白ロム転売法

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白ロムを高く売ったり、安く買ったりして節約します

カテゴリ:スマホニュース( 596 )

今日はちょっと最近のスマホ業界の動きも考慮してまじめな話でも。

2019年もすでに半分以上が終わり、7月も後半です。これから夏休み・お盆休みシーズンが本格的に始まりますけれど、その夏休みが過ぎた頃と言えばスマホ業界では「新型iPhone」の登場が恒例行事となっています。

次のiPhoneに関してはすでに噂やテキトーな妄想情報がiPhone XSが発売された直後からちらほらと見受けられ、2019年モデルはトリプルレンズになるのか、名称は「iPhone XI」(11)になるのか、はたまた欠番となっていた「iPhone 9」が出たりするのか、気にはなりますけれど・・・まぁ、そういった眉唾な情報はどうでも良いとして・・・

今年、2019年はアップル・iPhoneの事情ではなく、携帯会社側・料金/割引側の動きがちょうど次の新型iPhone発売時期に直撃しそうで怖いですね。


もう大方の方針は固まったようですが、2019年はニュース等でも大きく話題となった「分離プラン・割引規制」が本格始動します。

すでにドコモ・au・ソフトバンクの3社はそれぞれ「分離プラン」と言える、基本料金プランに影響をされる直接的な端末割引を(少なくとも公式的には)付けずに販売するプランを出していますが、2019年10月以降、割引や還元に関する規制が強化される見込みです。例の「割引は2万円まで」みたいな、アレです。

iPhoneの新モデルは、例年通りであれば9月-11月の時期に海外での発表時に、日本のキャリアでも一次販売国としてすぐに発売されてきました。アップルが売るSIMフリーモデルは良いのですけど、キャリアの場合は9月に新しいiPhoneが出た場合、この時期に総務省による販売ルール規制に対応したプラン・値引きをすぐに提供できるのか、ちょっと不安ですね。ちょうどドコモが2019年夏モデルを5月に発表しておきながら、発売日自体はすべて新プランが始まる6月1日以降にずらしたように、ガイドライン・ルール改定の適用日次第で、ごたつく可能性があります。

「定期契約違約金を1000円以下に」というルールがあるため、キャリアはこの時期に全面的にプランの見直しをする可能性が高く、大きな動きになるでしょう。

2019年モデルの新iPhoneが「2019年秋の新プラン」や「大幅値引き禁止」に引っかかって発売日を迎えた場合、iPhone XR/8の後継機はともかく、「Xシリーズ」の正当後継モデルは、やはり10万円を軽く超える価格になることが予想され、ユーザーの実質負担もほぼ確実に高くなります。

ここで、2年前、2017年モデルのことを思い出してみます。
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iPhone Xは2017年11月3日の発売でした。

iPhone 8 Plusは個人的「ワーストバイ」な端末として苦い記憶が・・・9万円もしたのに「iPhone Xの前座」にしかなりませんでした。

iPhone 8 PlusはiPhone 8 Plusで良いところももちろんあるのですけれど、iPhone Xを購入した後は8+は極稀にスピードテスト用に使うくらいで、ずっと押入れで待機しています。

一方、iPhone Xは2019年夏の今もメイン機(の一台)として普段利用に使っています。iPhone Xを買った2017年11月以降も何台、何十台と新しいスマホを使ってきましたが、ふつーに「まだメインはiPhone Xでいいか」と感じる程度に、よく出来た端末だったと思います。
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iPhone XのチップはA11。2018年モデルのiPhone XS/XR/XS MaxはA12であり、iPhoneとしてはXはトップとは言えず、2019年版の第5世代 iPad miniにすら処理能力は劣るということになるものの、ゲームを遊ぶ場合でもiPhone Xで不足に感じることはまだ無いでしょう。

iPhone Xの発売当時の価格は税別で64GBモデルが112,800円、税込み121,824円でした。2019年10月からの消費税増税10%を考慮すると、2019年モデルが価格据え置きだったとしても、12.4万円くらいになりますね。

そして今、発売から1年半以上が経過したiPhone Xですが、中古価格相場はさすが「もと12万円」なだけあり、今でも比較的高い印象を受けます。
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2019年7月時点、イオシスでは一番安い在庫でSIMロック解除済み Cランク品で72,800円です。新品は95,800円。

発売当時から比べれば新品も2万円以上安くなっているものの、よく考えるともうすぐ2世代落ちになろうかというスマホが7万~9万円って、すごいですよね。

Androidの場合も昔に比べれば長く使えるスマホも増えていますが、2年前のXperiaは「Xperia XZ Premium」、Galaxyなら「Galaxy S8+/Note8」が当時のトップ機種です。Galaxy Note8はiPhone Xと近い定価12.6万円(SC-01Kの場合)でしたが、今、中古で7-9万円の価値があるはずもないですから。
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9万円出せばもう1世代新しいGalaxy Note9の新品が買えます。

iPhone XもGalaxy Note8も分離プランになる前、月々サポートや端末購入サポートの補助によってMNPならそれなりに安く購入できる時期もありました。それで2年弱が経った時点で、このような中古相場になっています。

一方、確かにiPhone Xの白ロム(中古)価格相場は一般的なスマホに比べれば高い水準を保っているとも言えるのですが、中古状態での下取り価格・買取価格という観点から見ると、また少し印象が変わります

2019年7月時点において、3キャリアのiPhone Xの下取り査定(故障のない通常動作品)は以下のようになっています。

・ドコモ:64GB 49,000円/256GB 53,000円
・au:54,840円
・SB:54,000円

ドコモだけ64GBと256GBで価値が違いますが(ドコモ下取りプログラム)、およそ5万円強で横並びです。

キャリアの下取り査定基準は「故障はなし・画面、本体に傷あり」程度を想定した価格ですから、まぁ、こんなところでしょう。

iPhone X 64GBのゲオの買取査定(2019年7月16日時点)では、新品状態で58,080円~中古上限52,800円~最低価格31,680円とされています。

イオシスは結構高いです。
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SIMフリー版なら、状態をよく保っていれば62,000円くらいで売れることも。私のXは・・・ケース・フィルムを常時着用して使ってきたたので外傷はなく、6.2万円行けるかな?(比較用に必要なので手放しませんけど)

