"携帯節約"が別のステージに移行した雰囲気です。
携帯・スマホ購入時の一括0円(低価格モデルは除く)やキャッシュバックが激減した2019年冬、いままでMNPでぐるぐるとさせていた回線を大きく減らしたというユーザーも多いと思いますけれど、ドコモ回線の場合は「回線数0」にしてしまうのはまだ早いかもしれません。

ドコモのポイントサービス「dポイント」では以前より”ドコモ回線保有者限定”で使えるサービスやポイントアップキャンペーンがありました。dポイントを貯める事自体は現在携帯回線が無くても(dアカウントだけで)利用することは可能ながら、2019年12月から始まったさまざまなキャンペーンは、ドコモ回線保有者に有利な条件が増えている気がします。
旧プランでdocomo with・月サポ・端末購入サポートを維持するメリット・維持する必要性があるうちはそのまま契約を続けるでしょうけれど、それらの縛りが終わった時点で回線をそのまま解約するか、維持費を超える恩恵を受けられるキャンペーン・特典があるかどうかをチェックする必要がありそうです。

ドコモで機種変更特価案件を探すだとか、家族割・ネット割、各種クーポンなどの獲得を前提にすればいろいろと回線自体について現状でも価値を見出す・節約効果を得ることは出来ると思いますが、ひとまずそれは横に置くとしまして・・・(そういう次元での”節約”にはもはや興味が無い人も多いでしょうし)
この本来の定価的な維持費を超えるだけのメリットを見いだせるキャンペーンが、12月現在は盛りだくさんです。
詳細を書き出すと面倒くさいので各自チェックして欲しいですが、ざっくり抜き出すだけでも
・アマゾンプライム特典(スタートアップ期間中のみギガライトOK)1年分 4900円
・アマゾンプライム特典 d払いポイントアップ +4倍 3000ポイント/月 ×12月~来年3月までの4ヶ月
・アマゾン d払いキャンペーン(初回のみ、2020年1月5日まで)5倍~40倍 上限10000ポイント
・dカードお支払割 5%還元 +4倍 2000ポイント/月 ×10月~来年3月までの6ヶ月
上記はすべて「ドコモ回線を持っていること」が適用条件前提に含まれている(アマゾンd払いの最大+40倍以外は、ギガホ/ギガライトの新料金プラン契約が必要)キャンペーンです。上記以外にも、通常のdポイント獲得キャンペーンが各種併用できるので、お得感はかなり高いシーズンになっています。
いずれも期間限定なので、いますぐ新プランに切り替えたい・切り替えても構わないという場合にしか参考にならない(dカードお支払い割10月・11月の2ヶ月分はすでに過ぎてる)ですけれど、上記の特典総額は、
4900+3000×4+10000+2000×6=総額38,900円相当
最大で1回線あたりこれだけのメリットを享受することが可能です。dカードはノーマルなら年会費も入会費も完全に無料になっていますし、ハードルは低いはずです。
*各キャンペーンはエントリー/回線との紐付けが必要なことがあります
アマゾンプライム会員の権利はたくさんあっても使いみちはあまり無いですし、d払い・dカードの利用特典もポイント特典上限まで使って、という話ではありますが・・・ドコモの新プランは2年契約がなくてもdカード支払いを設定していれば単回線でも同額(3,278円)維持が出来ます。各種キャンペーンによる回線維持のメリットが見いだせなくなった時点でいつでも解約は出来るので、特典がたくさんある期間だけでも回線保有・維持するメリットがあると考える事もできます。
上述した通り、いくつかのキャンペーンはドコモウィズや月サポ・端末購入サポート時代の旧プランが対象外になりはじめていますから、どこで旧プラン→新プランへ切り替えるべきか、タイミングも重要になります(ちゃんと損得勘定が出来る当日記の読者層なら大丈夫だと思いますが、月サポ消滅・購入サポの違約金を払ってまで切り替えるようなものではないでしょう)。
逆に言えばdocomo withはともかく「月サポ・端末購入サポートの縛りが切れたまま使わない回線を長く維持し続ける」のはかなり厳しいです。昔なら「繁盛期まで1-2ヶ月くらいのずれなら、割引終了後でも維持してMNPのチャンスを待つ」という考えもあったでしょうけれど、今は待っても無駄・多少のMNP特典程度では、長く割引無しで維持するデメリットのほうが大きくなっちゃいます。
ギガライトで1年分 3278円×12ヶ月=3.9万円なので、上記のアマプラ特典・d払い/dカード特典だけを考慮しても、たくさんカード・d払い・アマゾンを使うユーザーなら維持するメリットが感じられるでしょう。
上記以外にもドコモ回線保有者だけのメリット・特典は今後も出てくるはずです(そうでもしないとドコモも契約数を維持できないと考えているでしょうから)。
スマホキャッシュバックが消滅してしまった後、データ容量をたくさん使うメイン回線はサブキャリア・MVNOに移して維持費を下げるのも大切ですが、ドコモ回線も1本くらい残しておいたほうがポイ活は捗りそうです。