月サポ・端末購入サポートが廃止された2019年6月以降、ドコモの白ロムがあまり安く手に入らなくなって面白みが無かったためチェックを怠ってきましたが、久しぶりに価格相場チェックしておきましょう。
最後に全体の価格チェックをしたのは・・・
2019年5月5日の日記でしょうか。特定の機種・シリーズの価格チェックは何度か日記を書いていますけれど、割引・値下げ機種の白ロム相場をチェックするのは本当に久しぶりな気がします。
ドコモの回線を持っているユーザーなら「
SPECIAL割引」で機種変更でも特価でスマホが買える場合もありますが、現在ドコモの割引は
契約の種別によって割引価格にばらつきがあるため、「機種変更でもお得」/「MNPだけがお得」/「白ロムで買ったほうがマシ」といったお得感にも影響が出始めています。
また、現在のドコモスマホ値下げは在庫処分的なタイミングによるセールもあるため、白ロムの流通量がピークに達するタイミング・白ロム価格推移もチェックして、買い時を逃さないようにするためにも、各機種の白ロム相場感を把握しておきましょう。
では、2020年3月時点のドコモ主要機種の白ロム相場をチェックしていきましょう。
・AQUOS zero2 SH-01M (機変68k)・・・80k前後
2020年1月末に発売されたばかりの超軽量スマホのドコモ版。他社モデル・SIMフリーモデルも存在するためレア度が高いわけではないものの、まだSH-01Mの白ロム流通数は限定的です。
SDM855搭載機種としては他社モデルに比べて遅く発売されたので注目度は低めなのかもですが、RAM8GB+ROM256GBというキャリア端末としてはそこそこな仕様で、激軽な141グラムというユニークな特長に惹かれるのであれば、ドコモ版の価格設定はまずまず割安に感じられます。
端末購入割引は15k、はじめてスマホ購入サポートは50k引きなので、新規・4GからのMNPはイマイチです。
・Xperia 5 SO-01M (機変68k)・・・75-80k前後
夏モデルのXperia 1よりワンサイズ小さな5。端末自体の人気はそれなりにあるはずなのですが、やはり白ロムの流通数はまだそこまで多くない状況が続いています。
Xperiaは5Gモデルの「Xperia 1II」が大きくスペックアップして登場予定ですので、RAM 6GB+ROM64GBなXperia 5はなんとも言い難い、微妙な相場感です。
・Galaxy A20 SC-02M(機変7k)・・・10-12k前後
かつてdocomo with向けに発売されていた格安機種もびっくりなレベルで白ロム相場が崩壊しているGalaxy A20。
私も発売日に買って少しの間使っていましたが、防水あり・おサイフケータイ機能ありでこの価格は恐ろしいコスパです。ハイスペック機種を使い慣れた人が買い換えるような端末ではないものの、おもちゃ・予備機種としては十分な性能だと思います。
・AQUOS sense3 SH-02M(機変10k)・・・22~24k
サブスマホとしては最高に頼もしい、防水・おサイフケータイ・大容量電池搭載のsense3。SoCも400番台ではなくSDM630搭載なので、ちょっとしたゲームなら遊べます。
定価の3万円という時点で高コスパの良い機種だと思いましたが、これが機種変で公式価格9,680円とは、ちょっとびっくりする水準でした。
白ロムの人気も高いのですが、機種変向けの値下げ幅が大きかったので今後もう少し白ロム相場は落ちるかもしれません。
・P30 Pro HW-02L (機変68k) ・・・80k前後
本来ドコモの2019年夏モデルとして登場するはずだったP30 Pro。先日5G対応のMate30 Proが発表されましたけれど、それに比べれば圧倒的に安く買えます。
カメラ性能はMate30 Proには劣るかもしれませんが、おそらくこの夏登場する他社ハイエンドモデルと比べても見劣りするものではないため、カメラ重視ならP30 Proを今買っても後悔はしないでしょう。