ただ、さすがのiPhone Xもあまり状態の良くないものには高値はつかず、明らかに傷があるランクでは5万円台以下、つまり発売当時の半額以上の価値で買取を期待するのは難しいでしょう。こうみると、キャリアの下取りはそこそこ有利な価格と言っても良い水準です。

また、「半額」と言えばキャリアが導入している「実質リース」なアップグレードプログラム・半額サポートもありました。ドコモの「スマホおかえしプログラム」では1/3ですけれど。

「リセールバリューが高いiPhone」であっても、2年間使った後に定価の半額以上の価値で売れるかどうかは、結構微妙です。プログラムの加入・適用条件の縛りが強い・プログラム料金が高いのではメリットも目減りしますが、端末価格が高いモデルではリースシステムもそんなに悪くないのかもしれないな、と思わせられる一例です。

2019年モデルの新型iPhoneがどんな機能を持つかわかりませんが、ホームボタン無し・ノッチデザインを初めて採用したときのようなインパクトがあるモデルチェンジをして、現行機種・他社機種を圧倒するような人気になったとしてもiPhone Xと同じく「2年後に中古査定は定価の半値以下」になるのか、それとも端末購入補助規制・分離プランの影響が大きく出て中古価格にも影響が出るのか、非常に気になります。
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iPhone Xはノッチデザインを大流行させるほどスマホ業界にとってはインパクトがあったモデルであり、十分に「名機だった」と私は思っています。

2019年モデルのiPhoneは分離プラン・割引規制が強化される国内キャリアでどのような売れ行きになるのか、そしてそこからさらに1年・2年と経過した時にどんな状況になっているのか。2017年→2019年のiPhone Xの事例を今回考えてみましたが、やはり同じようにはならないのでしょう。

しかし、分離プラン・割引規制によってユーザー負担の上昇が予想される2019年秋以降、アップルの新型機さえも苦戦する時代が来るのかと思うと・・・。2018年モデルすらアップル的には「想定以下」だったようですが、日本の携帯販売事情がさらに拍車をかけそうです。

私はiPhone XSシリーズを見送ったので次の2019年モデルはどんな価格だろうとたぶん買います。皆さんはどんなタイミングで新しいiPhoneを買うのでしょうか。また、その買い方・使い方(売却を前提に大切に保護して使うか、キャリアのリース前提で「故障・破損」だけ気をつけて使うか)も2019年秋以降は変わってくるのかもしれません。

ここ1-2年のトレンドも最新のiPhoneをキャリアからすぐに買うと高いので、型落ちになったiPhone6sやiPhone 7, iPhone SEがUQモバイル・ワイモバイルでバカ売れしたように、「旧モデルのiPhone+ワイモバ/UQモバイル」という節約運用をするユーザーはますます増えそうです。

ただ、iPhone Xのサブキャリア投入はまず無いでしょう。もう在庫がキャリアにも殆ど残っていないので・・・次はiPhone 8, XRが来そうです。今はワイモバ・UQの主力はiPhone7ですが、キャリアでの販売世代が変われば当然サブキャリアに降りてくる在庫も世代が進むでしょうから。


by ke-onblog | 2019-07-16 20:43 | スマホニュース | Comments(7)
丸く収まりそうで良かったです。

2019年6月28日-29日の日程で開催されたG20の会議終了後の会見にて、トランプ米国大統領がファーウェイの禁輸解除について言及したと大きくニュースが出ています。

2019年4-5月頃から日本国内でもファーウェイのアメリカ企業との取引禁止の影響が大きく出ており、SIMフリースマホP30, P30 liteの発売を見合わせるショップが出ました。

ドコモでは2019夏モデルで目玉となるはずだったP30 Pro HW-02Lの予約受付を停止する自体に陥っていましたが・・・このまま問題が終息すれば日本でP30 Proを普通に買えるようになりそうです。

しかしながらニュースを見る限りでは、貿易協議再開のために中国との政治的なやりとりはあったようですが、事の発端の一部となっていたスパイウェア・バックドアなどの存在・懸念が解消されたから、といった要素が結局あったのかどうかよく判りませんね。

ファーウェイの端末をキャリアが販売するためには「ファーウェイに対する禁輸解除」だけでなく、商取引禁止リストからの削除が必要なはずです。そうしないと安心して(少なくともキャリア的には)販売できないでしょう。

すでに問題が大きくなって一ヶ月以上が経過しており、まだ安心できる段階とは言えません。G20のような大きな協議の場があっても簡単には「問題はすべてクリア」とはいかないようなので、今後の動きをよく見てファーウェイ製品を売るべき・買うかどうか判断したほうが良さそうです(一般ユーザーには大した問題ではないかもですが、キャリア・白ロム取扱店などの場合にはこの判断を間違うと批判を浴びるでしょうし)。

by ke-onblog | 2019-06-29 19:59 | スマホニュース | Comments(3)
携帯販売における「違約金上限1000円」・「割引上限は2万円まで」といった規制を決めるために行われている「モバイル市場の競争環境に関する研究会」の最新資料が公開されました。

ニュース等でも有識者会議の内容は報道されていますが、そもそも「なぜそのような話になっているのか」を知ることで、なぜこんなに話題が紛糾しているのか・何が間違っているのかを理解できるようになります。

自由市場であるはずの携帯販売・通信回線事業において、今・そしてこれから何が起ころうとしているのか深く知りたい場合は、総務省が公開している会議資料を誰でも見ることが出来ます。

2019年6月18日に公開された資料は非常に興味深い内容がたくさん含まれていますので、興味のある方はぜひチェックしておくことをオススメします。

報道では簡単に「違約金が1000円になる可能性」や「値引きに制限が出来る可能性」などだけにスポットが当てられがちですが、資料を見ると携帯業界の販売問題の複雑さがよくわかります。
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この資料、単に会議で方針が話し合われた内容のトピックスだけが掲載されているのではなく、特に携帯業界の現状に対する問題・方針を考えるための参考資料系が豊富で、面白いです。

