先週5月10日、ソフトバンクが先陣を切って2019年夏商戦向けのスマホ・携帯・タブレットを発表し、今週は月曜日13日にau、木曜日16日にドコモが夏モデルを出します。
SBが先に出してしまったのでauとドコモでも同じようなラインナップがあるのかな~?と一部予想が出来てしまう状況になりましたが、今年の夏モデルもほぼ例年通りに、各メーカーがハイエンドモデルから高コスパ系のモデルをそれぞれ投入するようですね。
ハイエンド、とは言えませんが先週はPixel 3の廉価モデル,Pixel 3a/3a XLも話題となりました。
Pixel 3aシリーズではカメラは3シリーズと同じメインカメラを使っているとのことで、カメラ性能は同価格帯のスマホに比べても優れたものになりそうですが、すでに元になったPixel 3を持っているユーザーや2018-2019年モデルのハイエンド・最新機種を狙っているユーザー層にはちょっとインパクトは弱いかな?(斬新な新しい機能があるわけではないので)とも感じました。
今年は端末と料金の分離プランによる業界矯正が本格化する・Pixel 3aのようにあえてハイエンドモデルを買わなくても多くのユーザーは性能的に十分満足できるミドル~ハイスペックモデルに人気が流れるのではないかという予測もありますけれど、各メーカーの花形であるハイエンドモデルの仕上がりも気になります。
ソフトバンクから発売されることが確定しているハイエンドモデルはXperia 1とAQUOS R3の2種です。
SDM855搭載モデルの第一弾は、5月下旬発売予定のAQUOS R3が最初になりそうです。Xperia 1は6月中旬以降。
ソフトバンク向けのハイエンドは今のところ2種だけとなっていますが、2019年5月12日時点で海外向けモデルを含み発表済みのSnapdragon 855搭載モデルはすでに15種以上(RAM/ROMの組み合わせ違いを含まず)があり、そのうちのいくつかはau・ドコモから今週発表される可能性が高そうです。
*auからXperia 1(SOV40)、Galaxy S10(SCV41), Galaxy S10+(SCV42), AQUOS R3(SHV44)の発売が確定しました。auの夏モデル9種のうちハイエンドモデルはこの4種です。
どの機種が日本で発売されるか全貌はまだ明らかになっていませんが、昨年までの動向から発売が濃厚なモデルをピックアップして「2019年夏モデルで気になる機種アンケート」を作ってみましたので、ぜひ投票していってください。
選択肢は一応「日本での発売が期待されるモデル」だけに絞ってみました。ZenFone6は5月16日発表予定でありアンケート作成時点で公式未発表ですが、暫定ということで。
実際にスマホを買う段階になれば、スペックや機能が優れているというだけでなく価格やキャンペーンにも影響されるでしょうけれど、新しい機能・性能が魅力的な機種となると・・・どれが人気になるのか予想は難しいですね。
ソニーのXperia 1がやはり国内では人気になるのは無難なところでしょうか。
新型のXperia 1は21:9という超縦長比率になっているものの、過去のXperia XZ2 PremiumどころかXperia Z Ultraすら超える6.5インチにまでディスプレイが大きくなっていることもあり、過去の5インチ強のスタンダードサイズが好みだった人にはどの程度受け入れられるのかな?という疑問も無くはありません。
AQUOS R3は旧モデルと同じく動画専用カメラをまたしても採用してきました。
AQUOSシリーズはキャリア向けモデル以外でも最近勢いがあります。コンセプトが異なるシリーズとは言えSDM845搭載のAQUOS zero, AQUOS R2 Compactもまだ出たばかりという印象があるのに、またハイエンドモデルを新投入するのか~と、ちょっと驚きです。
あとは国内未発表(日記執筆時点)となる、トリプルカメラスマホのGalaxy S10シリーズも例年通り順当な進化を遂げているという感じに。
ゲーミングスマホのBlack Shark2、カメラが斜めにリフトアップするというOPPO Reno 10x Zoomは10万円超えの超ハイエンドSIMフリーモデルとして投入されそうですが・・・10万円超えスマホは珍しく無いとは言え、やはり手を出しづらいレベルです。
昨年OPPOはFind Xを12万円で投入していますけれど、国内市場では実際どの程度のシェアを取れているのか・・・低価格帯のNeo,上位のProあたりはまだしも、ハイエンド市場でも戦っていけそうなのか気になります。HuaweiのP20 Pro, Mate20 Proも発売当初は高値ながらも急速な値下げとその性能から人気がありましたがFind Xは目立った安売りもされず、Reno 10x Zoomも同じような値段になってしまうと購入には勇気が必要になりそうです。
ASUSでは先日ミドルスペックのM2 Proでは信じがたいレベルのトラブルを引き起こしましたが・・・ZenFone6ではちゃんと管理してくれるといいですね。
2018年モデルのZenFone 5Zは国内定価が他のハイエンドモデルに比べて安めに設定されており、また、ハイスペックモデルのZenFone 5も程よい性能とコスパの高さで人気がありました。5シリーズはさらに1世代前の4シリーズに比べれば好感触だったように感じていますので、Huaweiの攻勢にどこまで6で対抗できるのか注目したいところです。
それぞれ2019年モデルによって型落ち・ハイエンドモデル同士のライバルとなるモデルは、
・Galaxy S10シリーズ → Galaxy S9/S9+/Note9
・Xperia 1 → Xperia XZ3/XZ2シリーズ
・AQUOS R3 → AQUOS R2/AQUOS zero/AQUOS R2 Compact
・P30 Pro → P20 Pro/Mate 20 Pro
・Reno 10x zoom → OPPO Find X
・Black Shark2 → Black Shark
・ZenFone 6(仮) → ZenFone 5Z
このようなモデルがありました。いずれも2018年のハイエンドモデルとして注目された機種ながら、やはり人気には差もあったことでしょう。
上記以外の未発表ハイエンドモデルが投入される可能性もまだありますので、2019年夏モデルスマホの本格発表・発売が待ち遠しいところです。新機種が出ることによって旧機種の最終在庫処分のための値下げ・投げ売りも進むはずですし。