ファーウェイ=格安スマホという印象が付いているせいか、ほぼ1年前のP30 Proが8万円程度ではファーウェイの白ロムスマホとしては「コスパが高い」という水準とは言えないと感じられます。
P30 Proは、はじめてスマホ購入サポートを使えば60k割引です。
・LG style2 L-01L (機変24k)・・・25-30k
2019年夏モデルの高コスパ機種として投入されたLGスマホ。「格安機種の中ではちょっと性能が高めに設定」がウリだった機種なのですが・・・残念ながらAQUOS sense3に全部持っていかれた感じになっています。
・arrows Be3 F-02L (機種変12k)・・・24-26k
SoCこそSDM450なのでゲームをしたいユーザーには厳しいですが、旧型に比べてデザイン性が大幅に向上したarrows Be3も結構お得になりました。
arrowsの低価格機種は「arrows Be4 F-41A」も発表済みです。しかしこのF-02Lと大差ないスペックなので、国産にこだわるならF-02Lが買えるうちに買っておくのが良いかと思います。
・Galaxy S10 SC-03L (機変70k)・・・66~80k
SC-02Lの白ロム価格相場はいくつかのマーケットで幅があり、直近で80k程度で売買されていることもあれば、70kを割る落札実績も見られます。
SC-03Lは2019年夏モデルのハイエンド機種であり、これも3月25日発売のGalaxy S20 5Gにより型落ちします。
SC-03Lもはじめてスマホ購入サポートで60k還元対象です。
・ Xperia Ace SO-02L (機変28k)・・・35-40k
定価3万円のAQUOS sense3と同じSDM630, RAM 4GB+ROM 64GBという仕様で定価5万円だったAceも、多少白ロム価格が下がっています。
Xperia Aceの場合はMVNOのSIMフリーモデルモデル(J3173)でも似たような相場感であるため、今のドコモ版SO-02Lの白ロムがお買い得と言えるかどうかは微妙な水準かもしれません。
・P20 Pro HW-01K (機変37k)・・・50k前後
P20 Proは2018年モデルですが、現在でも予約注文が可能なモデルです。P30 Proと比べてしまうとカメラ性能は若干劣りますが、発売当初、夜景モードを使って撮れる写真の感動は忘れられません。
HW-01Kは中古白ロムならもっと安い価格で出回っていますが、新品が欲しいなら機種変で買うのも悪くないのかもしれません。
はじめてスマホ購入サポートだと48,520円還元で、実質1万円です。
・Google Pixel 3 XL (128GB)・・・55k前後
機種変向けには値下げされませんでしたが、MNPなら激安で買えたGoogle Pixel 3 XLも白ロムがそこそこ安くなりました。ただ、先日Googleストアで4.5万円で売られていましたので、それに比べると現在の白ロム相場すら高く感じちゃうかもしれません。
機種変更だと9.3万円ですが、はじめてスマホ購入サポートを使えば1.4万円です(3XLは3月18日より割引が減額されています)。
・Google Pixel 3a (機変25k)・・・35-37k
エントリープレミアムモデルのPixel 3aはGoogle公式価格が49,500円であったところ、此度の値下げによって機種変一括25kにまで下がりました。
白ロムについてはソフトバンクでの割引販売やSIMフリーモデルモデルの値引き販売もあったため、まずまずの割安感がある相場といえるかもしれません。
2020年3月21日時点において、上記のAndroid機種も一部在庫切れが見られるようになりました。
Appleの大幅値下げ対象だったiPhone XR, iPhone XS, iPhone 8も在庫が尽きかけています。
機種変更向けの値引きは昨年4月1日以降一気に減りました。今年のスペシャル値引きも3月31日まで限定となっており、それ以降は安く買えるかどうか見通しが立たないため、どのタイミングで機種変更をするか、白ロムを買っておくべきか、在庫と流通量を眺めながら考えてみると良いでしょう。