例えば、「値引きは2万円まで」という話題に関連して、「在庫端末」の値引きについても検討がされています。これはいわゆる型落ち・在庫処分のセールに関わる規制案です。
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資料によれば、古い端末の値下げについては最終調達をした時点から起算して、1年以降~2年までは半額程度、それ以降は8割まで値下げしてもOK、という規制をつけようとしているらしいです。

直近ではauがXperia XZ3の定価を9.9万円→4.3万円まで下げましたけれど、SOV39はまだ発売から半年しか経っていないので、完全にアウトでしょう。


この規制に関する根拠も一応あり、中古端末の買取相場の推移を調査した結果としています。
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ゲオやじゃんぱらなどの買取相場をiPhone 7, Xperia X Performance, Galaxy S7 edgeなどで調べ、発売日から1年・1.5年・2年・30ヶ月と、時間経過ごとに価格相場を調べて「2年経過時の価値は定価の2割位だろう」というところから、製造中止後の値下げ上限を設定しようとしていることが分かります。

この考え方自体は、まぁ、うん、そうかな?という気はしますが・・・この資料で出てくる「iPhone 7」、今もまだ普通に売られている端末です。キャリアの再調達、メーカーの製造終了時期が明確に公開されているものでは無いと思われますのではっきりとしたことはわかりませんが、本当に今も販売が続くiPhone7を含んで、「最終再調達」やら「製造終了」のタイミングを起算とした値引き上限を検討することが正しいのかな?と思ってしまいます。

最終調達と製造終了で割引上限が変動する場合、キャリアとして早めに値下げをしたいと考えた場合にはメーカーに「調達は初回の1回だけ・生産をすぐやめてほしい」と要求するかもしれません。そんなことになったら、メーカーとしては「良いものを作っても多く・長くキャリアが売ってくれないのなら...」と、端末開発に関してあまり良い影響を与えるとは思えません。頻繁にマイナーチェンジ・サポートをすぐに打ち切って買い替えを促したほうが・・・なんて展開にならないか、心配になっちゃいます。

最近では確かにスマホのハイスペック化はずいぶんと進みましたし、iPhoneならサポートの継続期間も長めなので、”発売日”からではなく”最終調達”のタイミングから1年・2年経過時でもユーザーからの需要はあると思いますが、Android機種で調達日から2年も経ってしまっていては、半額でも在庫処分は厳しいのでは?と感じますね。実際、auはXperia XZ3を7ヶ月で半額以下にしたわけですし。

違約金1000円問題に関して、定期契約の割引規制についても細かい情報が記載されています。
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現状の2年契約・違約金9,500円というシステムから、新基準では違約金1000円にするだけではなく、定期契約による割引を1500円→170円程度まで下げろ=つまり値上げしろと強制するものとなっています。

もともと「携帯料金を4割値下げしろ」というところから問題が大きくなった今回の料金改定・携帯業界改革ですが、ドコモやauが2019年6月からスタートさせた分離プラン・値下げプランは定期契約を前提として作られています。その前提が否定されれば、さすがに料金プランを調整しなおさないというわけにはいかないでしょう。

まぁ、このような変更があったとしても歴戦のキャリア料金プラン考案者であれば何らかの対策・抜け道をきっと作り出してくるのだとは思います。

ルールに従った結果一人負けをする会社、ルールを無視して勝つ会社(あるいは代理店)、抜け道を作って元の木阿弥とならないか、総務省が無理難題をふっかけるほど、キャリアの反発・複雑化が進行してしまいそうで、実際にガイドライン・法改正の発動がされてみないことには不透明なことばかりでもありますね。

ドコモが2019年5月31日に今までの端末購入補助を打ち切ると決まった時に駆け込みで契約をしたユーザーも多いと思いますが、改正後に期待するべきか、改正前に買い替え・契約を行っておくべきか、良く考えて行動したほうが良さそうです。




by ke-onblog | 2019-06-19 12:00 | スマホニュース | Comments(10)
すごいニュースが出ていますね。事の真偽はどうあれ、本当にこんなことを考えているのなら、今後の携帯業界にはまた大きな変革が起きそうです。

日経新聞によると政府は2019年秋に予定されている携帯販売に関する法改正・ガイドライン策定において、現在一般的に9,500円に設定されている2年契約の途中解除料を上限1000円にする方針としています。

これは先日開催された「モバイル研究会・消費者保護WG合同会合」を受けての結果なのだとは思いますが・・・9500円からいきなり1000円の値下げはすごいですね。

先日の会議についてこの日記でも一部を紹介しました。

過去記事でも少し触れたのですが、楽天モバイルは先月末の会議で「一切の定期契約縛り・違約金やめようぜ」という案を出しています。

この日経新聞の通りであるのなら、楽天モバイルの主張が完全ではないながら、政府関係者に届いてしまったようです。

もちろんこの秋から変更されるのはこの違約金だけの話ではなく、分離プラン・割引上限、過剰な割引の禁止・値下げ抜け道の防止などなど、いろんなことを変えていこうとしているのは判るのですが・・・(詳しくは過去の日記、総務省の広報ページにある研究会の資料を見てください)

この「違約金を9500円→1000円にしろ」というのは、かなり乱暴な気がします。

現在、携帯回線を契約すると言えば、当たり前のように「2年契約」が前提になっています。MVNOでは半年・1年といった短い期間のものもありますが、基本的に端末・基本料金に割引が付く音声SIM回線を契約する場合はなんらかの縛りがあります。
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ただ、3キャリアの場合は確かに「2年縛り」が当たり前にはなっているものの、2年契約は無くても、回線契約する事自体は今でも可能です。

ドコモの新料金プラン「ギガライト」の場合も、
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auの新料金プラン 新auピタットプランの場合も、
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このように、定期契約なしの料金が設定されています。料金はほぼ横並びで、2年契約無しだと基本料金が+1500円/月アップします。

この「2年契約で1500円/月割引」を提供するための条件が「違約金9500円」なのだとして(実際には定期契約をする双方メリットはそれだけではないのでしょうけど)、9500円という金額設定が妥当なものだとすれば、政府によって違約金上限が1000円にされてしまったとき、キャリアがどういう手に出るのか、想像はたやすいです。

