でSIMロック解除手続きが可能です。受け付けは24時間いつでも可能です(メンテナンス時を除く)。
dアカウントはドコモ回線ユーザーでなくても無料で作ることが出来ます。対象となる端末を持っている方は、SIMフリー化していろんなSIMを挿して遊びましょう。解除作業は簡単なので、誰でも直ぐにできるでしょう。わざわざ店頭で依頼して3,000円もぼったくられる必要はありません。
ドコモの中古端末SIMロック解除の仕様は、私には想定通りに十分良い対応だと感じられましたが(あとはオンラインで端末購入サポート/分割購入日からの日数が判るシステムが無いのなら、作って欲しいくらい)、au・SBもドコモと同じ仕様で早めに対応して欲しいものですね。