ドコモ2019年夏モデルの中で最も高い114,696円のスマホ、Galaxy S10+ Olympic Games Editioin SC-05Lの予約受付が開始されています。
過去にはauがGalaxy S7 edgeのオリンピックモデルを出していましたが、今回はドコモだけです。
2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックでは、ドコモがゴールドパートナー・Samsungがワールドワイドオリンピックパートナーとしてスポンサーになっているため、これを記念したGalaxy S10+の限定モデルは全世界でドコモだけ、限定10,000台しか生産されないモデルとして2019年7月下旬頃に発売されます。
Galaxy S10+オリンピックモデルは、基本的にはオリジナルのS10+ SC-04Lの性能そのままに、背面に東京オリンピックのロゴ入り本体+同じくロゴ入り「Galaxy Buds(ギャラクシー バッズ)」がセットになったというだけの製品です。
価格は冒頭にも書いた通り11.5万円もするのですが、オリジナルのS10+に比べて特別に高いわけではなく、通常モデルとの価格差は13,608円(8%税込基準)であり、定価1.7万円相当のGalaxy Budsが必ず貰えることを考えると、むしろ安いくらいです(通常モデルのGalaxy S10 SC-03L, S10+ SC-04Lも発売日前に予約してから購入すればGalaxy Budsが無料で貰えるキャンペーンあり)。
ちなみにauから発売されたGalaxy S7 edgeのオリンピックモデル販売価格は当時の定価で12万円、台数は2016台とさらに少なかったのですが、この3年間でスペックだけでなく大画面スマホに対するユーザーの意識・需要も変わってきていますので、限定数が5倍に増えたことは順当なところなのでしょう。
ドコモでは過去にもさまざまな限定モデルのスマートフォン・携帯機種を販売してきたものの、それぞれイマイチ人気が出ずに在庫処分状態になってしまったモデルも多数ありました。
しかしながら今回は上記の通り、通常モデル比べて割高なわけではない+夏モデルとして最高峰のスペック(SDM855+RAM8GB+ROM 128GB+メイントリプルカメラ/フロントデュアルカメラ)+販売数量少なめ+オンライン販売なので誰でも事務手数料無料で買える+東京開催という記念品としての価値があるため、人気が出そうな雰囲気があります。
Galaxy S10+ SC-05Lのスペック・機能は最高峰です。夏新機種でも4モデルしか対応していない最大受信1576Mbpsの最速仕様になっています。
一方、売れ残りそうな要因としては新料金プランに切り替わったあとの販売であるため従来の月サポ・端末購入サポートのような補助がなく、今までの”実質価格”的な考え方が浸透しているユーザーには高い負担に感じられる点、主流サイズより一回り大きい6.4インチがベースであること(従来モデルでもS+より無印のSシリーズのほうが一般的には需要が高い)、Galaxy S10/S10+の通常モデルより発売が遅いこと(予約購入すればGalaxy Budsも無料で貰える)、などが挙げられます。
特にGalaxy S10+自体に魅力を感じるようなハイエンド志向のユーザーが、ただロゴが入っているというだけのモデルを2ヶ月待って買うかどうか・・・と考えてしまうと、1万台という台数が多いのか少ないのか、良く分からなくなってきます。少なくとも2019年春に
12.5万円→648円に値下げすることでようやく在庫がなくなったLGのスマホよりは人気が出るとは予想しているのですが...
海外で開催される大会のモデルよりは、日本開催の記念モデルをコレクション用として欲しいというユーザーは多そうなので、そのあたりの需要がどれくらいあるのか次第でしょうか。
Galaxy S10+ Olympic Games Edition SC-05Lの予約は一人1台限り(機種変は1回線につき1台)のみです。店頭予約受付は実施されず、ウェブ予約のみで購入可能となります。
2019年夏モデルはXperia1やAQUOS R3といったハイスペック機種、ミドルスペックモデルにもPixel 3aやarrows Be3など注目のモデルもありますので、発売までどの機種を狙うかじっくりと考えておきましょう。