違約金だけが安くなり、他のシステム・料金はすべて今のまま、なんてことには絶対にならないでしょう。

ドコモのギガホ/ギガライトも、auの新ピタットもまだ出たばかりだというのに、また秋に料金改定が必要そうですね。

あるいは・・・もし「定期契約解除の違約金は1000円まで」としただけの場合には、抜け道もまた容易に作られそうです。

例えばmineo方式。
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mineoでは音声SIM回線でも最低利用期間はありません。そのかわり、1年以内に「MNP」転出させると、手数料が上乗せされます。
ただし、ご利用開始月の翌月から12カ月以内に携帯電話番号ポータビリティー(MNP)転出される場合に限り、MNP転出時契約解除料10,260円(税込)とMNP転出手数料2,160円(税込)を申し受けております。(2019年10月1日(火)より、MNP転出手数料は3,000円(税抜)となります。)
この方式は罷り通るようなので、現在の2年縛り以外に別の「手数料」という形で請求してやれば、現在の割引を継続できるのかもしれません。

上限が設定されるのは「違約金」であり、「手数料」ではない、みたいな。現在の報道内容だけではどこまで政府が強制するつもりなのか、上限1000円の話が本当になるのかどうかもわからないので、あくまで「そういう可能性がある」という話ですけれども。

総務省からの指示が「2年縛りの違約金9500円は妥当性がない。適切な額に変更せよ」という命令ならまた話は違うのですが・・・

総務省が「携帯料金を4割値下げせよ」で出されたドコモの回答は、「基本料金を”最大”4割値下げ」+月々サポート・端末購入サポート・docomo withの廃止でした。

もし本当に「2年縛りの解除料は上限1000円に値下げせよ」という課題が出されたとき、各キャリアがどんな回答をするのか見ものです。

「違約金を下げる代わりに値引きもしない」というのはつまらないので、とんちが利いた新システムでも出してくれたほうがいっそ面白いでしょうか。


by ke-onblog | 2019-06-08 14:11 | スマホニュース | Comments(7)
2019年5月30日に実施された「モバイル研究会・消費者保護WG合同会合」に関する会議資料が総務省のサイトで閲覧できるようになっています。

公開されている内容は「ヒアリング/各キャリアの意見・考え方」なので、それぞれ決定された事項・確定した今後の方針というわけではないのですが、各通信会社が現状の携帯販売・これからの携帯販売に対してどんなことを考えているのかを知ることが出来る、なかなか興味深い資料です。
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会議ではドコモ、au、ソフトバンク、UQモバイル、楽天モバイル、IIJmio、mineoなどの主要MNO/MVNOが参加しています。

主なヒアリング内容は、

・「契約継続を前提とした利益提供を禁止すること」
・「継続契約を前提としない利益提供の上限/例外」
・「キャリアと代理店の利益提供関係について」
・「割引/キャッシュバック/ポイント還元など禁止すべきこと」
・「行き過ぎた囲い込みについて」
・「還元・値引きの”抜け道的手法”について」

など、一般ユーザーにとっても直接的に関係する内容・踏み込んだ内容を含んでおり、良くも悪くも携帯市場に大きな影響を与える項目に対する各社の考え方を知ることが出来ます。

すべての項目をここで紹介することはしませんが、個人的に気になったのは、
端末メーカから安価で仕入れて端末価格を安く設定し、後にメーカ に対してキャッシュバックを行うという手法も想定されるが、どう考えるか
といった、”表面上には現れない形で携帯端末を安く仕入れ、安く売る” という点に関する各社の方針です。

安く売る=ユーザーにとっては良いこと、のようにも取れますが、これが行き過ぎると分離プラン・料金値下げが機能しないこともありえるので、良いことばかりではありません(不平等なままでもいいじゃない、という考えは別として)。

極端な話だと、本来仕入れに3万円が掛かるスマホがあるとして「端末値引きは3万円まで」というルールが新たに作られた場合

・メーカーから3万円で仕入れる→6万円を定価にして、3万円で売る ○
(値引き上限は超えていない)
・メーカーから3万円で仕入れる→6万円を定価にして、2万円で売る ×
(値引き上限を超えている)
・メーカーから2万円で仕入れる→5万円を定価にして、2万円で売る ○
(メーカーにはあとで1万円返す。”値引き上限”は超えていない)

となってしまい、端末値引きの上限設定ルールが無意味なものになります。ユーザーからは「本来6万円のスマホが”値引き上限3万円”を超えて2万円で買える」というメリットがあるように見えますが、行き過ぎた還元を抑止するために作ったルールが機能しないことでメーカーへの還元原資は基本料金の徴収に転嫁され、基本料金を下げることには繋がらず、結局これまでの不平等な還元・値引きが継続するだけになってしまいます(メーカーにはあとからお金を返すので、独占禁止法・優越的地位の濫用には当たらない?という手法)。

このようなヒアリングに対して、各社は以下のような回答をしています。

ドコモの場合は「割引上限を一定金額に固定(回線契約から想定される利益からの還元)」することを提案しています。
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ドコモの意見では「すべての割引が改正法によって規制されるわけではないのなら、結局また過度な端末割引競争になってしまう」というものです。回線契約の継続を条件とする場合にも、そうでない場合にも条件を付けないと意味がない(抜け道的手法が実施されるだけだから)と考えいるようです。

実際ドコモではこの6月1日から始まった新プランでは、新規・機種変更・MNPで機種割引に差をつけておらず(端末の直接値引き自体が無いから)、MNP獲得はかなり減りそうな大きな改変を行いました。

ドコモの新料金プラン・分離プラン導入でユーザーおよび現場がどのように反応するのか、非常に興味深いです。

KDDI(au)の場合は、「現行ガイドラインの運用通り」を望んでいるようです。
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KDDIの考え方では、割引について特定の制限・規定を設けてしまった場合には柔軟な対応が難しくなるため、廉価モデルや上位モデル・旧型モデルなどの販売状況に応じた割引が出来るようにすべきだ、としています。法改正で代理店独自のキャッシュバック施策が規律されてしまうと実質的に規制強化になる、と危惧しているようです。つまり、法改正後は代理店だけでやっている今のようなキャッシュバックや0円バラマキが出来なくなるぞ、ということのようです。
メーカに対するキャッシュバックを行うという手法含め様々な事業モデルが考えられ、一概に否定されるものではないと考えます
としており、厳しい制限は望まず、抜け道は残しておいて欲しいという考えのようです。

ソフトバンクの場合は、「やるなら中途半端はやめて、明確に規定・抜け道対策をすべき」(規制強化には基本的に反対)というものです。

SBが示した資料からは総務省が中途半端なルールを作っても意味がないぞ、と釘を差しているようにも感じられます。
「通信役務の一定期間の継続利用を条件としない場合」に禁止される「利益提供」(「利益提供の上限」)については、明確な基準を要望

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SBが示した”抜け道”は 以下の3つ。

・端末メーカーを使った購入者への還元
・調達価格を下げて、安く売る
(ヒアリング項目の例)
・SIM契約と端末販売店舗を分けて、実質的端末購入補助をする

1つ目の還元は、すでに某メーカーが似たようなことをやっていますね(回線契約不要なSIMフリー版も対象ですけど)。あれを「キャリアから契約をして買った場合に還元を上乗せ」して、その原資をキャリアが提供すれば抜け道の出来上がりです。

厳しすぎる制限はユーザーにとってもキャリアにとってもメリットは無く、状況に応じた対応が出来る余地を残すことを望んでいるようです。

楽天モバイルの場合も「過度な還元を禁止し、やるなら上限を設けて規制」を望んでいるようです。
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楽天モバイルの場合は、囲い込み対策としての定期契約・MNP転出手数料・SIMロックに関わる制限を無くすべきと提案しています。
一切の契約期間の拘束、違約金の設定は禁止
回線契約を前提にした値引きだけでなく、囲い込みのための契約期間拘束も止めてしまってはどうか、と。これから参戦する楽天としてはより自由にユーザーが動きやすい市場・ルールを作って欲しいというのは、2019年10月からMNO(自社回線)を始める楽天にとっては切実なのでしょう。

その他MVNO系で興味深い意見としては、mineoの運営会社オプテージ(ケイ・オプティコムから発足した新会社)では、
スマートフォンに加え、タブレット等、電気通信事業者が一般消費者向けに取扱う移動端末設備で、新品だけでなく中古品・CPO品も対象としてはどうかと考えます。
という意見を出しています。大手キャリアでは一般的に新品の製品しか扱っていませんが(ソフトバンクはアウトレット品も売ってますけど)、中古端末への制限もある程度はやるべき、と。ゲオ等で大きな値引きをやっている○CNへの牽制でしょうか。

上記は私が気になった部分だけを一部ピックアップしたものです。より細かい各社の考えは総務省でPDFファイルの資料を誰でも見ることが出来ますので、興味のある方は読んでみましょう。


個人的な資料を読んだ印象としては、各社現状に対する不満がそれなりにあり、かつ「あまり余計なことしてくれるな」という、至極まっとうな回答がされているように感じましたが・・・

このヒアリング会議自体は特にどうということはないのですけれど、この会議を受けて的はずれな法改正・ガイドラインが作られてしまわないかだけが心配です。

法改正・ガイドライン施行に向けて現場にも影響が今後出てくるはずですから、何か変化があったときには「あのときの提案・回答が良い方法/悪い方向/変な方向に取り入れられている・・・」なんて感じる日が来るかもしれませんね。


by ke-onblog | 2019-06-03 08:59 | スマホニュース | Comments(4)
自分用のメモに。

2019年5月21日発表、同5月24日から発売予定だったファーウェイのP30, P30 lite(Premium)について、本来取り扱うはずだった事業者・ショップが販売の延期・受付停止をアナウンスしています。

今回のトラブルの原因は端末の生産・在庫に関わるものではないため、物自体はたぶん各社すでに仕入れ済みだと思われ、現時点では「各社の判断で販売を止めている」という感じです。

P30シリーズをいまの状況で売る・買うことが正しいかどうかはひとまず置いといて・・・各社の対応状況をまとめておきます。
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× IImio:発売延期・予約停止(5/23)
× イオンモバイル:販売延期・予約停止(5/23)
× エキサイトモバイル:販売延期・予約停止(5/23)
▲ QTモバイル:アナウンス無し (5/23時点で取扱・販売の告知自体無し)
× goo SimSeller (OCNモバイルONE):発売延期・予約停止(5/22)
× DMM mobile:発売延期・予約停止(5/23)
○ 「ニフモ」 5/23 夜時点で予約継続中
▲ Fiimo:アナウンス無し (5/23時点で取扱・販売の告知自体無し)
× mineo:発売延期・予約停止(5/23)
× LINEモバイル:発売延期・予約停止(5/23)
× LinksMate:発売延期・予約停止(5/23)

以上、ニフモだけウェブ予約が可能な状況です(「発売日以降お届け」とだけ表示されているので、予約を止めないだけですぐ買えるかどうかは解りません)。

ちなみにMNO(ドコモ P30 Pro HW-02L, au P30 lite Premium HWV33, ワイモバイル/UQ mobile P30 lite)もすべて販売延期・予約受付停止状態です。

続いて、家電量販店系のオンライン販売分について。

▲ エディオンオンラインショップ:取り扱いなし
▲ ケーズデンキオンラインショップ:取り扱いなし
○ ジョーシンウェブショップ:受付継続中
▲ ノジマオンライン:取り扱いなし
○ ビックカメラ:受付継続中
▲ ヤマダウェブコム:取り扱いなし
○ ヨドバシ:受付継続中

*それぞれ5/23時点のウェブ販売状況。店頭での取扱状況は異なる可能性があるため、各自でお問い合わせください。

続いてEコマースの販売状況について。

× amazon:在庫なし表示 (5/22)
× ひかりTVショッピング:在庫なし表示 (5/22)
▲ NTT-Xストア:販売なし(5/23)
▲ caravanYu:販売なし(5/23)
○ e-TREND:受付継続中 (5/23)
▲ マイナビストア:販売なし(5/23)
▲ Rakutenブックス:販売なし(5/23)
○ murauchi.co.:受付継続中 (5/23)
○ ファーウェイ楽天市場店(公式):受付継続中(5/23)

ネット系ストアでは多くは取扱停止・販売なし(検索しても出てこない)のですが、受付を継続しているストアもあり。

すでに予約・注文済みの場合でもキャンセルされる場合、購入後にGoogleサービスが使えないことを理由にキャンセルすることが出来ない可能性も残っているため、各自の判断でどうぞ。

すべて5月23日時点で私がチェックした範囲の状況です。販売状況が変わる可能性がありますので、在庫を探している方は各自で最新情報をチェックしてください。

海外で使うから日本モデルじゃなくてもいい、というのなら海外から輸入することも可能です。


P30 lite(RAM6GB版):33,300円~
P30 (RAM8GB+ROM128GB):71,400円~
P30 Pro (RAM 8GB+ROM256GB):112,300円~



by ke-onblog | 2019-05-23 21:34 | スマホニュース | Comments(12)
今後の早期挽回があれば良いのですが・・・
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先日から大きく報道されている通り、ファーウェイがアメリカ企業との取引停止措置になった影響を受け、今日5月22日は国内でのファーウェイ新製品取扱に対して一斉に各社がアナウンスを出しました。

・au- au HWV33
・OCNモバイルONE アナウンスはないが、在庫なし表示

5月23日時点でさらに延期アナウンスが続々と。

・IIJmio-P30, P30 lite, Mediapad M5 lite発売延期
・mineo - 同上
・エキサイトモバイル - 23時14時で販売終了告知

各社、「中止」ではなく「延期/停止」という表現を使ってるように、まだファーウェイのP30シリーズの発売を取りやめたというわけではありません。

ニュースで報道されているように、ファーウェイの既存端末であればとりあえず今後のサポートが続く見込みであるため販売は継続しているようですが、先日の日記でも書いたように”既存”にどこまでのモデルが含まれるのかという問題があり、おそらく各社ユーザーや関係者から問い合わせが殺到・Googleや関連各所に問い合わせても明確な(利用者を安心させるための)回答がすぐには得られないことから、リスク回避の意味で発売延期をせざるを得ない状況になったのでしょう。

キャリアの場合は当然販売した端末に対してある程度のサポートが求められますから、状況を鑑みれば妥当な判断かな?とも思います。無理をして売ってしまった後で「やっぱりGoogleサービスがそのうち使えなくなる・OSアップデート提供は全く出来ない」なんてことになったら取り返しが付かない大炎上になっちゃうかもですし。

回線とのセット販売の場合には更新月・機種変更のタイミング、キャンペーンの適用期間などの問題もあり、いつ発売されるか判らない状態で待たせ続けることもまた宜しくないという判断でしょう。

OCNモバイルONEでは端末セットが5000円引きになるクイズ企画もやっていましたが・・・早期再開されなければ頑張って考えた努力も水の泡です。

一方、全責任がファーウェイ自体にいくSIMフリーモデルならどうだろう?と思っていたのですが、2019年5月22日22時25分の時点で、一部ショップで取扱を止めたっぽい動きも。

・アマゾン → P30 , P30 lite 予約受付停止(在庫切れ表示)
・ひかりTVショッピング →P30 , P30 lite 全品在庫切れ表示
・ビックカメラ → 受付継続中
・ヨドバシ → 受付継続中
・ジョーシン → 受付継続中

ショップ系はあくまで「在庫切れ」なので、もしかしたらキャリアが一斉に取扱延期連絡をしたので、SIMフリー版に注文が殺到して在庫切れになっているだけという可能性もありますが・・・全カラー/全モデルが一斉に在庫切れになるのはやはりちょっと不自然なような...

各社の取扱延期は今日5月22日の1日で状況が動いたところなので、今受け付けているショップ・サービスも明日以降、実際の発売・商品の発送までたどり着かずに延期・キャンセル連絡があるかもしれません。すでに注文してしまった方は注文後の対応に気をつけてください。

特にひかりTVショッピングではP30, P30 lite発売に合わせた大きなキャンペーンを打っていますが、あれも商品出荷日に規定がありましたから、中止せざるを得ない状況になったと考えられます。

キャンペーン狙いですでにOCNの回線も申し込んでしまった方は、十分に注意して下さい。

Googe, Huawei, 米国政府それぞれの方針がまだ完全に確定していない状態で揺れている印象があります。ファーウェイが「サポートする、安心しろ」と言ったところで、すぐに国内キャリアや取扱店がP30 liteの販売再開が出来るようなものでもなさそうで・・・発売は結構ずれ込むかもしれませんね。でなければこんな土壇場で予約受付停止・発売日延期なんてしないでしょうし。

既存機種の場合にも今後OSアップデートが提供されないかもしれないという話もあるので、過剰反応をする必要はないのかな?と思いつつも、リスク回避のために様子見しておくのが無難なのかな・・・という感じです。

今年の夏モデルではP30 Pro, P30 liteともにかなり期待していたユーザーも多いはずです。

完全にファーウェイのモバイル事業が廃れてしまうような事態にはならずとも、2019年夏商戦でファーウェイが不在となるのなら、他社はここで頑張るべきかもですね。

ZenFone6を今、このタイミングで日本発売を発表できればインパクトがありそうですけれど・・・。

ファーウェイとASUSの続報に注目です。



by ke-onblog | 2019-05-22 22:53 | スマホニュース | Comments(0)
今後の展開次第で影響の範囲が洒落にならないことになりそうなので、とても気になっています。

2019年5月下旬時点で、国籍企業の商取引禁止リストにHuaweiが追加されたことに起因し、GoogleがHuaweiのスマホやタブレット端末へのサービス提供停止・中断が大きな話題となっています。

トラブルの原因はアメリカでのゴタゴタによるものですが、その影響は日本(ファーウェイの日本法人)も含まれます。

ファーウェイのスマホは日本でも数多くの端末が出回っており、今季もドコモ・au・ソフトバンク(ワイモバイル)の3キャリアそれぞれがファーウェイの新端末を投入予定です。

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この問題に対して、Googleは5月20日時点で以下のような声明を出しています。


Googleはアメリカ政府に従うとはしているものの、とりあえず既存のファーウェイデバイスに対してはGoogle PlayやProtectのセキュリティサービスを維持するとしています。

すでに発売済み・開発済みの端末であればおそらく問題なくGoogleのサービスが使えるのだろうとは思われますが、今後のアップデート・バージョンアップなど、すべてのGoogleのソフトウェアが影響する提供を保証しているわけでもなさそうな書き方です。

Google Playや関連サービスの利用ができれば一般ユーザーにとって当面の問題はないだろうことも予想されますが、、、既存端末の場合も特にOSのメインアップデートあたりの大きなソフトウェア変更は、ライセンス契約次第で提供されないことも?ありえるのかもしれません。

ファーウェイもさすがにこの状況に対して行動をしないわけではなく、トラブルが解消のために対処はしているようなので、杞憂で終わってくれれば良いですが。

ただ、一時的にでもファーウェイとGoogleの取引が中断される時期が生じる・少し長引くだけでもその影響は出てきそうです。今回の根本的な問題であるファーウェイに関する数々の疑惑が解消されない・認知が広がるだけでも悪影響は免れないでしょう。

Googleが「既存の端末には影響がない」と発表しても、やはり普通の人は「なんだかトラブルになっているらしいから避けよう」と思い込んでしまえば、売上が落ち込む・ショップやメーカーも取扱を控えることが予想されます。

個人的にはファーウェイの既存スマホすらGoogleのサービスが一切使えなくなろうと別メーカーの予備スマホに取り替えるだけなので大した問題にはならないですが、一般の方はなかなかそういうわけにもいかないでしょうし。

メーカーに対する信頼度が落ちれば、白ロム・中古端末への影響も出る可能性があります。

購入時点で既存端末で問題なくサービスが使えても、Googleが(あるいは政府が)方針を変えて既存端末へのサービス提供の範囲を狭めたり・制限を強化しないとも言い切れません。低価格・低スペックモデルならともかく、超ハイエンドモデルの場合は高いコストを支払ってまで不安要素のあるメーカー品に手を出す人は減るかもしれません。

日本国内でもこれだけ大きく報道されていますので、実情がどうあれ影響がすぐにでも出てくる恐れがあります。

すでにニュースが拡散してしまっているので今すぐ手放すのが最善策かどうかは微妙です。明確に相場に影響が出始める前に行動したほうが良いのかも。今は年度末セールシーズンの影響で白ロム相場はあまり良い時期とも言えませんが・・・

ファーウェイの端末が今後提供されなくなる→現行モデルの需要が高まる→価格が上がる、というようなことはまず無いでしょう。原因が原因なので。

Googleサービスが使えないAndroidスマホを欲しがる人は滅多に居ないはず(このブログの読者さんだとGoogle Playが入っていないスマホを買ったことがある方も結構いらっしゃるかもですが(笑)、なので、現在未発表のファーウェイ次世代機種に期待していたユーザーは、動向をしっかりと見てから購入検討をしたほうがよさそうです。


by ke-onblog | 2019-05-21 12:11 | スマホニュース | Comments(5)
ドコモ2019年夏モデルの中で最も高い114,696円のスマホ、Galaxy S10+ Olympic Games Editioin SC-05Lの予約受付が開始されています。

過去にはauがGalaxy S7 edgeのオリンピックモデルを出していましたが、今回はドコモだけです。
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2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックでは、ドコモがゴールドパートナー・Samsungがワールドワイドオリンピックパートナーとしてスポンサーになっているため、これを記念したGalaxy S10+の限定モデルは全世界でドコモだけ、限定10,000台しか生産されないモデルとして2019年7月下旬頃に発売されます。


Galaxy S10+オリンピックモデルは、基本的にはオリジナルのS10+ SC-04Lの性能そのままに、背面に東京オリンピックのロゴ入り本体+同じくロゴ入り「Galaxy Buds(ギャラクシー バッズ)」がセットになったというだけの製品です。

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価格は冒頭にも書いた通り11.5万円もするのですが、オリジナルのS10+に比べて特別に高いわけではなく、通常モデルとの価格差は13,608円(8%税込基準)であり、定価1.7万円相当のGalaxy Budsが必ず貰えることを考えると、むしろ安いくらいです(通常モデルのGalaxy S10 SC-03L, S10+ SC-04Lも発売日前に予約してから購入すればGalaxy Budsが無料で貰えるキャンペーンあり)。

ちなみにauから発売されたGalaxy S7 edgeのオリンピックモデル販売価格は当時の定価で12万円、台数は2016台とさらに少なかったのですが、この3年間でスペックだけでなく大画面スマホに対するユーザーの意識・需要も変わってきていますので、限定数が5倍に増えたことは順当なところなのでしょう。

ドコモでは過去にもさまざまな限定モデルのスマートフォン・携帯機種を販売してきたものの、それぞれイマイチ人気が出ずに在庫処分状態になってしまったモデルも多数ありました。

しかしながら今回は上記の通り、通常モデル比べて割高なわけではない+夏モデルとして最高峰のスペック(SDM855+RAM8GB+ROM 128GB+メイントリプルカメラ/フロントデュアルカメラ)+販売数量少なめ+オンライン販売なので誰でも事務手数料無料で買える+東京開催という記念品としての価値があるため、人気が出そうな雰囲気があります。
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Galaxy S10+ SC-05Lのスペック・機能は最高峰です。夏新機種でも4モデルしか対応していない最大受信1576Mbpsの最速仕様になっています。

一方、売れ残りそうな要因としては新料金プランに切り替わったあとの販売であるため従来の月サポ・端末購入サポートのような補助がなく、今までの”実質価格”的な考え方が浸透しているユーザーには高い負担に感じられる点、主流サイズより一回り大きい6.4インチがベースであること(従来モデルでもS+より無印のSシリーズのほうが一般的には需要が高い)、Galaxy S10/S10+の通常モデルより発売が遅いこと(予約購入すればGalaxy Budsも無料で貰える)、などが挙げられます。

特にGalaxy S10+自体に魅力を感じるようなハイエンド志向のユーザーが、ただロゴが入っているというだけのモデルを2ヶ月待って買うかどうか・・・と考えてしまうと、1万台という台数が多いのか少ないのか、良く分からなくなってきます。少なくとも2019年春に12.5万円→648円に値下げすることでようやく在庫がなくなったLGのスマホよりは人気が出るとは予想しているのですが...

海外で開催される大会のモデルよりは、日本開催の記念モデルをコレクション用として欲しいというユーザーは多そうなので、そのあたりの需要がどれくらいあるのか次第でしょうか。

Galaxy S10+ Olympic Games Edition SC-05Lの予約は一人1台限り(機種変は1回線につき1台)のみです。店頭予約受付は実施されず、ウェブ予約のみで購入可能となります。

2019年夏モデルはXperia1やAQUOS R3といったハイスペック機種、ミドルスペックモデルにもPixel 3aやarrows Be3など注目のモデルもありますので、発売までどの機種を狙うかじっくりと考えておきましょう。


by ke-onblog | 2019-05-18 12:51 | スマホニュース | Comments(3)
2019年の新プランとしてドコモでは月サポ・端末購入サポートが適用されない分離プラン ”ギガホ/ギガライト”の提供開始、auでは分離プランのリニューアル版”新ピタットプラン、フラットプラン7プラス、データMAXプラン”,ソフトバンクでもスマホデビューユーザー向けへの割引を追加するなど、各通信会社が夏商戦に向けて動き始めました。

各社の新しい料金プランについては”たいして安くならない””むしろ高い””どのプランが安くなるのか分かりづらい”といった反響が多く出ているようですが、新商品ラインナップについては各社が時代の流れを読んで、種類が豊富かつ幅広いユーザー層をカバーできるように、ハイエンドだけでなく価格を抑えたミドルスペックモデルにも力を入れている様子が感じられました。
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私も早速各社の夏モデル実機のタッチ&トライ・展示チェックに行ってきました。

ハイスペックモデルに関しては先日アンケートを実施させていただいたように、ほとんどのモデルは先に海外で発表・発売もされているモデルもあり、日本のキャリアから発表されたところで特に驚きはありませんでした。むしろ仕様変更などにより若干残念に感じるモデルすらあります。

一方、ミドルスペックモデルに関しては各社の企業努力の結果・時代の進歩に応じてかつての高性能スマホにしか搭載されなかった機能や特徴を、価格を抑えつつも踏襲したモデルが多数登場しており、競争が激化しているように感じます。

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今季のモデルで最も注目が集まっているのは、やはりPIxel 3a,3a XLでしょう。前年に続きSIMフリーモデルだけでなくソフトバンク・ドコモでの取扱も確定しました(ドコモではXLなし)。

Pixel 3aはSIMフリー版で約5万円なのでまだ”低価格モデル”と言える水準ではなく、グーグル的には”プレミアムエントリーモデル”と表現されるオリジナルのPixel 3からところどころスペック・仕様を廉価にした機種であり、機能・性能面で多くのユーザーが満足できるポイントを残した端末となります。

auが発表したGalaxy A30は、ハイエンドのGalaxy S10, S10+に比べてしまうとやはり面白みやユニークさには欠けますが、さり気なく防水・おサイフケータイ機能にも対応しています。RAM 4GB & ROM 64GBという仕様も、昨今では格安スマホ帯でも標準的なレベルとなっているという印象もありますけれど、ちゃんと国内向けカスタマイズありでも3万円台に収めているのはすごいです。一昔なら海外で2-3万円のスマホも日本に来たら4-5万円くらいまで値上がってしまうこともありましたし。

また、このGalaxy A30はUQモバイルでの扱いも確定したので、白ロムの値下がりが今からちょっと楽しみです(ΦωΦ)フフフ…

UQつながりでHuawei P30 lite (auモデルではROM 128GBのPremium )が、ワイモバイルと合わせてサブキャリアでの人気を集めそうですね。PのliteシリーズはP9 lite,P10 lite, P20 liteと、本当に安定したヒットを続けているのはすごいです。

そして今日ドコモから発表された、ソニーの隠し玉ミドルスペック・コンパクトモデルのXperia Ace SO-02L。全体的な人気度で言えばXperia 1なのでしょうけれど、日記のタイトルにも書いたように分離プランを見越したお手頃価格のXperiaをこのタイミングでの投入です。
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質感は少し前のXperiaコンパクトモデルに近く、スペックもSDM630なので”若干古臭く価格相応”といってしまえばそれまでなのかもですが、時代が求めているものはこういう機種だ!と感じたかたもいらっしゃるのではないでしょうか。

現行モデルのXperia XZ2 Compactがこのデザイン・サイズだったなら昨年もっとヒットしたのでは?と思わなくもないですね。

さらにドコモでは本来ならdocomo withの対象になったであろうarrowsの新機種から「arrows Be3」、LGも第二世代となる「LG Style2」を出しました。


どちらの機種も2018年モデルから1年でのリニューアルとなるわけですけれど、ミドルスペック帯ながら一気に流行のデザインやスペックへグレードアップをしており、安くてもほどほどに楽しめる・古臭くないスマホラインナップを取り揃えています。

特に私がびっくりしたのは、arrows Be3ですね~。他社の流行モデルに似ている点を除けば(苦笑)、富士通がこんなのを(やっと)作ったのか!と感じました。
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去年のarrows Be F-04Kも十分人気が出ていたように思うのですが、デザインは「割れない・頑丈」を優先した影響で若干流行からは取り残された形状になっていたようにも感じたものの、arrows 3は縦長ディスプレイ・有機EL・背面指紋認証に移動しつつ、従来どおりタフなMIL規格・横にも動けるようになった進化版Exliderが搭載されています。

中身はSDM450なのでやはりハイエンドモデルとは別種ながら、ゲームをしない人・大人向けスマホとしても一気にターゲット層が広がりそうに思われました。今年の富士通はかなり本気で流行を狙っているとのことですし。

細かい個別機種の実際の雰囲気やレビューはまた後日どこかで書こうかと思いますが、新端末はドコモの全12種・auが9種、ソフトバンク・ワイモバや各社MVNO向けのSIMフリーモデルなど、料金プランによる混乱はありそうながら機種的な魅力は昨年以上のものがありそうですので、新機種の実際の発売・格安で白ロムが出回る日が楽しみな展開にはなりそうです。



by ke-onblog | 2019-05-16 14:09 | スマホニュース | Comments(11)